2015年06月25日

[横浜市営地下鉄]上永谷で緩急接続。ブルーラインの「快速」運転開始ダイヤ、詳細を発表。ダイヤ改正は7/18

 横浜市交通局は、横浜市営地下鉄ブルーラインの「快速」運転開始ダイヤの詳細を発表した。ダイヤ改正日は、2015年7月18日となる。
 日中には、快速が毎時2本増える分、やはり現行の各駅停車(全線で毎時8本)の一部は区間短縮される。各駅停車は、毎時2本があざみ野−踊場間、同じく毎時2本が新羽−湘南台間の運転となる。
 新羽発着の区間列車は、新羽で快速と連絡する。踊場発着の区間列車は、両方向とも上永谷で快速と緩急接続する。快速は、新羽−戸塚間で、各駅停車より8分ほど速く走る。
 なお、快速の停車駅などについては、2月に既報の通りで、戸塚以西の各駅、上永谷、上大岡、関内、桜木町、横浜、新横浜、新羽以北の各駅だ(快速運転以外の変更点についても、当時の記事を参照)。

(横浜市交通局)
http://www.city.yokohama.lg.jp/koutuu/kigyo/newstopics/2014/topics/20150512094418.html

この情報は、そにっくさんからいただきました。ありがとうございました。
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2015年06月22日

[東京都中央区]銀座−有明の地下鉄新線、区の需要予測では15年で累積赤字解消

 東京都中央区は、銀座と有明を結ぶ地下鉄新線の事業計画について検討調査報告書を明らかにした。中央区は、2014年度に予算を取って計画の実現性について調査を始めていた(リンク先は過去記事)
 調査の前提となっている新線計画は、中央区銀座付近と江東区有明のりんかい線国際展示場駅付近を結ぶ4・8キロ。中間駅は3駅で、全区間を9分で結び、ピーク時は毎時15本、日中は毎時8本運転する。
 事業費は、5両編成の場合は1625億円。10両編成に対応させる場合は1995億円となる(運行の想定は5両編成)。なお、この中に駅出入口の建設に必要な用地費用は含まれていない。都市鉄道整備事業費補助を想定し、建設費の5割強は国と地方からの補助金を使う。
 運賃は、りんかい線並みを想定(りんかい線は初乗り210円、3キロ以上は270円)。2025年に開業とした場合の需要予測では、5両の場合は15年、10両の場合も19年で累積赤字が解消されるという。
 なお、東京都が、新橋・銀座と臨海部を結ぶBRTについて導入を検討しているが、この報告書ではその存在は無視されている。
 ここから私見。15年で累積赤字解消ってのは、ほかの新線計画ではめったに見られないものですね。しかも、「りんかい線」並みという強気の運賃です。中間駅3駅の位置ははっきり明示されてませんが、報告書の文脈から推測すると、築地市場跡地、豊海・晴海、豊洲新市場あたりでしょうか。
 ただ、建設費だけで800億円近い税金が投入される前提の計画ですので、あえて辛口で書かせていただきますが、必要性は微妙に思います。沿線の各地区にはすでに既存の鉄道が通っており、これができたとしても「劇的によくなる点」がなかなか見いだせません。もちろん、晴海や新市場周辺など、ごく一部のエリアでは便利になるのでしょうが、1000億円も税金を投入してそれだけ?という気もします。ビッグサイトについても、正門前に駅がある「ゆりかもめ」が新橋から22分で、こちらは正門から遠い国際展示場駅の(おそらく)りんかい線よりも深い地下駅ですからね。
 そもそも、銀座は乗り換えターミナルとしては魅力に欠けますね。有楽町に近ければ別でしょうが、報告書見るとそういうイメージでもないようです。環状2号線のBRTは、新橋やその先にも行けて、所要時間次第ではこちらのほうが便利かもしれません。

(中央区ウェブサイト)
http://www.city.chuo.lg.jp/kankyo/keikaku/tikatetukentou.html

この情報は、くろださんよりいただきました。ありがとうございました。
posted by Uchio at 19:30 | Comment(71) | TrackBack(0) | ニュース はてなブックマーク - [東京都中央区]銀座−有明の地下鉄新線、区の需要予測では15年で累積赤字解消 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする