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この記事では、2020年3月14日のダイヤ改正のうち、首都圏の中央線・総武線に関するものを取り上げます。
■完全に系統分離。深夜の中央特快増発
中央線では現行では、早朝・深夜は快速列車が大幅に減り、各駅停車が東京発着となり、代わりに総武線各駅停車は主に御茶ノ水折り返しとなっている。ダイヤ改正後は、終日にわたって系統が分離され、御茶ノ水折り返しはなくなる。
中央快速線では、終電まで快速が運転されることになり、終電付近の時刻が大幅に変わる。まず、高尾への終電は15分繰り上がり、高尾1:22着(現行は1:37着)となる。ただし、快速化されるため、東京発としては0:15発(現行は0:20発)と繰り上がり幅は5分に縮まる。一方で、高尾ゆき終電のあとに豊田ゆきができる(東京0:25発)。武蔵小金井ゆきの終電は東京0:35発となり、現行よりも7分繰り下がる。最終の三鷹ゆきは現行は東京発だが、改正後は千葉発となる。
緩行線は早朝に、武蔵小金井、国分寺や立川始発の総武緩行線方面ゆきがあるが、改正後はなくなり、すべて三鷹以東のみとなる。中野発、三鷹発の始電は東京ゆきではなく、千葉ゆきに変更になる。総武緩行線の始電は御茶ノ水429発だが、これがどうなるのは不明だ。
このほか中央快速線では、深夜帯に下り1本、上り2本の中央特快が増発される。下りは東京23:45発。
■総武緩行線、一部区間減便?
さらに総武緩行線は、ホームドア導入に向けて、標準の所要時間をやや延ばす。さらに、千葉支社のリリースでは「一部区間の運転本数を変更」とあり、減便を差すとみられるが、詳細は不明だ。
総武快速線関係では、東京22:15発快速を、千葉から成田空港まで延長する。また、成田空港の時間延長を機に臨時列車として運転されてきた成田空港23:45発千葉ゆきが定期列車化する。それに伴い、早朝の津田沼発千葉ゆき1本が削減されるという。
■JR東日本
https://www.jreast.co.jp/press/2019/20191213_ho01.pdf
□八王子支社
https://www.jreast.co.jp/hachioji/info/20191213/20191213_info001.pdf
□千葉支社
https://www.jreast.co.jp/chiba/news/pdf/pre1912_daikai.pdf
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