札幌市は、市電(路面電車)のループ化開業を2015年12月20日にすると発表した。
ループ化は、西4丁目−すすきの間400メートルを延伸し、環状運転するもの。運転系統は原則として、「内回り」「外回り」の両方向の環状運転で、一部に区間運転もある。運転本数は現行維持の予定。
終電が若干繰り下がる。西4丁目発の内回り中央図書館前ゆきは、23:25発で15分繰り下がる。すすきの発の外回り中央図書館前ゆきは、23:25発で7分繰り下がる。始電については、中央図書館発の両方向とも4〜7分早くなる。
延伸区間には、狸小路電停が新設される。停留場が歩道に接着する「サイドリザベーション」方式になる。
ここから私見。JR山手線が「内回り」「外回り」という言葉を、駅の掲示物に使わなくなって久しくなりました。しかし、これほど環状運転を表す言葉もないわけで、札幌市としては積極的に使っていくようですね。2012年に延伸が決まった時の記事を振り返ると、札幌の市電は赤字で、一時は廃止も取りざたされましたが、利便性を向上させて黒字化を狙うという札幌市のチャレンジで、延伸が決まったのですね。超高齢化社会を見越したコンパクトシティの街作りという側面もあります。さて、どうなるでしょうか。
https://www.city.sapporo.jp/city/mayor/interview/text/2015/20151105/documents/romen.pdf
この情報はmnさんからいただきました。ありがとうございました。