2012年11月12日

[JR東日本]中央線に「速達性と着席サービス」。ピーク対策から日中の利便性強化へシフト。新たな経営構想発表

 JR東日本は2012年10月、発足以来5回目となる経営構想「グループ経営構想X(ファイブ)〜限りなき前進〜」を発表した。今後、2020年頃までの社会の変化を見据えた上で、経営の基本的方向性をまとめたという。
 「東京圏のネットワークの充実」とした項目では、今後の人口動向をふまえて、ピーク時間帯の輸送力増強から、データイムの利便性向上、着席サービス・直通サービスの強化に、重点を移すと宣言。
 首都圏各線を主に「南北軸」「東西軸」「東京メガループ」に分けて、その中で「東西軸」として、「速達性や着席サービスに対するニーズの高い中央線等について、着実なサービス改善をめざす」としている。図の上では総武線も含めて「東西軸」と書かれているが、総武線については不明だ。
 また「南北軸」としては、2014年度予定の東北縦貫線開業を挙げている。ここでは、「常磐線をはじめ、宇都宮線や高崎線の東京駅及び東海道線方面への乗入れを実現」としている。路線名の順番がこれまでの「宇都宮・高崎・常磐各線」から、常磐線が先頭になった点が若干気になる。
 「東京メガループ」(武蔵野・京葉・南武・横浜各線) については、他線区との直通運転の強化やデータイムの利便性向上などが引き続き掲げられている。
 ここから私見。メガループ各線の改善の歩幅を見ると、構想としてまずあがった中央線が、実際にサービス改善されるのはそれなりに先だと思われますが、大きな柱として上がった以上、将来が楽しみですね。個人的には、せっかく「東西軸」ということであれば、現在緩行線のみとなっている中央線と総武線の直通列車の速達化もお願いしたいところですが、現実的には難しいでしょうね。

<公式資料>
http://www.jreast.co.jp/investor/everonward/index.html

 なお、「議論シリーズ:中央線はなぜ「遅い」のか」で、akiさんが紹介してくださった資料について記事にしました。記事化についてもご提案していただいたakiさん、ありがとうございました。
posted by Uchio at 22:29 | Comment(29) | TrackBack(0) | ニュース はてなブックマーク - [JR東日本]中央線に「速達性と着席サービス」。ピーク対策から日中の利便性強化へシフト。新たな経営構想発表 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする