2017年06月21日

[小田急]快速急行の登戸停車「要望」に何らかの対応を検討、2018年春の改正で

 川崎市議のブログによると、小田急電鉄は、2018年春に予定されている複々線化完成に合わせたダイヤ改正で、登戸駅の地元・川崎市から寄せられている快速急行停車の要望に対して、何らかの対応を検討しているという。
 川崎市議の井口まみ氏は自身のブログで、今年3月に行われた小田急電鉄本社で行われた要請に対して、小田急側が「来年3月のダイヤ改正の際に、どういう形になるかわからないが、ご要望に応えられるよう取り組んでいく」と回答したことを明らかにした。
 神奈川県は毎年、地元自治体の声を集めた要望書を鉄道会社に提出し、その回答を公表している。登戸への快急停車要望に対して、2014年度の時点まで小田急は、快速急行は遠近分離のため設定したもので、急行の混雑緩和にもつながり、多くの乗客から好評だとし「停車の予定はございません」と「ゼロ回答」を続けていた。
 ただ、2015年度の時点では、種別ごとの乗車率の均等が崩れるため通過としているとしながらも、登戸は乗降人員が4位のターミナルであることもふまえ、「利便性の高いダイヤ検討を進める」という表現に変わった。つい先日公開された2016年度の回答では、さらに2018年3月に、東北沢−梅ヶ丘間の複々線化完成と、登戸の下り2線化の設備完成があることを触れ、この時点で何らかの対応があることをうかがわせている。
 小田急は2018年3月にダイヤ改正を行う予定で、すでに朝ラッシュのピーク時間帯に増発して1時間36本運行することや、町田−新宿間で10分短縮すること、ロマンスカーをピーク帯にも新設することなどを発表している。
 ここから私見。すみません。はっきりしない情報ではありますが、小田急の来春の新ダイヤを楽しみにする気持ちも多々あり、記事を書きました。小田急において、地元要望による停車駅追加というと、2004年の急行の経堂停車が思い浮かびますが、いまになって考えると、これは地元対策でもありつつ、世田谷区内の他の駅の毎時6本化(2本減)に向けた先鞭でもあったような気がします。登戸や川崎市内の各駅を、小田急が戦略的にどう捉えているのか、興味深いですね。

(川崎市議井口まみ氏のブログ)
http://www.iguchi-mami.jp/archives/5314
(神奈川県鉄道輸送力増強促進会議)
http://www.pref.kanagawa.jp/cnt/f7140/
(同 2014年度の小田急電鉄の回答)
http://www.pref.kanagawa.jp/uploaded/attachment/760711.pdf
(同 2015年度の小田急電鉄の回答)
http://www.pref.kanagawa.jp/uploaded/attachment/823580.pdf
(同 2016年度の小田急電鉄の回答)
http://www.pref.kanagawa.jp/uploaded/attachment/882706.pdf

コメント欄にて、おさんぽPANDAさんからいただいた情報を活用させていただきました。ありがとうございました。
タグ:小田急
posted by Uchio at 22:57 | Comment(248) | TrackBack(0) | ニュース はてなブックマーク - [小田急]快速急行の登戸停車「要望」に何らかの対応を検討、2018年春の改正で | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年06月02日

[大阪モノレール]平日朝に増発。彩都西発大阪空港ゆきも登場。6/3にダイヤ改正

 大阪モノレールは2017年6月3日、ダイヤ改正をおこなう。
 本線では、平日朝ラッシュ時に、大阪空港発門真市ゆきを増発するほか、休日の夕方に増発される。
 彩都線では、朝ラッシュ時に約半数の列車が、万博記念公園止まりになる。万博記念公園では門真市方向とも同一ホームで乗り換え可能になる。日中に5往復が増発され、10分間隔の時間帯が拡大される。20分間隔の時間帯は11時半〜15時台前半となり、現行よりも2時間前後短くなる。また、朝方に彩都西発大阪空港ゆきの列車が設定される。

http://www.osaka-monorail.co.jp/jpn/press-80.html

この情報は、ライジングさんからいただきました。ありがとうございました。
posted by Uchio at 17:41 | Comment(5) | TrackBack(0) | ニュース はてなブックマーク - [大阪モノレール]平日朝に増発。彩都西発大阪空港ゆきも登場。6/3にダイヤ改正 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする