2016年05月12日

[東京メトロ]副都心線の日中の新宿三丁目折り返し列車を池袋まで延長。各工事の完成年度も更新。2018年度までの中期経営計画を発表

 東京メトロ(東京地下鉄)は、2016〜18年度の中期経営計画「東京メトロプラン2018〜『安心の提供』と『成長への挑戦』〜」を発表した。
 ダイヤに関連したところでは、新たに副都心線の日中の新宿三丁目折り返し列車を、池袋まで延長することや、豊洲市場の開場に合わせて、有楽町線の始発繰り上げと早朝の増発などが、盛り込まれている。
 また、前回の中期経営計画「東京メトロプラン2015」や、2015年度の投資計画などで挙がっている項目についても、完成予定年度が更新されている。

 ダイヤに関する項目を中心に、路線毎に紹介する。

◆銀座線

浅草の駅構内折り返し線を整備する。2020年度に実施。夕方時間帯の上野折り返し列車を浅草まで延長する。
また、2017年の銀座線開業90周年に合わせて、「銀座線リニューアル」として、渋谷・新橋の大規模工事、全駅の改装などが謳われている。

◆丸ノ内線

方南町のホーム延伸により、中野坂上以東への直通運行を行う工事を進めているが、2019年度実施予定とした。
また、実施年度の記載はないが、早朝・深夜の池袋方面の中野坂上ゆき列車を、一部新宿三丁目まで延長するという
新しい列車制御システムであるCBTC(無線式列車制御)システムを、2022年度に導入する。列車間隔をさらに短くすることができ、高い遅延回復効果を得ることができるとしている。


◆日比谷線

20メートル車7両編成の新車両を2016年度から導入し、2020年までに既存車両を置き換える。
虎ノ門新駅(仮称)は2020年度に供用開始する。

◆東西線

今回も、東西線の輸送改善が大きく取り上げられた。内容的に全く新しいものはないが、供用開始予定年度が更新されている。
飯田橋−九段下間の配線変更により、九段下の折り返し設備を使いやすくする工事は、2019年度供用開始。増発が可能になるとしている。南砂町の2面3線化は、2021年度供用開始だという。
ダイヤそのものには関係はないが、茅場町のホーム延伸は2020年度、木場のコンコース拡張は2021年度にそれぞれ供用開始予定だ。

◆千代田線

北綾瀬のホーム延伸による綾瀬以南への直通運行開始は、2018年度実施予定。さらに、朝ラッシュ時の霞ヶ関折り返し列車の一部の代々木上原まで延伸するほか、夕方から深夜にかけて増発する。

◆有楽町線

豊洲市場の開場に対応し、始発の繰り上げと早朝の増発を実施する。夕方〜深夜にかけて増発する。
ダイヤとは関係ないが、新富町と日比谷線築地が乗り換え駅として追加指定される

◆南北線

夜間、深夜時間帯に増発する

◆副都心線

日中の新宿三丁目折り返し列車を、池袋まで延長する

◆その他

外国人対応や、シニア・障害者のわかりやすさ向上などを目的としたサインシステムのリニューアルを行う。また、銀座・丸ノ内・有楽町・半蔵門・南北・副都心の各線で、駅の発車案内表示装置を、情報がより充実したタイプのものに変更する。都営地下鉄に比べて遅れているバリアフリールートの確保(各駅に最低でも1ルート。都営はすでに完了)については、2019年度に完了するとしている。

http://www.tokyometro.jp/corporate/profile/plan/index.html

この情報は、westantennaさんからいただきました。ありがとうございました。記事化が遅れてすみません。
posted by Uchio at 23:06 | Comment(35) | TrackBack(0) | ニュース はてなブックマーク - [東京メトロ]副都心線の日中の新宿三丁目折り返し列車を池袋まで延長。各工事の完成年度も更新。2018年度までの中期経営計画を発表 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする