西武鉄道は2018年春のダイヤ改正から、西武新宿線、拝島線に、有料座席指定列車「拝島ライナー」の運行を始める、と発表した。夕方・夜間の下りのみの運行。土休日も運行される。西武池袋線系統で「S-TRAIN」として運行されている40000系が充当される。
料金については、日経新聞が「500円程度とみられる」と報じている。
本数や停車駅などは今回は発表されなかった。
過去には、2011年12月に西武新宿発拝島ゆきの臨時特急を運転。このときは、田無、小平、玉川上水、拝島に停車した。2012年8月の臨時特急では、東大和市が停車駅に加わり、一方で田無は通過となった。
また、マイナビニュースが今年2月に報じた記事では、40000系の車掌室の設定ディスプレイの写真として「有料種別設定」なる画面に「西武新宿→拝島」が2種類あり、片方が「武蔵砂川・西武立川通過」との追記があり、もう片方はそれがない。このあたりも、停車駅を推理するポイントになりそうだ。
(リリース)
https://www.seiburailway.jp/news/news-release/2017/20171117haijimaliner.pdf
(日経新聞)
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO23702300Q7A121C1L83000/
(マイナビニュース)
https://news.mynavi.jp/photo/article/20170219-a023/images/011l.jpg
この情報はケイタさんからいただきました。ありがとうございました。マイナビニュースのご紹介は、OERさんです。ありがとうございました。
2017年11月27日
2017年11月17日
[東武]野田線・船橋−柏−運河間でも急行運転開始、2020年春から
東武鉄道は2020年春から、野田線(アーバンパークライン)の船橋−柏−運河間で急行運転を開始すると発表した。野田線では2016年3月のダイヤ改正で、大宮−春日部間での急行運転を開始している。現在は大半の電車が、柏で系統分離されているが、柏をまたいだ運転になる可能性もありそうだ。
東武鉄道は、11月10日付けの「『東武グループ中期経営計画』の推進」と題する文書を発表した。今年4月に発表した中期経営計画の進捗状況をまとめたもので、東武アーバンパークライン速達性の向上と称して、六実−逆井間の複線化(2019年)と合わせて紹介されている。
http://www.tobu.co.jp/file/pdf/67c461e1fc6a16b6f94009aa7fd05ae0/chukei.pdf
この情報はライジングさんからいただきました。ありがとうございました。
東武鉄道は、11月10日付けの「『東武グループ中期経営計画』の推進」と題する文書を発表した。今年4月に発表した中期経営計画の進捗状況をまとめたもので、東武アーバンパークライン速達性の向上と称して、六実−逆井間の複線化(2019年)と合わせて紹介されている。
http://www.tobu.co.jp/file/pdf/67c461e1fc6a16b6f94009aa7fd05ae0/chukei.pdf
この情報はライジングさんからいただきました。ありがとうございました。
2017年11月03日
[小田急]快急が登戸停車、千代田線直通の各停も登場(小田急複々線化新ダイヤ・1)
小田急電鉄は2018年3月に予定されている複々線化完成にともなうダイヤ改正について、詳細な内容を発表した。2016年4月に所要時間などを発表していたが、今回は種別、停車駅や本数など、ほぼ全容が明らかになった。今回のリリースは、本文だけで18ページ。発表の数時間後には、朝の上り・夕方〜深夜の下りの時刻表18ページも追加され、合計36ページという異例のボリュームだ。
【お知らせ】この記事では、種別や停車駅の変更と、朝と日中のパターンについて報じます。夕方や早朝深夜についてと、エリア毎に新ダイヤの損得を考える記事は、別途設けようと思います。
先に公開した速報記事には多くの方から、コメントをいただきました。それを参考にさせていただいた部分も多々あります。ありがとうございました。
【種別】快急が登戸停車。準急は千・祖・狛の3駅停車。通勤急行、通勤準急が新設
快速急行が、登戸に停車する。一部時間帯のみという予測もあったが、全列車が登戸停車となる。公開された朝夕の時刻表を見ると、登戸では積極的に緩急接続が行われ、向ヶ丘遊園や生田3駅も速達性を享受できそうだ。
また、快急は多摩線系統にも新設される。線内の停車駅は急行と同じで栗平、永山、多摩センター、唐木田。一方で、多摩急行は廃止される。
朝ピーク時の「通勤急行」が新設される。急行と異なるのは、登戸は通過する点。
