(JRほか各社の2017年3月4日ダイヤ改正の記事一覧は、こちら)
JR東日本は、2017年3月4日の一斉ダイヤ改正の内容を発表した。
この記事では、首都圏北部の情報をまとめる。
●高崎線 大きな変化なし?
上野東京ライン直通の上下2本が10両から15両に増強される。高崎支社のリリースでは、それ以外は特に記されていない。
●高崎以北 両毛線はパターン化で実質減便
平日朝の湘南新宿ラインの高崎始発の列車1本が、前橋始発に延長される(その代わりに、新宿ゆき「あかぎ」が短縮)。
両毛線は日中ダイヤが「パターン化」され、高崎−伊勢崎間を約30分間隔、伊勢崎−小山間を約60分間隔にするとしている。現行ダイヤでは、前橋までは毎時3本、伊勢崎まででも毎時2〜3本あり、本数的には減便となる。
また、日中には、上越線、吾妻線の一部列車が、高崎発着ではなく、新前橋発着になる。高崎まで行く両毛線と接続するという。これらの情報を総合すると、高崎−新前橋間は相当の減便になりそうだ。
●烏山線 全列車が蓄電池電車に
烏山線は、蓄電池電車「ACCUM」の増備で、全列車がこの形式になり、既存の40系気動車は引退する。「ACCUM」導入に合わせて本数が削減されたが、下野新聞によると、今改正では本数は維持される。
●特急 「草津」は停車駅絞って速達化
「草津」は、停車駅を絞り込み、全列車で統一される。改正後の停車駅は、上野、赤羽、浦和、大宮、熊谷、高崎、新前橋、渋川、中之条、長野原草津口。最大13分の短縮となるという。
現行では、全部または一部の列車が停車していた深谷、本庄、群馬原町、川原湯温泉は通過となる。深谷については、往年の運輸大臣が地元駅に急行を停車させたとして話題になった。それから50年たち、日中の優等列車の停車がなくなることになる。また、2号の運転時刻が2時間繰り下がり、長野原草津口13:03発となる。
熊谷6:06発上野ゆきの「スワローあかぎ」が新設される。一方、最終上りの「あかぎ10号」は廃止される。朝の前橋始発の「スワローあかぎ」が、高崎始発に短縮される。平日の「あかぎ」はすべて「スワローあかぎ」となる。
(JR東日本高崎支社)
http://www.jreast.co.jp/takasaki/news/pdf/20161216_info.pdf
(JR東日本本社)
http://www.jreast.co.jp/press/2016/20161219.pdf
(下野新聞)
http://www.shimotsuke.co.jp/news/tochigi/top/news/20161217/2542924