新型特急「リバティ」の登場の裏で、長年親しまれた日光線「快速」が廃止となった東武鉄道の2017年4月21日のダイヤ改正(関連記事)。しかし、その8日後の4月29日から、旧「快速」そっくりの列車が臨時列車として運行されるようだ。まだ公式発表はないが、一部の乗換案内サイトや、東京時刻表などに掲載されている。
情報提供コメント欄にアスカさんが投稿してくれた(管理人注:ありがとうございます!)ところによると、下りは浅草8時09分発(東武日光10時13分着)と9時08分発(東武日光11時11分着)の2本。改正前の浅草8時10分発と9時10分発とほぼ同じダイヤで、下今市での切り離しが無い分7〜8分速くなっているという。
下りは東武日光発15時13分(浅草17時36分着)と17時27分(浅草19時35分着)。上りより所要時間が長いですが、各駅停車区間が多い区間快速タイプではないようだという。
停車駅は、廃止前の快速のものに加えて、南栗橋と栗橋。
乗換案内サイト「ジョルダン」では、この列車の種別は「臨時」とあるのみ。ただし、運賃だけで乗車できるようだ。使用される車両形式は不明で、快速と同様6050系が使用されるのか、通勤車両なのか注目される。
ここから私見。まさか、新ダイヤでも、臨時列車として快速のスジが残されているとは思いませんでした。多客期対応として隠し持っていたわけですね。保守的な面と大胆な面の両面を併せ持つ東武らしいといえるかもしれません。ただ、東武としては、「リバティ」デビューのダイヤ改正に水を差すような内容を発表するわけにもいかず、ギリギリまで公表しないのかもしれませんね。
しかし、アスカさんからの情報提供を見て、東京時刻表を買いに行こうと何軒か回りましたが、売り切れなのか見当たらない。そのアプリ版の「デジタルJR時刻表」は、いまだに4月号のデータのまま。しかし、ジョルダンなどの乗換案内サイトには出ており、記事にしました。
アスカさん、ありがとうございました。