同じく朝ピーク時のみの「通勤準急」が新設される。こちらは現在の準急と同じ停車駅で、経堂にも停車する。先代の「通勤準急」は、1964年に廃止されているが、停車駅は現在の準急とほぼ同じで、54年ぶりの復活とも言えそうだ。
準急は、新たに千歳船橋、祖師ヶ谷大蔵、狛江に停車する。準急と通勤準急は、千代田線直通のみの種別となり、新宿発着の列車はなくなる。さらに、準急の大半は、向ヶ丘遊園または成城学園前発着で、これまでと全く異なる性格の列車となる。
朝ラッシュ時には、江ノ島線内急行で、相模大野から快速急行という列車が登場する。南林間、長後などの利用者には朗報だ。
時刻表によると、新百合ヶ丘以西は各停という急行が、相当数誕生する。1980年代には「スキップ準急」と言われていた列車だが、新種別の導入には至らなかったようだ。
【朝】劇的な変更。10分パターンに、快急2、通急1、通準1、各停2
朝ラッシュ時の上りは、小田原線、江ノ島線からの上り急行はすべて快急(登戸停車)になる。多摩線からの「通勤急行」が新設され、向ヶ丘遊園と成城学園前をカバーする代わりに、登戸は通過となる。
朝ラッシュピーク時の上り1時間を、現状の27本から36本に増やすのは既にアナウンスにあったが、新しいダイヤでは、複線区間の新百合ヶ丘−向ヶ丘遊園間も30本と3本増やす。通勤急行を快急の直後に走らせることで、実現させる構えのようだ。
ピーク時は10分パターンで、新宿系統は、小田原発快急、藤沢発快急(江ノ島線内急行)、多摩線からの通勤急行、本厚木始発の各停の各1本。千代田線系統は、本厚木または海老名始発の通勤準急、向ヶ丘遊園始発の各停の各1本。
快急は、きれいに5分間隔になる。向ヶ丘遊園と成城学園前では、新宿に向かう優等が、10分ごとの通勤急行のみとなる。
通勤準急は一部区間で緩行線を走るようだ。そのため、各停は、成城または経堂で、通勤準急を待避する。各停は所要時間が伸びる。緩行線側に待避線がある経堂上りの配線から想像できたものの、小田急が長年してきた複々線化によって「各停も待避がなくなる」という説明との整合性がなくなる。
【日中】現パターンとほぼ同じ。千代田線直通準急が追加。唐木田急行は新宿へ
日中の時刻表は公開されていないが、リリースを見る限り、2016年のダイヤ改正で「歴史的な刷新」を遂げた日中ダイヤは、複々線化後もその20分パターンを概ね引き継ぐようだ。毎時の本数は、快急6、急行6、各停6で、今改正ではさらに千代田線直通の準急3が増発される。現行ダイヤでは、急行のうち多摩線系統は千代田線直通だが、新宿発着に変更になり、新宿系統の急行が6本に復活する形だ。
快速急行が登戸に停車になることで、緩急接続が広がる可能性があるが、リリース上では何も触れられていない。
久しぶりに日中に設定される準急は、現行ダイヤの準急とは性格が全く異なる列車で、千代田線直通で向ヶ丘遊園発着。近郊区間の急行通過駅の中で、乗客の多い3駅に新たに停車する。この3駅では毎時9本、それ以外の急行通過駅はこれまで通り各停のみ毎時6本となる。なお、土休日はさらに成城学園前発着が毎時3本追加され、合わせて毎時6本となる。
各停は、すべて新宿−本厚木間で現状と変わらず、千代田線直通はない。
リリースでは、不便になる点として、11〜15時台の新松田−小田原間の各駅停車の減便が挙げられている。
【お知らせ】この記事では、種別や停車駅の変更と、朝と日中のパターンについて報じます。夕方や早朝深夜についてと、エリア毎に新ダイヤの損得を考える記事は、別途設けようと思います。
先に公開した速報記事には多くの方から、コメントをいただきました。それを参考にさせていただいた部分も多々あります。ありがとうございました。
【種別】快急が登戸停車。準急は千・祖・狛の3駅停車。通勤急行、通勤準急が新設
快速急行が、登戸に停車する。一部時間帯のみという予測もあったが、全列車が登戸停車となる。公開された朝夕の時刻表を見ると、登戸では積極的に緩急接続が行われ、向ヶ丘遊園や生田3駅も速達性を享受できそうだ。
また、快急は多摩線系統にも新設される。線内の停車駅は急行と同じで栗平、永山、多摩センター、唐木田。一方で、多摩急行は廃止される。
朝ピーク時の「通勤急行」が新設される。急行と異なるのは、登戸は通過する点。
同じく朝ピーク時のみの「通勤準急」が新設される。こちらは現在の準急と同じ停車駅で、経堂にも停車する。先代の「通勤準急」は、1964年に廃止されているが、停車駅は現在の準急とほぼ同じで、54年ぶりの復活とも言えそうだ。
準急は、新たに千歳船橋、祖師ヶ谷大蔵、狛江に停車する。準急と通勤準急は、千代田線直通のみの種別となり、新宿発着の列車はなくなる。さらに、準急の大半は、向ヶ丘遊園または成城学園前発着で、これまでと全く異なる性格の列車となる。
朝ラッシュ時には、江ノ島線内急行で、相模大野から快速急行という列車が登場する。南林間、長後などの利用者には朗報だ。
