(2018年3月17日のJRグループおよび各私鉄のダイヤ改正に関するニュースはこちらに一覧があります)
JR東日本は2018年3月17日のダイヤ改正の概要を発表した。この記事では、首都圏東部と北部についての要点をまとめる。なお、東京支社、大宮支社のリリースはウェブ上では公開されておらず、マスコミによる報道を待つのみだが、12/19現在、特に報道は見つかっていない。
■京葉・武蔵野線 朝に吉川美南発東京ゆき1本増発
京葉線、武蔵野線では、平日朝ラッシュ時に、吉川美南発東京ゆきを1本増発する。現在、吉川美南始発は、朝の西船橋ゆき1本のみで、都内の通勤に使える始発電車は、2012年の駅開業以来初めてと思われる。
一方で、海浜幕張への通勤時間帯の、蘇我8:31発新習志野ゆきは廃止される。
■総武線 「エアポート成田」の愛称廃止
総武線快速、成田線では、成田空港ゆきの快速列車についていた「エアポート成田」という愛称を廃止し、単なる快速成田空港ゆきとなる。「成田エクスプレス」との違いを明確にするとしており、営業上の理由か、誤乗防止対策のいずれかだと思われる。
■内房線、外房線 今回も減便傾向
前回改正で、君津での系統分断が実施された内房線。今回も減便傾向で、南端の館山−安房鴨川間で、平日11〜12時台の1往復が廃止される。
外房線では、茂原−勝浦間の朝夕のダイヤが変わる。下りは夜間で、3本が区間短縮、1本が区間延長となる。上りは朝に勝浦5時台発千葉ゆき1本が茂原発に短縮されるほか、夜間の上り1本が廃止される。
■高崎線 「スワローあかぎ」が全列車北本、鴻巣に停車
夜間上り通勤快速1本が普通に格下げとなる。特急「スワローあかぎ」の停車駅が、統一され、全列車が北本・鴻巣に停車する(現状では上り1本、下り3本のみ停車)。今回の改正では、着席需要対応に一層シフトさせる構えだ。
(千葉支社)
https://www.jreast.co.jp/chiba/news/pdf/pre1712_20171215-2018kaisei.pdf
(高崎支社)
http://www.jreast.co.jp/takasaki/news/pdf/20171215_info.pdf