小田急電鉄は2016年3月に実施予定のダイヤ改正で、特急ロマンスカーを新たに海老名と伊勢原にも停車させると発表した。
海老名は日中に1時間に1本程度。停車の理由として、小田急含めて3路線の結節点であることと、小田急グループによる駅周辺の開発が控えていることを挙げている。
伊勢原は、海老名に比べると頻度が低めで、午前中の下りと午後の上りの数本としている。国際観光地としての大山へのアクセス向上を挙げている。
詳細は、今年12月に発表予定のダイヤ改正のリリースにて明らかにするという。
http://www.odakyu.jp/program/info/data.info/8315_0166824_.pdf
この情報は、KOYAさんからいただきました。ありがとうございました。
2015年08月29日
2015年08月27日
[京王]またも抜本的改革。特急の大半が、笹塚、千歳烏山停車の新「準特急」に。区急は仙川停車。9/25にダイヤ改正
(追記)8/27 23:00「私見」を追加しました。
京王電鉄は2015年9月25日、京王線のダイヤ改正をすると発表した。停車駅変更を伴う日中のパターン変更や、始電繰り上げ、終電繰り下げもある本格的な改正で、2013年2月に「抜本的」と表現された改正に匹敵する改革となりそうだ。
まず準特急が、平日にも本格的な復活を果たす。笹塚、千歳烏山にも新たに停車し、日中は毎時6本運転される。現在は、特急が平日毎時9本走っているが、リリースから想像するに、橋本、京王八王子系統の各3本は準特急化されるようだ。一方、土休日は橋本系統がさらに準特急化される。平日、土休日ともに毎時3本は特急が残る計算になるが、リリースからは読み取れない。
また、区間急行が仙川にも停車するようになる。区間急行は改正後も基本的には都営新宿線直通だが、新宿線内は基本的に普通になるようだ。さらに、現行日中ダイヤでは新宿発着の快速が、新たに都営新宿線直通(同線内各停)となる。
日中には、高尾山口発着の各停の「一部」が、高幡不動発着に短縮され、代わりに高幡不動−高尾山口間に6両編成の区間列車が運転されるという。
早朝には、特急と準特急を合計5本増発する。特に、京王八王子4:42発の特急が新設され、始電での新宿到着が20分以上早まる。相模原線各駅と、北野−調布間の各駅は、この特急に接続する列車が運行されるという。
深夜は、新宿0:33発特急京王八王子ゆき、0:34発各停調布ゆきがそれぞれ新設される。京王八王子への終電は19分繰り下がる。
ここから私見。現行の特急毎時9本化は、京王らしい野心的な思い切りだなと思いましたが、そこから一気に毎時3本(それ以下の可能性も?)まで減らすというのは逆にらしくない、というか心配になります。そもそも、現在の特急の停車駅は、3年前までの「準特急」と同じですから、そこにさらに停車駅が加わった新たな「準特急」は、ちょっと前の「急行」とほぼ同じですね。
(ここから追記です:8/27 23:00)コメント欄にいつもご参加ありがとうございます。いくつかのご指摘に考えさせるところがあり追記します。千歳烏山への準特急停車が若干謎だったのですが、ダメトレーダーさんのご指摘を見て、待避パターンが全く変わるかもしれないと思い立ちました。
各停は現行では、特急系を桜上水、つつじヶ丘、府中で待避していますが、これを八幡山、調布、府中に変えるのではないかと。そうすると、下りは千歳烏山で準特急を降りると、すぐ後続の普通に乗り換えられ、上りはその逆になります。調布での緩急接続も含めて、仙川−東府中間の特急通過駅がだいぶ便利になります。一方、区急・快速は、空いたつつじヶ丘で特急・準特急の待避をすることができます。調布での急急接続はなくなりますが、下りはすぐ後に、上りはすぐ前に走るので、調布での待ち時間もせいぜい2分程度でしょう。この待避パターンで、千歳烏山通過のままだとすると、柴崎−布田間は緩急接続がなくなり、悲惨なことになってしまいます。
さらにひで99さんのご指摘ですが、京王のリリースでは「ダイヤ改正」とあります。京王は以前より「ダイヤ改定」という言葉を使ってきており、今回の変化がどういったものなのか確かに気になるところです。
http://www.keio.co.jp/news/update/news_release/news_release2015/nr150826_timetable20150925.pdf
この情報は、Lokiさん、Dreamerさん他からいただきました。ありがとうございました。
