東武鉄道は、2016年度の設備投資計画を発表した。
2017年春には、東武本線(伊勢崎線・日光線など)系統に新型特急車両「500系」を、8編成(1編成は3両)導入する。この車両を使った新しい特急は、野岩鉄道・会津鉄道にも直通し、会津田島まで乗り入れる。それ以外の運行計画については今回は明かされなかった。
現在準備を進めているSL(蒸気機関車)の運転復活は、2017年夏。運行される編成は、いずれも旧国鉄型で、SLはC11、車掌車、14系・12系客車、最後にDL(ディーゼル機関車=DE10)が着く形で、いずれもJRから借りるか、譲り受ける予定。運転区間は、下今市ー鬼怒川温泉で、片道35分。両駅には、転車台が整備され、常に進行方向の先頭がSLになる。転車台は、JRの長門市、三次の両駅にあるものを譲り受けるという。運転日は、土休日を中心に年間最大140日程度で、1日3往復の予定。
また、2016年度から野田線(アーバンパークライン)逆井−六実間の複線化に着手する。完成は2019年度の予定。
工事中の竹ノ塚駅周辺の立体化については、2016年5月29日にまず下り急行線が高架化される。こちらの事業完成は2020年度。
また、とうきょうスカイツリー駅周辺の立体化についても進める。駅は現在よりも約300メートル東側に移動して、押上駅とほぼ近接する。設備投資計画には記載がないが、墨田区の資料では、2023年度までの事業。同駅は2面3線化され、下り副本線ができる。資料では「入出庫線」と説明されているが、どう使われるのかも興味深いところだ。
(設備投資計画)
http://www.tobu.co.jp/file/pdf/deff98ebdc134020507ebda8fda8533f/160428.pdf
(特急500系のリリース)
http://www.tobu.co.jp/file/pdf/bd704e38cd530a64f1fdfb5b10031ebf/160421_2.pdf
(SLのリリース)
http://www.tobu.co.jp/file/pdf/b1aa63bbdbbedc2f1f8e1b16523e14e7/160421_3.pdf
(野田線複線化)
http://www.tobu.co.jp/file/pdf/64493067610b470ed3deb33cb7b1c3f0/160425_2.pdf
(墨田区によるとうきょうスカイツリー駅周辺の立体化概要)
https://www.city.sumida.lg.jp/sangyo_matidukuri/matizukuri/matizukuri_suisin/zigyoubetu/tetsudo_rittaika/tobu_rittaika/tac.files/soannoaramashi.pdf
この情報は、ぽちさん、あさぎりさんからいただきました。ありがとうございました。
2016年04月29日
2016年04月28日
[小田急]複々線化完了後は、ピーク時1時間36本。町田−新宿間は10分短縮。2018年3月に抜本的ダイヤ改正
小田急電鉄は、2017年度に予定されている、梅ヶ丘−東北沢間の複々線化工事後の運行本数や所要時間などを明らかにした。複々線を使った抜本的なダイヤ改正を、2018年3月に行う。
朝ラッシュのピーク時間帯の運行本数は、現行では1時間に27本だが、複々線化後は9本増発されて36本となる。特に増えるのは千代田線直通で、現行の5本から12本になる。新宿方面も増え、現行の22本から24本になる。
最混雑区間(現在は世田谷代田→下北沢間)の混雑率は、2014年の189%から、160%程度まで減る予定だという。
主要駅と新宿・代々木上原との、ピーク時間帯の所要時間についても発表された。登戸→新宿間は5分短縮され、日中並みの18分になる。町田→新宿間についても、10分短縮され38分になるという。
また、経堂→代々木上原間は5分短縮され、日中の多摩急行並みの6分になる。千代田線直通の優等列車が停まるようになると考えて良さそうだ。経堂停車ということは、緩行線を優等が走る可能性も現実的にありそうだ。
ただし、経堂→新宿間は15分とのことで、登戸→新宿間の所要時間と比較すると、新宿方面の優等列車は停まらないと考えて良さそうだ。
