栃木県の宇都宮市と芳賀町などが準備を進めているLRTの新設事業について、国交相は2016年9月26日、事業を認可した。国内では路面電車の復権の流れができつつあるが、完全に路線を新設するのは初めてのケース。
認可されたのは、JR宇都宮駅東口−本田技研北門(芳賀町)間(いずれも仮称)の14.6キロの路線。公有民営上下分離形式で、軌道部分を宇都宮市と芳賀町が整備し、運行は第3セクターの「宇都宮ライトレール」が担う。将来的には、JR宇都宮駅を横断して、市中心街西部の「桜通り十文字」付近までの延伸も検討されている。JRや東武といった既存の鉄道に乗り入れできるよう、軌間は1067ミリが採用される。
計画では、電停は19カ所。ピーク時は毎時10本で、一部駅を通過する「快速列車」も運行される予定だ。追い越し設備を2カ所に設けるという。一方、オフピーク時は毎時6本の10分間隔。
車両は17編成が新造される。連接形で全長30メートル以内で、定員は155人を想定。当面は時速40キロで運行されるが、将来的に専用軌道区間では70キロ運転を行うという。
(国交省)
http://www.mlit.go.jp/report/press/tetsudo03_hh_000074.html
(宇都宮市)
http://www.city.utsunomiya.tochigi.jp/_res/projects/default_project/_page_/001/012/233/160926jisshikeikakugaiyou.pdf
この情報は、ムーンライトながら族さんからいただきました。ありがとうございました。