京王電鉄は2015年9月25日、京王線のダイヤ改正をすると発表した。停車駅変更を伴う日中のパターン変更や、始電繰り上げ、終電繰り下げもある本格的な改正で、2013年2月に「抜本的」と表現された改正に匹敵する改革となりそうだ。
まず準特急が、平日にも本格的な復活を果たす。笹塚、千歳烏山にも新たに停車し、日中は毎時6本運転される。現在は、特急が平日毎時9本走っているが、リリースから想像するに、橋本、京王八王子系統の各3本は準特急化されるようだ。一方、土休日は橋本系統がさらに準特急化される。平日、土休日ともに毎時3本は特急が残る計算になるが、リリースからは読み取れない。
また、区間急行が仙川にも停車するようになる。区間急行は改正後も基本的には都営新宿線直通だが、新宿線内は基本的に普通になるようだ。さらに、現行日中ダイヤでは新宿発着の快速が、新たに都営新宿線直通(同線内各停)となる。
日中には、高尾山口発着の各停の「一部」が、高幡不動発着に短縮され、代わりに高幡不動−高尾山口間に6両編成の区間列車が運転されるという。
早朝には、特急と準特急を合計5本増発する。特に、京王八王子4:42発の特急が新設され、始電での新宿到着が20分以上早まる。相模原線各駅と、北野−調布間の各駅は、この特急に接続する列車が運行されるという。
深夜は、新宿0:33発特急京王八王子ゆき、0:34発各停調布ゆきがそれぞれ新設される。京王八王子への終電は19分繰り下がる。
ここから私見。現行の特急毎時9本化は、京王らしい野心的な思い切りだなと思いましたが、そこから一気に毎時3本(それ以下の可能性も?)まで減らすというのは逆にらしくない、というか心配になります。そもそも、現在の特急の停車駅は、3年前までの「準特急」と同じですから、そこにさらに停車駅が加わった新たな「準特急」は、ちょっと前の「急行」とほぼ同じですね。
(ここから追記です:8/27 23:00)コメント欄にいつもご参加ありがとうございます。いくつかのご指摘に考えさせるところがあり追記します。千歳烏山への準特急停車が若干謎だったのですが、ダメトレーダーさんのご指摘を見て、待避パターンが全く変わるかもしれないと思い立ちました。
各停は現行では、特急系を桜上水、つつじヶ丘、府中で待避していますが、これを八幡山、調布、府中に変えるのではないかと。そうすると、下りは千歳烏山で準特急を降りると、すぐ後続の普通に乗り換えられ、上りはその逆になります。調布での緩急接続も含めて、仙川−東府中間の特急通過駅がだいぶ便利になります。一方、区急・快速は、空いたつつじヶ丘で特急・準特急の待避をすることができます。調布での急急接続はなくなりますが、下りはすぐ後に、上りはすぐ前に走るので、調布での待ち時間もせいぜい2分程度でしょう。この待避パターンで、千歳烏山通過のままだとすると、柴崎−布田間は緩急接続がなくなり、悲惨なことになってしまいます。
さらにひで99さんのご指摘ですが、京王のリリースでは「ダイヤ改正」とあります。京王は以前より「ダイヤ改定」という言葉を使ってきており、今回の変化がどういったものなのか確かに気になるところです。
http://www.keio.co.jp/news/update/news_release/news_release2015/nr150826_timetable20150925.pdf
この情報は、Lokiさん、Dreamerさん他からいただきました。ありがとうございました。
タグ:京王
2015年08月13日
[JR北海道]留萌本線の留萌−増毛間廃止へ。小幌、上白滝などの小駅も廃止の方向
JR北海道は、留萌線の留萌−増毛間について、2016年度中の廃止を発表した。また、北海道新聞などによると、JR北海道は乗降客の少ない数十の駅の廃止を検討中で、すでにいくつかの駅について自治体に対して説明を始めているという。
留萌線について、JR北海道のリリースによると、今回廃止を発表した区間は、輸送密度がJR発足時に比べて大幅に低下しており、2013年度の営業収入は700万円ながら経費は1億7千万円かかっているという。
また、北海道新聞によると、小駅の廃止で挙がっているのは、まず「秘境駅」として名高い室蘭線の小幌。10月をめどに廃止する予定だという。また、石北線では、上白滝駅、旧白滝駅、下白滝駅、金華駅を2016年春に廃止するという。全体では数十の駅を廃止する方針というが、それらの駅の具体名についてはまだ北海道新聞も掴んでいないようだ。
