2014年10月31日

[JR東日本]上野東京ライン、実際の運行本数を予想する。報道各社が報じた「リリースにない内容」とは

 2015年3月に開業する上野東京ライン(東北縦貫線)。前回の記事は、JR東日本のプレスリリースを元に書きましたが、報道各社の記事をみると、記者会見で出たと思われる、リリースにない内容も載っています。
 それを、まとめてみました。

 (1)常磐線の特急の6割程度が品川発着となる(産経新聞)
 (2)東京駅止まりの東海道線は、朝8〜9時はすべて宇都宮線や高崎線へ直通。それ以外の時間帯の直通本数は未定(東京新聞)
 (3)高崎線の特急「草津」「あかぎ」は、これまで通り上野駅発着(東京新聞)
 (4)上野東京ラインは1日約300本。3線の直通本数はいずれも上下合わせて100本。宇都宮線・高崎線は160本中100本、常磐線は400本中100本となる。(日経新聞)
 (5)朝の通勤ピーク時以外の時間帯も(3線で)ほぼ均等になるという(毎日新聞)
 (6)1日当たりの総本数は今後検討していくが、「3路線ともこれまでと遜色のない内容になる」(JR東日本水戸支社)という(茨城新聞)
 (7)宇都宮線、高崎線は、日中はほぼ全列車が上野以南に直通する(朝日新聞)
 (8)上野方面へ向かう東海道線は1日を通してほぼ全ての列車が直通運転(TOKYO MXテレビ)

 注目なのは、具体的な本数を報じる(4)の「各線100本ずつ」でしょう。中でも、常磐線の特急が100本に含まれるのかどうかが気になりますが、記事を読む限りにもそうとらえるのが自然ですし、そもそも「上下400本」という数字には、特急が含まれているので、1含まれると考えるのが自然ですよね。で、(1)の記事によると、特急の直通は6割、つまり40〜50本ですから、快速・中電については、残りの50〜60本となります。ラッシュ時にそこそこの本数を確保しようとすると、逆に日中は毎時1本(たとえば特快のみ)ということになるかもしれません。つまり、日中は、宇都宮線3本、高崎線3本、常磐線3本(特急2,中電1)といった感じになりそうです。この通りだとするとと、常磐線側がだいぶ貧弱に見えますね。ただ、(5)の記事は、鉄道記事に関しては飛ばし記事も多い日経なので、割り引いて考えたほうがいいかもしれません。
 他に気になるのは、(7)と(8)です。宇都宮線・高崎線は毎時4本ですが、東海道線は毎時6本です。宇都宮線・高崎線には、上野止まりが残るのが自然でしょうが、真相はどうでしょうか。また.(4)によると、宇都宮線と高崎線の列車は合計200本乗り入れるとのことですが、東海道線の普通・快速で、東京駅を発着する列車は240本あります。この本数差を見ると、朝夕を中心に、東京発着の列車も残りそうにも見えます。いずれにしても(4)が合っているかどうかで判断が変わってきます。
 JR東日本による詳細な発表があったら、このあたりの当たり外れをもう一度確かめるのもいいかもしれません。

(各社の記事は以下です)
http://www.sankei.com/life/news/141030/lif1410300039-n1.html
http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2014103102000126.html
http://www.asahi.com/articles/ASGBZ5HP3GBZUTNB00Z.html
http://www.nikkei.com/article/DGXLASDZ30HJE_Q4A031C1TJ1000/
http://mainichi.jp/area/ibaraki/news/20141031ddlk08020148000c.html
http://ibarakinews.jp/news/newsdetail.php?f_jun=14146752312147
http://s.mxtv.jp/mxnews/kiji.php?date=201410306
posted by Uchio at 23:39 | Comment(57) | TrackBack(0) | ニュース はてなブックマーク - [JR東日本]上野東京ライン、実際の運行本数を予想する。報道各社が報じた「リリースにない内容」とは | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

[JR東日本]上り8時台は宇都宮・高崎・常磐の各線が5本ずつ。常磐線は品川まで乗り入れ。上野東京ラインの運行概要発表

 JR東日本は、2015年3月14日に開業予定の上野東京ライン(東北縦貫線)のダイヤについて、概要を発表した。
 上野東京ラインの開業後は、宇都宮線、高崎線は、東海道線と相互直通運転を行う。常磐線は品川まで乗り入れる。平日朝8時台に東京駅に到着する上り列車は15本で、この3線で5本ずつ分け合う形となる。
 ラッシュ時の15本という本数は、毎日新聞が2013年に報じた通り。その記事では、開業翌年以降は20本に増えるとしている。
 焦点となっていた常磐線の中電・快速の乗り入れは、日中は土浦方面からの中電の一部が品川発着になり、朝夕のラッシュ時および夜間は、取手以南の快速の一部が品川発着になる。また、早朝の直通はない。常磐線特急については、日中の全列車と、夕方以降の一部の列車が品川発着になる。
(常磐線の特急の新料金体系については、別記事にします)
ここから私見。本数や利用者数でいえば、宇都宮:高崎:常磐がほぼ1:1:2なので、それと比べると1:1:1というのは、若干意外でした。ただ、誘致合戦に辟易していた(であろう)JRとしては、まず初年度は平等に振りつつ、あとは利用者数に応じて調整するということかもしれませんね。

(JR東日本のリリース)
http://www.jreast.co.jp/press/2014/20141022.pdf

この情報は、Eurostarさん他の方からいただきました。ありがとうございました。
posted by Uchio at 00:13 | Comment(107) | TrackBack(1) | ニュース はてなブックマーク - [JR東日本]上り8時台は宇都宮・高崎・常磐の各線が5本ずつ。常磐線は品川まで乗り入れ。上野東京ラインの運行概要発表 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする