2013年03月12日

[西武]TOB中の米国投資ファンド、多摩川線、秩父線、山口線の廃止を提案

 報道各社によると、アメリカの投資ファンド「サーベラス」が、西武鉄道を傘下に持つ西武ホールディングス株の公開買い付け(TOB)に踏み切った。サーベラスは、すでに32%超の株式を保有し、TOBで3分の1を超える株式の確保を目指すという。
 毎日新聞によると、サーベラスはこれまで、西武の経営陣に対して、企業価値向上の具体策として、西武山口線、秩父線、多摩川線の廃止や、特急レッドアローの料金値上げなどを要求。現・経営陣はこれを拒んだというが、サーベラスは株式の買い増しによって影響力が大きくなるものとみられる。
 ここから私見。サーベラスの最終目的は、東証への再上場のときに高い値付けをさせるためで、そのためのリストラを迫っているわけですが、赤字路線の廃止まで提案しているとは驚きました。鉄道会社の株式を取得し、赤字路線を切り捨てさせて、利益を上げ高く売り抜けるという悪魔のようなビジネスモデルですね。日本の公共交通の運営会社はどこも、ごく一部の黒字路線(または別のビジネス)の収益で、残り大半の路線の赤字を埋めている状態で、規制緩和で路線の廃止手続きが簡便化されてからも、あまり変わらずに維持されています。西武に限らず、どこの鉄道会社もこうしたビジネスの対象となり得るのが怖いところです。たとえば、JR東日本の経営を握り、東北地方の路線を全廃すれば、さぞかし株価は上がるでしょうね。

http://mainichi.jp/select/news/20130312k0000m020087000c.html

この情報は、おさんぽPANDAさんからいただきました。ありがとうございました。
タグ:西武
posted by Uchio at 10:19 | Comment(126) | TrackBack(1) | ニュース はてなブックマーク - [西武]TOB中の米国投資ファンド、多摩川線、秩父線、山口線の廃止を提案 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする