2015年12月18日

[JR][小田急]2016年3月26日のJRグループ一斉ダイヤ改正、発表内容まとめ

 2016年3月26日のJRグループ一斉ダイヤ改正について、JR各社および同日に改正する私鉄各社からのプレスリリースの公開が始まりました。個別の記事化は追っておこないますが、ひとまず速報にてお知らせする記事です。

★JR東日本:
・東京発着の武蔵野線、1本増発
・南武支線、朝に3本増発
・北海道新幹線開業 東京発着「はやぶさ」は10往復
・日中「はくたか」が高崎−長野間無停車化
・最終上り東京ゆき「はくたか」30分以上繰り下げ
http://www.jreast.co.jp/press/2015/20151211.pdf

★JR西日本:
・東海道線のパターンを変更。新快速と快速の運転間隔均等化
・深夜の関空快速を増発
・日中「はくたか」の速達化
・「はるか」毎時2本に回復、一部が高槻に新規停車
https://www.westjr.co.jp/press/article/2015/12/page_8083.html

★JR東海
・朝の岡崎−名古屋間で増発
・関ヶ原ホームライナーが大垣止まりに短縮
・定期のぞみ・こだま計8本が時速285キロ化
http://jr-central.co.jp/news/release/_pdf/000028822.pdf

★JR北海道
・千歳線で、夕方の札幌発2本を減便、23時台は1本増発
・函館線で札幌−小樽間の快速4本を普通に
・北海道新幹線開業、木古内停車は上下8本、奥津軽は同7本
・「はこだてライナー」デビュー
・「はまなす」の代わりに「すずらん」増発
http://hokkaido-shinkansen.com/wp-content/uploads/2015/12/15f6360db7f919cdcff30a17145a2c96.pdf

★JR四国
・オレンジタウン、讃岐白鳥の特急停車数を増加
http://www.jr-shikoku.co.jp/03_news/press/2015%2012%2018.pdf

★JR九州:
・「くまがわ」廃止、快速に置き換え
・豊肥線の熊本口、大分口、鹿児島本線の熊本口、鹿児島口などで増便
http://www.jrkyushu.co.jp/top_info/pdf/684/H28haru.daiyakaisei.pdf

★小田急
こちらの記事にて紹介

夏海さん、blackwing21さん、通りすがりの人さん、ポストJRさんから情報をいただきました。ありがとうございました。その他の会社についても、お知らせいただければ幸いです。
posted by Uchio at 14:52 | Comment(39) | TrackBack(0) | ニュース はてなブックマーク - [JR][小田急]2016年3月26日のJRグループ一斉ダイヤ改正、発表内容まとめ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

[小田急]2016年春は歴史的改正。日中パターンが刷新、快急6、急行3、千代直急行3、各停6。区準と江ノ島線急行は全廃(2016年3月26日ダイヤ改正・1)

JRほか各社の2016年3月26日ダイヤ改正の記事一覧は、こちら

 小田急は2016年3月26日、JRグループと同日にダイヤ改正を行う。日中のパターンは刷新され、種別ごとの本数が変わる歴史的な改正となる。また、JR常磐緩行線、東京メトロ千代田線との3社直通運転も始まる。この記事では、ひとまず日中パターン刷新についてのみお届けします。
 日中は20分パターンとなる。本数(以下、本数表記はすべて「毎時」です)は、快急、急行、各停が各6本で、いずれもほぼ10分毎の運転になる。ただし、急行の半数は千代田線直通。代々木上原で、上りは後続の快急に、下りは先を行く快急から乗り継ぐことができるほか、上りは新百合ヶ丘で快速急行と同一ホーム上でのいわゆる「急急接続」がある。一方で、区間準急は廃止になり、梅ヶ丘−百合ヶ丘間の急行通過駅は、各停のみの毎時6本になる。
 エリア毎に改正点を見ていくとして、まず近郊区間。各停は10分毎の運転で、快急・急行との接続が、上りは町田・成城学園前、下りは成城学園前・新百合ヶ丘・海老名に固定される。上り各停が後続の急行に対して、町田から成城学園前まで逃げ切るということは、急行はかなりスジが寝ている可能性がある(まさか、新百合か遊園で特急待避?)。
 シンプルにわかりやすくなったが、区間によっては現状よりだいぶ不便になる。特に、成城以東の各駅。これまで各停と区準合わせて毎時8本で、うち2本は経堂で急行に接続していたが、今後は緩急接続のない各停6本のみとなる。登戸、成城や経堂も、新宿に向かう急行は20分に1本になる。そしてこの急行は、このパターンだと今以上に混雑しそうだ。先の改正で、世田谷区内を強化した京王とは対照的だ。千代田線直通が、多摩急行から急行になることで、向ヶ丘遊園は久しぶりに優等の本数が6本に戻る。
 新百合以遠の小田原線は、快急が増えることで、格段に利便性があがる。上りの町田での緩急接続も、座間3駅には朗報だろう。
 江ノ島線は、快急が3本になり、代わりに毎時1本あった急行はなくなる。南林間と長後は各停のみになる。全体的に快急が増えることで、新宿方面への利便性は上がりそうだ。
 開成−足柄間は、通称「赤丸急行」が停車しているが、これがなくなり各駅停車のみとなる。
 多摩線は、急行通過駅は線内折り返し運転の各停6本のみとなる。
 ここから私見(ここまでにも私見だらけですが)。複々線化完成を2年後に控えたこのタイミングでまさかの完全白紙改正で驚きました。この時期の白紙改正であれば、複々線化後のダイヤもこれがベースになってくるのだろうと思うのですが、イマイチ見えませんね。線形としては、緩行線が千代田線というのが自然なのですが、今回はその方向に舵を切ることはありませんでした。
 もう一つは、ここまで近郊区間の利便性を下げてくるとは思いませんでした。震災直後の節電ダイヤでは、小田急は、多摩急行運休、区準運休、快速急行の格下げなど、さまざまな間引きパターンを試していますが、その中で影響の少なそうなところを見極めていたのかもしれません。

http://www.odakyu.jp/program/info/data.info/8360_8351253_.pdf

blackwing21さんから情報をいただきました。ありがとうございました。
posted by Uchio at 14:51 | Comment(160) | TrackBack(1) | ニュース はてなブックマーク - [小田急]2016年春は歴史的改正。日中パターンが刷新、快急6、急行3、千代直急行3、各停6。区準と江ノ島線急行は全廃(2016年3月26日ダイヤ改正・1) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする