相模鉄道や東急電鉄は、相鉄がJRや東急との直通運転を行う「神奈川東部方面線」の建設が遅れており、2018年度中に予定していたJRとの直通開始は2019年度下期、2019年4月に予定していた東急との直通開始は、2022年度下期にそれぞれなるとの見通しを明らかにした。鉄道・運輸機構から、整備の遅れについて通知を受けたという。
「神奈川東部方面線」は、相鉄の西谷駅とJRの羽沢駅(仮称)を結ぶ相鉄・JR直通線と、羽沢駅から新横浜を経由して東急の日吉駅まで結ぶ相鉄・東急直通線の2つ。いずれも、鉄道・運輸機構が建設し、相鉄や東急が営業主体となる予定だ。
2006年の事業開始当初は2015年の開業を目指していたが、2013年4月の時点で、工事が遅れているとして、開業予定を3年後ろ倒しした。
発表に先駆けて報じた神奈川新聞によると、さらなる遅れの原因は、用地取得が思うように進まなかったことや、地盤改良が必要になり工事が追加されたことなどだという。神奈川新聞の報道では、事業費についても、1200億円以上増えて、4000億円を超えるとみられるとしている。
(神奈川新聞)
http://www.kanaloco.jp/article/194851
(相鉄公式)
http://www.sotetsu.co.jp/ir/news/irnews_160826_01.pdf
この情報は、るびすさんからいただきました。ありがとうございました。