ここから私見。昨年7月に、テレ朝で「誰が使うの!?秘境駅」という番組があり、いわゆる秘境駅とされる各駅周辺を飛び込み取材して、利用している人を探すという企画だったのですが、1日に上下1本ずつしか列車が止まらない上白滝駅では、周辺に何軒も家がありながら、みんな車を使っていて鉄道は全く利用していない一方で、車を持たない老夫婦の世帯が1軒あり、時折通院や買い物で使っていること、しかも奥さんが駅がなくならないようにと駅舎を頻繁に掃除していることなどが紹介されていました。1日上下各1本という究極の秘境駅で、未だに鉄道を唯一の頼りにしている人がいることに驚きました。もし駅が廃止されたら、この老夫婦はどうなってしまうのだろうと心配になりますが、JR北海道がこうした(おそらくバスですら採算が取れないような)か細いニーズにもこれまで応えていた(1日1本で応えていることになるかという話は別として)のだという点にも改めて驚き、そしてそれを支えきれなくなっている現状が切ないですね。
(JR北海道)
http://www.jrhokkaido.co.jp/press/2015/150810-2.pdf
(北海道新聞)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150717-00010001-doshin-hok
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150722-00010001-doshin-hok
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150725-00010001-doshin-hok
(朝日新聞)
http://www.asahi.com/articles/ASH8B2Q47H8BIIPE002.html
この情報は、ムーンライトながら族さん、夏海さん他に教えていただきました。ありがとうございました。
留萌線について、JR北海道のリリースによると、今回廃止を発表した区間は、輸送密度がJR発足時に比べて大幅に低下しており、2013年度の営業収入は700万円ながら経費は1億7千万円かかっているという。
また、北海道新聞によると、小駅の廃止で挙がっているのは、まず「秘境駅」として名高い室蘭線の小幌。10月をめどに廃止する予定だという。また、石北線では、上白滝駅、旧白滝駅、下白滝駅、金華駅を2016年春に廃止するという。全体では数十の駅を廃止する方針というが、それらの駅の具体名についてはまだ北海道新聞も掴んでいないようだ。
ここから私見。昨年7月に、テレ朝で「誰が使うの!?秘境駅」という番組があり、いわゆる秘境駅とされる各駅周辺を飛び込み取材して、利用している人を探すという企画だったのですが、1日に上下1本ずつしか列車が止まらない上白滝駅では、周辺に何軒も家がありながら、みんな車を使っていて鉄道は全く利用していない一方で、車を持たない老夫婦の世帯が1軒あり、時折通院や買い物で使っていること、しかも奥さんが駅がなくならないようにと駅舎を頻繁に掃除していることなどが紹介されていました。1日上下各1本という究極の秘境駅で、未だに鉄道を唯一の頼りにしている人がいることに驚きました。もし駅が廃止されたら、この老夫婦はどうなってしまうのだろうと心配になりますが、JR北海道がこうした(おそらくバスですら採算が取れないような)か細いニーズにもこれまで応えていた(1日1本で応えていることになるかという話は別として)のだという点にも改めて驚き、そしてそれを支えきれなくなっている現状が切ないですね。
(JR北海道)
http://www.jrhokkaido.co.jp/press/2015/150810-2.pdf
(北海道新聞)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150717-00010001-doshin-hok
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150722-00010001-doshin-hok
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150725-00010001-doshin-hok
(朝日新聞)
http://www.asahi.com/articles/ASH8B2Q47H8BIIPE002.html
この情報は、ムーンライトながら族さん、夏海さん他に教えていただきました。ありがとうございました。
タグ:JR北海道