2020年11月28日

[京急]2021年春に終電繰り上げ、最大30分。最終特急金沢文庫ゆきは0:02発に

 京急電鉄(京浜急行電鉄)は2021年春にダイヤ改正をおこない、大師線をのぞく全線で平日の終電を繰り上げる。繰り上げ幅は最大30分。
 現状の品川発の終電である特急金沢文庫ゆき(0:23発)は、普通車の終電(0:06発)の後に運行され、上り列車と一切すれ違わない珍しい列車だが、改正後は廃止になり、横浜や金沢文庫への終電は21分繰り上がって0:02発になる。資料にはっきりとは書かれていないが、普通京急川崎ゆきの終電は0:06発のまま残るものと思われる。
 京急久里浜への終電は現状は品川0:02発特急だが、30分繰り上がって23:32発となる。23:46発の特急は、逗子・葉山への終電に接続する最終となる。
 終電の直前に時間帯に、泉岳寺発神奈川新町ゆき特急と、羽田空港発神奈川新町ゆきエア急を1本ずつ増発するという。
 上りについては発表資料で言及はなかったが、神奈川新聞によると、一部を除いて繰り上げはないという。また、土休日については特に変更はないという。
 リリースでは、ダイヤ改正の全容については、2021年1月に発表するとしている。
 ここから私見。京急は、繰り上げ幅を分単位で明示し、しかも品川発時刻で統一しているので、特急列車の大枠はつかみやすいですね。ただ、京急は、平日では特急よりも普通車の終電が早い場所が多いのですが、今回の発表では特急通過駅への言及はほとんどありませんね。普通車も似たような幅で繰り上げになるのか、それとも現行のままで残り、土休日と同様に特急の終電が各駅で普通車の最終に接続するかたちになるのか気になります。最終の品川0:23発金沢文庫ゆきがなくなるのはやはりという感じですが、追浜以南も30分繰り上げですので思い切っています。JR横須賀線もかなり繰り上げていますから、京急としては迷いはなかったのかもしれません。

【現行と改正後の終電比較】(平日)

※改正後の発時刻は、発表資料から抜き出しもしくは算出しました。種別は現状維持と推定しています

【現行】品川023特急→金沢文庫101、品川006→京急川崎026、品川004エア急→羽田空港、品川002特急→久里浜101(金沢八景乗り換え逗子・葉山)、品川2346特急→堀ノ内乗り換え浦賀(川崎乗り換え小島新田)、品川2332特急→三浦海岸041、品川2250特急→三崎口009

【改正後】品川006→京急川崎、品川002特急→金沢文庫(蒲田?乗り換え→羽田空港)、品川2346特急→金沢文庫乗り換え?逗子・葉山(川崎乗り換え小島新田=変化無し)、品川2332特急→久里浜(堀ノ内乗り換え浦賀)、品川2314特急→三浦海岸、品川2250特急→三崎口(変化無し)

(京急のリリース)
https://www.keikyu.co.jp/company/news/2020/20201127HP_20108EW.html
(神奈川新聞)
http://www.kanaloco.jp/news/economy/article-317366.html

この情報は、ななさんからいただきました。ありがとうございました。

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posted by Uchio at 12:07 | Comment(6) | ニュース はてなブックマーク - [京急]2021年春に終電繰り上げ、最大30分。最終特急金沢文庫ゆきは0:02発に | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする