東急電鉄と東京メトロは2017年7月11日〜21日の平日8日間の早朝に、時差通勤を促すための臨時列車を、東急田園都市線、東京メトロ半蔵門線、東京メトロ東西線で走らせると発表した。
東急田園都市線では、中央林間6:04発の臨時特急「時差Bizライナー」が運転される。臨時とはいえ「特急」を名乗るのは、停車駅の少なさゆえだ。中央林間を出た後、長津田、あざみ野、溝の口のみに停車する(渋谷−押上間は各駅に停車)。定期列車も通過待ちなどで時刻変更がある。
東京メトロ東西線では、朝6時台前半に、西船橋発九段下ゆき快速と、妙典発九段下ゆき各駅停車を1本ずつ増発する。東西線では、平日朝の中野方面の快速は2009年3月のダイヤ改正ですべて廃止されたが、一時的な復活となる。こちらも、定期列車の一部で、この快速の通過待ちが生じるという。
両社とも、小池百合子都知事が提唱する「快適通勤ムーブメント」の一環だとしている。
ここから私見。8日間だけということですが、意欲的な設定ですね。特に田園都市線に特急が走るというのはたまげました。青葉台、たまプラーザ、二子玉川といった東急が手塩にかけて育てた高級住宅地を通過させるのも驚きです。乗客の反応次第ではいずれ定期化するんでしょうか。ただ、なんだか発表の時期や、8日間という期間をみるにつけ、小池都知事の選挙対策っぽいところが気になります。この施策の評価は、8日間の「その場しのぎ」だけでなく、きちんと継続させられるかどうかを見極めたいと思います。
http://www.tokyu.co.jp/file/170627-11.pdf
http://www.tokyometro.jp/news/images_h/metroNews20170627_61.pdf
この記事はるびすさん、ぽちさんから情報をいただきました。ありがとうございました。