この資料では、ラッシュ時の速達性向上により「競合する他路線との差別化を実現」するとしており、これによる旅客収入の増加として、2020年度には現状より4〜5%増となる1200億円を想定している。
ここから私見。所要時間を見ながら、経堂停車の千代田線直通の優等が走ると予想を立てましたが、それ以外にもいろいろ読み解けそうです。皆さんからもお寄せいただければと思います。
また、複々線化後のダイヤの予想スレを以前立てましたが、ここで皆さんから寄せていただいた予想と見比べてみるのも面白そうですね。
http://www.odakyu.jp/program/info/data.info/8421_5315021_.pdf
この情報はKOYAさんからいただきました。ありがとうございました。
朝ラッシュのピーク時間帯の運行本数は、現行では1時間に27本だが、複々線化後は9本増発されて36本となる。特に増えるのは千代田線直通で、現行の5本から12本になる。新宿方面も増え、現行の22本から24本になる。
最混雑区間(現在は世田谷代田→下北沢間)の混雑率は、2014年の189%から、160%程度まで減る予定だという。
主要駅と新宿・代々木上原との、ピーク時間帯の所要時間についても発表された。登戸→新宿間は5分短縮され、日中並みの18分になる。町田→新宿間についても、10分短縮され38分になるという。
また、経堂→代々木上原間は5分短縮され、日中の多摩急行並みの6分になる。千代田線直通の優等列車が停まるようになると考えて良さそうだ。経堂停車ということは、緩行線を優等が走る可能性も現実的にありそうだ。
ただし、経堂→新宿間は15分とのことで、登戸→新宿間の所要時間と比較すると、新宿方面の優等列車は停まらないと考えて良さそうだ。
この資料では、ラッシュ時の速達性向上により「競合する他路線との差別化を実現」するとしており、これによる旅客収入の増加として、2020年度には現状より4〜5%増となる1200億円を想定している。
ここから私見。所要時間を見ながら、経堂停車の千代田線直通の優等が走ると予想を立てましたが、それ以外にもいろいろ読み解けそうです。皆さんからもお寄せいただければと思います。
また、複々線化後のダイヤの予想スレを以前立てましたが、ここで皆さんから寄せていただいた予想と見比べてみるのも面白そうですね。
http://www.odakyu.jp/program/info/data.info/8421_5315021_.pdf
この情報はKOYAさんからいただきました。ありがとうございました。
タグ:小田急
2016年04月20日
[JR貨物]被災地向けの救援物資を運ぶ臨時貨物列車を設定。輸送は無料に
JR貨物は、熊本地震の被災地への救援物資などを運ぶ臨時貨物列車を、2016年4月19日から運行を開始する、と発表した
吹田貨物ターミナル−福岡貨物ターミナル間で、コンテナ車10両(12フィートコンテナ50個分)。東京貨物ターミナル発着の列車との継走も可能。
また、JR貨物と鉄道利用運送業界は、12フィートコンテナで被災地に送る救援物資について、無料で輸送を行う。被災自治体と事前に話がつき、受け入れが受諾されたものに限る。
ここから私見。熊本地震で被災された方々に心からお見舞いを申し上げます。被害の範囲が拡大して、避難者も増え、救援物資を心待ちにする人がたくさんいることと思います。東日本大震災のとき、JR貨物は、すでに貨物列車がなくなっていた磐越西線経由で、横浜から郡山まで石油を運ぶ臨時列車を走らせました。まさに鉄道貨物の面目躍如ともいえるケースでした。今回も多くの方の英断によるものと思います。活躍を期待しています。
http://www.jrfreight.co.jp/common/pdf/news/160418%20Muchin%20Press.pdf
http://www.jrfreight.co.jp/common/pdf/news/160418%20Rinka%20Press.pdf
この情報は、夏海さんからいただきました。ありがとうございました。
吹田貨物ターミナル−福岡貨物ターミナル間で、コンテナ車10両(12フィートコンテナ50個分)。東京貨物ターミナル発着の列車との継走も可能。
また、JR貨物と鉄道利用運送業界は、12フィートコンテナで被災地に送る救援物資について、無料で輸送を行う。被災自治体と事前に話がつき、受け入れが受諾されたものに限る。
ここから私見。熊本地震で被災された方々に心からお見舞いを申し上げます。被害の範囲が拡大して、避難者も増え、救援物資を心待ちにする人がたくさんいることと思います。東日本大震災のとき、JR貨物は、すでに貨物列車がなくなっていた磐越西線経由で、横浜から郡山まで石油を運ぶ臨時列車を走らせました。まさに鉄道貨物の面目躍如ともいえるケースでした。今回も多くの方の英断によるものと思います。活躍を期待しています。
http://www.jrfreight.co.jp/common/pdf/news/160418%20Muchin%20Press.pdf
http://www.jrfreight.co.jp/common/pdf/news/160418%20Rinka%20Press.pdf
この情報は、夏海さんからいただきました。ありがとうございました。
タグ:JR貨物
2016年04月19日
東京臨海部BRT、新交通並みの表定速度目指す。バス停に券売機も。2019年運行開始へ事業計画まとまる
京成バスと東京都都市整備局は、東京臨海部で2019年から運行を開始する予定のBRT(バス高速輸送システム)の事業計画をまとめた。これまでの路線バスとは一線を画し、車内での料金収受をなくしたり、停留所の数を絞り込んだりすることで、新交通システム並みの表定速度を目指すとしている。
運行開始は2019年秋。まずは、新橋駅、勝どき、晴海三丁目、晴海二丁目、豊洲駅の5停留所(名前はすべて仮称、以下同じ)を設け、新橋−勝どき、新橋−豊洲駅の2系統で運行する。この時点では、ラッシュ時も日中も毎時6本の予定。
その後、虎ノ門バスターミナル完成後には乗り入れを開始する。2020年の五輪・パラリンピックの後は、虎ノ門・新橋−国際展示場駅の系統も新設し、東京駅や東京テレポート駅への延伸ルートも検討する。選手村跡地の再開発後にはさらに新系統を整備する。この時点では、ラッシュ時は時間あたり20本、日中は毎時12本を想定している。運行時間帯は、5時から24時台。
停留所は「駅」として設計されている。歩道をかさ上げして、バスとの段差をなくすほか、自動運転技術により、ホームと車両の隙間もなくすという。車いすもベビーカーもスムーズに乗り降り可能にする。また、券売機を設けることで、車内での料金収受をなくす予定だ。連節バスが導入される予定で、3カ所あるドアのどこからでも乗降可能とする。
停留所のおおよその位置も示されている。新橋駅はバスターミナルには入らず、汐留の日本テレビ付近。勝どきは、「豊海地区」の清澄通りと環状2号線の交差点付近に設けられる予定だ。晴海二丁目に車庫兼ターミナルが設置される。
京成バスは、千葉・幕張で連節バスを大量に保有して中量輸送を手がけており、そのノウハウが評価されて、運行事業者に選ばれた。実際の運行は、京成バスも出資する第三セクターの新会社が行うという。
ここから私見。路線バスの持つ「わかりにくさ」「使いづらさ」を払拭する画期的な計画ですね。どこまで存在感を示せるのか、楽しみです。ただ、ピーク時の時間当たり本数が当初6本、再開発後も20本というのは少なすぎやしませんかね。新橋駅周辺の道路容量に問題があるのか、それともかなりの高運賃で、遠くても既存の交通機関を使う人が多いという想定なのか。あと、都バスの臨海部での営業所新設計画や、中央区による臨海部の地下鉄新線計画との整合性も気になりますが、これは取れてないでしょうね。
http://www.toshiseibi.metro.tokyo.jp/kiban/brt/
http://www.metro.tokyo.jp/INET/KEIKAKU/2016/04/DATA/70q44100.pdf
運行開始は2019年秋。まずは、新橋駅、勝どき、晴海三丁目、晴海二丁目、豊洲駅の5停留所(名前はすべて仮称、以下同じ)を設け、新橋−勝どき、新橋−豊洲駅の2系統で運行する。この時点では、ラッシュ時も日中も毎時6本の予定。
その後、虎ノ門バスターミナル完成後には乗り入れを開始する。2020年の五輪・パラリンピックの後は、虎ノ門・新橋−国際展示場駅の系統も新設し、東京駅や東京テレポート駅への延伸ルートも検討する。選手村跡地の再開発後にはさらに新系統を整備する。この時点では、ラッシュ時は時間あたり20本、日中は毎時12本を想定している。運行時間帯は、5時から24時台。
停留所は「駅」として設計されている。歩道をかさ上げして、バスとの段差をなくすほか、自動運転技術により、ホームと車両の隙間もなくすという。車いすもベビーカーもスムーズに乗り降り可能にする。また、券売機を設けることで、車内での料金収受をなくす予定だ。連節バスが導入される予定で、3カ所あるドアのどこからでも乗降可能とする。
停留所のおおよその位置も示されている。新橋駅はバスターミナルには入らず、汐留の日本テレビ付近。勝どきは、「豊海地区」の清澄通りと環状2号線の交差点付近に設けられる予定だ。晴海二丁目に車庫兼ターミナルが設置される。
京成バスは、千葉・幕張で連節バスを大量に保有して中量輸送を手がけており、そのノウハウが評価されて、運行事業者に選ばれた。実際の運行は、京成バスも出資する第三セクターの新会社が行うという。
ここから私見。路線バスの持つ「わかりにくさ」「使いづらさ」を払拭する画期的な計画ですね。どこまで存在感を示せるのか、楽しみです。ただ、ピーク時の時間当たり本数が当初6本、再開発後も20本というのは少なすぎやしませんかね。新橋駅周辺の道路容量に問題があるのか、それともかなりの高運賃で、遠くても既存の交通機関を使う人が多いという想定なのか。あと、都バスの臨海部での営業所新設計画や、中央区による臨海部の地下鉄新線計画との整合性も気になりますが、これは取れてないでしょうね。
http://www.toshiseibi.metro.tokyo.jp/kiban/brt/
http://www.metro.tokyo.jp/INET/KEIKAKU/2016/04/DATA/70q44100.pdf
2016年04月14日
[神鉄]深夜帯に三田でJRとの接続改善。粟生線はまた減便。5/21にダイヤ改正
神戸電鉄は、2016年5月21日にダイヤ改正を行う。
深夜における、三田でのJR宝塚線との接続改善をはかる。22:30以降で、JRの下り快速8本からの接続を、公園都市線へは3〜6分(1本を除く)に、有馬・三田線へはおおむね10分程度まで短縮する。また、24時台の三田発岡場ゆき1本を、谷上まで延長する。また、谷上駅での北神急行の最終からの鈴蘭台ゆき最終への接続を現行よりも3分短縮し、3分とする。
平日朝ラッシュ時には、上り特快速と急行それぞれ1本の所要時間を1〜2分短縮する。停車時間の見直しにより実現するという。そのほか、道場南口−岡場間の上り1本と、岡場−有馬口間の上下各1本を増発する。
粟生線は一部減便となる。平日早朝の鈴蘭台−小野間の上下各1本が減るほか、小野−粟生間は、原則としてJR・北条鉄道と接続していない列車は減便するという。
http://www.shintetsu.co.jp/release/2015/160328.pdf
この情報は、どこぞのだれぞさんからいただきました。ありがとうございました。
深夜における、三田でのJR宝塚線との接続改善をはかる。22:30以降で、JRの下り快速8本からの接続を、公園都市線へは3〜6分(1本を除く)に、有馬・三田線へはおおむね10分程度まで短縮する。また、24時台の三田発岡場ゆき1本を、谷上まで延長する。また、谷上駅での北神急行の最終からの鈴蘭台ゆき最終への接続を現行よりも3分短縮し、3分とする。
平日朝ラッシュ時には、上り特快速と急行それぞれ1本の所要時間を1〜2分短縮する。停車時間の見直しにより実現するという。そのほか、道場南口−岡場間の上り1本と、岡場−有馬口間の上下各1本を増発する。
粟生線は一部減便となる。平日早朝の鈴蘭台−小野間の上下各1本が減るほか、小野−粟生間は、原則としてJR・北条鉄道と接続していない列車は減便するという。
http://www.shintetsu.co.jp/release/2015/160328.pdf
この情報は、どこぞのだれぞさんからいただきました。ありがとうございました。
タグ:神鉄
2016年04月08日
[国交省]新線計画答申まとまる。都心短絡線、JR羽田アクセス、蒲蒲線は採用。ゆりかもめ、東モノの延伸は落選
国交省の諮問機関である交通政策審議会は、首都圏の鉄道新線計画の答申案をまとめた。国交省のHPにて掲載された。答申案は「東京圏における今後の都市鉄道のあり方について」と題され、審議会で2年近くにわたって検討されてきたもの。前回は2000年で、16年ぶりの答申となる。答申に載ったからといって、建設が決まるわけではないが、新路線を計画する側からすると、ある種の「お墨付き」のような形になることからその内容が注目されていた。
答申案で採用されたのは24の路線計画だ。国際競争力の強化に資する、として8つの計画が、地域の成長に応じた鉄道ネットワークの充実に資する、として16の計画が、それぞれ答申案に盛り込まれた。前回の2000年の答申からの再掲もあり、「京葉線の三鷹延伸」など、すでにJR東日本の中ですら検討されていないと報じられたものも残った。
2020年東京五輪を控えて、計画が乱立している羽田空港新アクセスは、国交省が進める都心短絡線、JRによる羽田新線、東急と大田区が検討する蒲蒲線の3計画が全て採用された。
前回は、優先度について3段階の評価が付されたが、今回は特に記述はなく、路線ごとに「採算性に課題」「事業性に課題」などといった問題点も挙げるにとどまっている。
中には、鉄道会社や自治体で計画が検討されながら、今回の答申で取り上げられなかった計画もある。たとえば、東京モノレールの東京延伸、ゆりかもめの勝どき延伸、JR新金貨物線旅客化などがある。
私見はのちほどまとめます。
<採用:国際競争力の強化に資する鉄道ネットワークのプロジェクト>
(1)都心短絡線(都営浅草線バイパス線)(押上−新東京−泉岳寺)
(2)JR東日本の羽田アクセス線(羽田空港−上野東京ライン、埼京線、りんかい線・京葉線)
(3)「蒲蒲線」(矢口渡−蒲田−京急蒲田−大鳥居)
(4)京急の羽田空港国内線ターミナル駅引上線の新設
(5)つくばエクスプレスの東京延伸(秋葉原−東京)
(6)中央区の銀座・臨海部地下鉄構想(東京−銀座−臨海部)
(7)東京8号線延伸(豊洲〜住吉)
(8)「都心部・品川地下鉄構想」(品川−白金高輪)
<採用:地域の成長に応じた鉄道ネットワークの充実に資するプロジェクト>
(1)大宮−浦和美園間の中量軌道システム
(2)埼玉高速鉄道の延伸(浦和美園−蓮田)
(3)大江戸線延伸(光が丘−大泉学園町−東所沢)
(4)多摩都市モノレール延伸(上北台〜箱根ヶ崎、多摩センター〜八王子、多摩センター〜町田)
(5)東京8号線延伸(押上〜野田市)
(6)東京11号線延伸(押上〜松戸)
(7)総武線・京葉線接続新線の新設(新木場〜市川塩浜付近〜津田沼)
(8)京葉線の中央線方面延伸及び中央線の複々線化(東京〜三鷹〜立川)
(9)京王線の複々線化(笹塚〜調布)
(10)・区部周辺部環状公共交通(いわゆるエイトライナー、メトロセブン)
(11)東海道貨物線の旅客化(品川・東京テレポート〜浜川崎〜桜木町)、川崎アプローチ線(浜川崎〜川崎)
(12)・小田急線複々線化・多摩線延伸(登戸〜新百合ヶ丘、唐木田〜相模原〜上溝)
(13)東急田園都市線複々線化(溝の口−鷺沼間)
(14)横浜市営地下鉄ブルーライン延伸(あざみ野−新百合ヶ丘)
(15)横浜環状鉄道(現状は横浜市営地下鉄グリーンライン)(日吉〜鶴見、中山〜二俣川〜東戸塚〜上大岡〜根岸
〜元町・中華街)
(16)相鉄いずみ野線延伸(湘南台−倉見)
<落選:2000年の答申で取り上げられながら、今回は抜けたもの>
・川崎市営地下鉄(川崎−新百合ヶ丘)
・京急久里浜線延伸(三崎口−油壺)
・都営浅草線の東京駅接着(日本橋・宝町−東京)
・ゆりかもめの勝どき延伸(豊洲−勝どき)
・海浜幕張−幕張本郷間の新しい交通システム
・千葉都市モノレールの延伸(県庁前−星久喜)
<落選:鉄道会社や自治体などが検討しながら、選から漏れた主なもの>
・JR新金貨物線の旅客化(金町−新小岩)
・東京モノレールの東京延伸(浜松町−東京)
・京成千原線の延伸(ちはら台−海士有木)
(国交省の会議資料から)
http://www.mlit.go.jp/policy/shingikai/tetsudo01_sg_000253.html
この情報は、るびすさんから教えていただきました。ありがとうございました。
答申案で採用されたのは24の路線計画だ。国際競争力の強化に資する、として8つの計画が、地域の成長に応じた鉄道ネットワークの充実に資する、として16の計画が、それぞれ答申案に盛り込まれた。前回の2000年の答申からの再掲もあり、「京葉線の三鷹延伸」など、すでにJR東日本の中ですら検討されていないと報じられたものも残った。
2020年東京五輪を控えて、計画が乱立している羽田空港新アクセスは、国交省が進める都心短絡線、JRによる羽田新線、東急と大田区が検討する蒲蒲線の3計画が全て採用された。
前回は、優先度について3段階の評価が付されたが、今回は特に記述はなく、路線ごとに「採算性に課題」「事業性に課題」などといった問題点も挙げるにとどまっている。
中には、鉄道会社や自治体で計画が検討されながら、今回の答申で取り上げられなかった計画もある。たとえば、東京モノレールの東京延伸、ゆりかもめの勝どき延伸、JR新金貨物線旅客化などがある。
私見はのちほどまとめます。
<採用:国際競争力の強化に資する鉄道ネットワークのプロジェクト>
(1)都心短絡線(都営浅草線バイパス線)(押上−新東京−泉岳寺)
(2)JR東日本の羽田アクセス線(羽田空港−上野東京ライン、埼京線、りんかい線・京葉線)
(3)「蒲蒲線」(矢口渡−蒲田−京急蒲田−大鳥居)
(4)京急の羽田空港国内線ターミナル駅引上線の新設
(5)つくばエクスプレスの東京延伸(秋葉原−東京)
(6)中央区の銀座・臨海部地下鉄構想(東京−銀座−臨海部)
(7)東京8号線延伸(豊洲〜住吉)
(8)「都心部・品川地下鉄構想」(品川−白金高輪)
<採用:地域の成長に応じた鉄道ネットワークの充実に資するプロジェクト>
(1)大宮−浦和美園間の中量軌道システム
(2)埼玉高速鉄道の延伸(浦和美園−蓮田)
(3)大江戸線延伸(光が丘−大泉学園町−東所沢)
(4)多摩都市モノレール延伸(上北台〜箱根ヶ崎、多摩センター〜八王子、多摩センター〜町田)
(5)東京8号線延伸(押上〜野田市)
(6)東京11号線延伸(押上〜松戸)
(7)総武線・京葉線接続新線の新設(新木場〜市川塩浜付近〜津田沼)
(8)京葉線の中央線方面延伸及び中央線の複々線化(東京〜三鷹〜立川)
(9)京王線の複々線化(笹塚〜調布)
(10)・区部周辺部環状公共交通(いわゆるエイトライナー、メトロセブン)
(11)東海道貨物線の旅客化(品川・東京テレポート〜浜川崎〜桜木町)、川崎アプローチ線(浜川崎〜川崎)
(12)・小田急線複々線化・多摩線延伸(登戸〜新百合ヶ丘、唐木田〜相模原〜上溝)
(13)東急田園都市線複々線化(溝の口−鷺沼間)
(14)横浜市営地下鉄ブルーライン延伸(あざみ野−新百合ヶ丘)
(15)横浜環状鉄道(現状は横浜市営地下鉄グリーンライン)(日吉〜鶴見、中山〜二俣川〜東戸塚〜上大岡〜根岸
〜元町・中華街)
(16)相鉄いずみ野線延伸(湘南台−倉見)
<落選:2000年の答申で取り上げられながら、今回は抜けたもの>
・川崎市営地下鉄(川崎−新百合ヶ丘)
・京急久里浜線延伸(三崎口−油壺)
・都営浅草線の東京駅接着(日本橋・宝町−東京)
・ゆりかもめの勝どき延伸(豊洲−勝どき)
・海浜幕張−幕張本郷間の新しい交通システム
・千葉都市モノレールの延伸(県庁前−星久喜)
<落選:鉄道会社や自治体などが検討しながら、選から漏れた主なもの>
・JR新金貨物線の旅客化(金町−新小岩)
・東京モノレールの東京延伸(浜松町−東京)
・京成千原線の延伸(ちはら台−海士有木)
(国交省の会議資料から)
http://www.mlit.go.jp/policy/shingikai/tetsudo01_sg_000253.html
この情報は、るびすさんから教えていただきました。ありがとうございました。
2016年04月07日
