西武鉄道は2018年3月10日、池袋線と新宿線系統の各線でダイヤ改正を行う。この記事では、新宿線系統について述べる(池袋線の記事は別途載せます)。
S-TRAINと同じような座席指定列車「拝島ライナー」の運転が始まることはすでに発表されていたが、その詳細と、一般列車の変更点が明らかになった。拝島ライナーが走る夕方〜夜間、一般列車は全体的に見て減量傾向となる。
拝島ライナー登場■小平以西は全駅停車。毎時1本、料金は300円
今回の発表で、停車駅や詳細な本数と時刻、料金などが明らかになった。
停車駅は、西武新宿を出ると、高田馬場、小平から拝島までの各駅。池袋線のS−TRAINが停車駅を絞り込んだのに対し、こちらは拝島線内のローカル輸送も担う形となる。
西武新宿18:15発から22:15発まで毎時1本で、合計5本が運転される(平日も土休日も同じ)。小平で、平日は新所沢ゆきに、土休日は本川越ゆきにそれぞれ接続する。
座席指定料金は300円だが、小平以西から乗車する場合は不要。指定券は、停車駅の窓口で販売するほか、西武新宿と高田馬場での特急券券売機、チケットレスサービス「Smooz」でも購入可能。事前に買わずに乗った場合は、200円が加算され、500円となる。
新宿線系統■平日夕〜夜は、各停4本減、急行は12本減、準急が12本増
拝島ライナーが走る夕方から夜の時間帯は、大幅にパターンが変わる。
平日は、下り各停の本数が4本減る。西武新宿発18時台に2本、19時台に1本、22時台に1本少なくなる。
急行は39本から27本に減り、代わりに準急が15本に増える。拝島ライナーの直前の列車はすべて準急で、おそらく鷺ノ宮で拝島ライナーの通過待ちをするものとみられ、所要時間は大幅に増えそうだ。
土休日も、急行が10本減り、代わりに準急が9本増える。本川越ゆきの急行の削減が目立ち、18〜22時台で合計6本が減る。20時台は2本のみで、本川越方面に接続する急行拝島ゆきも1本しかなく、一方で特急と拝島ライナー(本川越ゆき接続)は合計3本ある。
国分寺線・西武園線では、競輪開催日に、国分寺−西武園間で直通する列車が運転されているが、これを大幅に縮小し、9〜15時台は東村山での乗り換えが必要になる。
https://www.seiburailway.jp/news/news-release/2017/2018daiyakaisei.pdf
この情報は、kazupiさんからいただきました。ありがとうございました。