時刻表によると、新百合ヶ丘以西は各停という急行が、相当数誕生する。1980年代には「スキップ準急」と言われていた列車だが、新種別の導入には至らなかったようだ。
【朝】劇的な変更。10分パターンに、快急2、通急1、通準1、各停2
朝ラッシュ時の上りは、小田原線、江ノ島線からの上り急行はすべて快急(登戸停車)になる。多摩線からの「通勤急行」が新設され、向ヶ丘遊園と成城学園前をカバーする代わりに、登戸は通過となる。
朝ラッシュピーク時の上り1時間を、現状の27本から36本に増やすのは既にアナウンスにあったが、新しいダイヤでは、複線区間の新百合ヶ丘−向ヶ丘遊園間も30本と3本増やす。通勤急行を快急の直後に走らせることで、実現させる構えのようだ。
ピーク時は10分パターンで、新宿系統は、小田原発快急、藤沢発快急(江ノ島線内急行)、多摩線からの通勤急行、本厚木始発の各停の各1本。千代田線系統は、本厚木または海老名始発の通勤準急、向ヶ丘遊園始発の各停の各1本。
快急は、きれいに5分間隔になる。向ヶ丘遊園と成城学園前では、新宿に向かう優等が、10分ごとの通勤急行のみとなる。
通勤準急は一部区間で緩行線を走るようだ。そのため、各停は、成城または経堂で、通勤準急を待避する。各停は所要時間が伸びる。緩行線側に待避線がある経堂上りの配線から想像できたものの、小田急が長年してきた複々線化によって「各停も待避がなくなる」という説明との整合性がなくなる。
【日中】現パターンとほぼ同じ。千代田線直通準急が追加。唐木田急行は新宿へ
日中の時刻表は公開されていないが、リリースを見る限り、2016年のダイヤ改正で「歴史的な刷新」を遂げた日中ダイヤは、複々線化後もその20分パターンを概ね引き継ぐようだ。毎時の本数は、快急6、急行6、各停6で、今改正ではさらに千代田線直通の準急3が増発される。現行ダイヤでは、急行のうち多摩線系統は千代田線直通だが、新宿発着に変更になり、新宿系統の急行が6本に復活する形だ。
快速急行が登戸に停車になることで、緩急接続が広がる可能性があるが、リリース上では何も触れられていない。
久しぶりに日中に設定される準急は、現行ダイヤの準急とは性格が全く異なる列車で、千代田線直通で向ヶ丘遊園発着。近郊区間の急行通過駅の中で、乗客の多い3駅に新たに停車する。この3駅では毎時9本、それ以外の急行通過駅はこれまで通り各停のみ毎時6本となる。なお、土休日はさらに成城学園前発着が毎時3本追加され、合わせて毎時6本となる。
各停は、すべて新宿−本厚木間で現状と変わらず、千代田線直通はない。
リリースでは、不便になる点として、11〜15時台の新松田−小田原間の各駅停車の減便が挙げられている。
2017年11月01日
[小田急]【速報】複々線化完成ダイヤの全容を発表
小田急電鉄は2018年3月に予定されている複々線化完成にともなうダイヤ改正について、詳細な内容を発表した。2016年4月に所要時間などを発表していたが、今回は種別、停車駅や本数など、ほぼ全容が明らかになった。
なお、詳しい記事はのちほど投稿します。まずはリリース上の主な点を箇条書きでまとめます。
・快速急行が登戸に停車(→関連記事)
・朝夕ラッシュ時に快速急行が大幅増加(急行、準急は削減)
・多摩線にも快急を新設
・朝ピーク時の急行は「通勤急行」になり、登戸通過
・朝ピーク時の準急は「通勤準急」になり、経堂停車
・(朝以外の)準急が千歳船橋、祖師ヶ谷大蔵、狛江に停車
・準急、通勤準急は千代田線直通のみの種別に
・多摩急行は廃止
・日中の新宿系統の急行が毎時6本に“復活”(半数は唐木田発着)
http://www.odakyu.jp/program/info/data.info/8701_5820170_.pdf
この情報は、kazupiさん、KOYAさんからいただきました。ありがとうございました。
なお、詳しい記事はのちほど投稿します。まずはリリース上の主な点を箇条書きでまとめます。
・快速急行が登戸に停車(→関連記事)
・朝夕ラッシュ時に快速急行が大幅増加(急行、準急は削減)
・多摩線にも快急を新設
・朝ピーク時の急行は「通勤急行」になり、登戸通過
・朝ピーク時の準急は「通勤準急」になり、経堂停車
・(朝以外の)準急が千歳船橋、祖師ヶ谷大蔵、狛江に停車
・準急、通勤準急は千代田線直通のみの種別に
・多摩急行は廃止
・日中の新宿系統の急行が毎時6本に“復活”(半数は唐木田発着)
http://www.odakyu.jp/program/info/data.info/8701_5820170_.pdf
この情報は、kazupiさん、KOYAさんからいただきました。ありがとうございました。
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