[JR東日本]首都圏に駅ナンバリングとスリーレターコードを導入。欠番は1カ所
JR東日本は、首都圏の電車特定区間276駅に、駅ナンバリング(駅番号)を導入すると発表した。主な乗り換え駅には、さらにアルファベット3文字の「スリーレターコード」も合わせて表示する。2016年10月1日以降に順次導入するという。
駅番号のフォーマットは、路線名を表すアルファベット2文字+駅を表す数字2文字という、オーソドックスなものだ。首都圏では主要私鉄・地下鉄には導入が進んでおり、JR東日本は最後発になるが、同じフォーマットを踏襲している。
一方で、JR東日本ならではの独自の工夫もみられる。その一つが、スリーレターコードだ。新宿は、路線毎にJC05、JB10、JA11、JS20、JY17と様々な番号が割り振られるが,これに加えて「SJK」という文字を付加する。このスリーレターコードは、21駅に割り振られる。ざっと見た限り、路線ごとに駅番号が3つ以上割り振られる駅が対象になっているようで、浦和や神田など、乗り換え駅としては微妙な駅も含まれる一方、三鷹、立川、西船橋、千葉といった駅は対象になっていない。
また、駅ナンバリングでは、今後の新駅・新線計画などを見越した付番があるかどうかが気になるところだが、今回の対象路線で、番号が飛んで抜けているのは、山手線と京浜東北線の田町−品川間のみのようだ。欠番になっているのは、JK21、JY26で、これが同区間に計画中の新駅の番号になると見られる。
ここから私見。スリーレターコードは、イギリスの旧国鉄管内の全駅に割り振られていて、切符や時刻表など、利用者の目につくところでも使われています。似たような名前の駅を区別しやすくするためだと思いますが、これが外国人の私から見てもわかりやすく、これを外国人の案内に日本でも使うというのは優れたアイディアのように思います。ただ、今回は対象が限られた上に、他の私鉄や地下鉄との乗り換え駅は全く考慮されなかった(ように見える)のは残念です。
http://www.jreast.co.jp/press/2016/20160402.pdf
この情報は、ポストJRさんからいただきました。ありがとうございました。
駅番号のフォーマットは、路線名を表すアルファベット2文字+駅を表す数字2文字という、オーソドックスなものだ。首都圏では主要私鉄・地下鉄には導入が進んでおり、JR東日本は最後発になるが、同じフォーマットを踏襲している。
一方で、JR東日本ならではの独自の工夫もみられる。その一つが、スリーレターコードだ。新宿は、路線毎にJC05、JB10、JA11、JS20、JY17と様々な番号が割り振られるが,これに加えて「SJK」という文字を付加する。このスリーレターコードは、21駅に割り振られる。ざっと見た限り、路線ごとに駅番号が3つ以上割り振られる駅が対象になっているようで、浦和や神田など、乗り換え駅としては微妙な駅も含まれる一方、三鷹、立川、西船橋、千葉といった駅は対象になっていない。
また、駅ナンバリングでは、今後の新駅・新線計画などを見越した付番があるかどうかが気になるところだが、今回の対象路線で、番号が飛んで抜けているのは、山手線と京浜東北線の田町−品川間のみのようだ。欠番になっているのは、JK21、JY26で、これが同区間に計画中の新駅の番号になると見られる。
ここから私見。スリーレターコードは、イギリスの旧国鉄管内の全駅に割り振られていて、切符や時刻表など、利用者の目につくところでも使われています。似たような名前の駅を区別しやすくするためだと思いますが、これが外国人の私から見てもわかりやすく、これを外国人の案内に日本でも使うというのは優れたアイディアのように思います。ただ、今回は対象が限られた上に、他の私鉄や地下鉄との乗り換え駅は全く考慮されなかった(ように見える)のは残念です。
http://www.jreast.co.jp/press/2016/20160402.pdf
この情報は、ポストJRさんからいただきました。ありがとうございました。
タグ:JR東日本
2016年04月06日
[京成]「速度向上と輸送力増強」に向け調査に着手。中期経営計画で発表
京成電鉄は、京成グループの2016年から3カ年の中期経営計画「E3プラン」を発表した。
重点施策として挙げられたもののうち、ダイヤや運行に関するところに注目すると、「サービス品質の向上」という項目で、「速度向上や将来の輸送力増強」に向けた調査に着手するとしている。それ以上の説明はなく、具体的な中身は不明だ。
また「成田空港アクセス利便性の向上」という項目では、利用促進に向けたダイヤの作成、空港アクセス強化施策の検討などが盛り込まれた。こちらも内容は不明。
ここから私見。京成が検討を始めるという「速度向上」「輸送力増強」がどういったものなのかが、とても気になります。今の京成で、輸送力増強が必要な路線を強いてあげれば押上線でしょうが、何かさほど大規模でなくできるものってありましたかねえ。まもなく発表される交通政策審議会の答申に盛り込まれる何かと連動しているのでしょうか。しかし、中経に項目が挙がったということは、どこかのマスコミが取材すれば内容は明らかになりそうですので、それを待ちたいと思います。
http://www.keisei.co.jp/keisei/ir/library/dl/presentation/2016_e3-plan.pdf
重点施策として挙げられたもののうち、ダイヤや運行に関するところに注目すると、「サービス品質の向上」という項目で、「速度向上や将来の輸送力増強」に向けた調査に着手するとしている。それ以上の説明はなく、具体的な中身は不明だ。
また「成田空港アクセス利便性の向上」という項目では、利用促進に向けたダイヤの作成、空港アクセス強化施策の検討などが盛り込まれた。こちらも内容は不明。
ここから私見。京成が検討を始めるという「速度向上」「輸送力増強」がどういったものなのかが、とても気になります。今の京成で、輸送力増強が必要な路線を強いてあげれば押上線でしょうが、何かさほど大規模でなくできるものってありましたかねえ。まもなく発表される交通政策審議会の答申に盛り込まれる何かと連動しているのでしょうか。しかし、中経に項目が挙がったということは、どこかのマスコミが取材すれば内容は明らかになりそうですので、それを待ちたいと思います。
http://www.keisei.co.jp/keisei/ir/library/dl/presentation/2016_e3-plan.pdf
タグ:京成
2016年04月05日
[京急]油壺への延伸事業計画を凍結
京浜急行電鉄は、久里浜線の三崎口−油壺(仮称)間の延伸計画と、三浦市三戸・小網代地区での大規模宅地開発事業について凍結すると発表した。
棚卸資産の評価損として、約150億円を計上し、2016年3月期の連結最終損益は赤字となった。産経新聞によると、京急の最終赤字は、1948年の会社設立以来初だという。
(京急の公式IR)
http://v4.eir-parts.net/v4Contents/View.aspx?cat=tdnet&sid=1337371
(MARKETNEWSLINE)
http://www.marketnewsline.com/news/201603161757000000.html
(産経新聞)
http://www.sankeibiz.jp/macro/news/160316/mca1603161800012-n1.htm
この情報は、ムーンライトながら族さんからいただきました。ありがとうございました。
棚卸資産の評価損として、約150億円を計上し、2016年3月期の連結最終損益は赤字となった。産経新聞によると、京急の最終赤字は、1948年の会社設立以来初だという。
(京急の公式IR)
http://v4.eir-parts.net/v4Contents/View.aspx?cat=tdnet&sid=1337371
(MARKETNEWSLINE)
http://www.marketnewsline.com/news/201603161757000000.html
(産経新聞)
http://www.sankeibiz.jp/macro/news/160316/mca1603161800012-n1.htm
この情報は、ムーンライトながら族さんからいただきました。ありがとうございました。
タグ:京急