2020年11月30日

[東武]東武も2021年春に各線で終電繰り上げ、3月に繰り下げたばかりの野田線は現状維持

 東武鉄道は2021年春にダイヤ改正をおこない、伊勢崎線(東武スカイツリーライン)、東上線、大師線で、終電の繰り上げを実施すると発表した。今年3月のダイヤ改正で終電を最大30分繰り下げたばかりの野田線(東武アーバンパークライン)については、現状維持とする。
 対象となる区間は、下りが浅草−北春日部、池袋−川越市の各区間。上りは浅草−北千住、池袋−志木の各区間。大師線は上下とも対象になる。繰り上げ幅は10〜15分。
 野田線では繰り上げは実施しないとのことで、その理由として「東京郊外を環状に結び、都心からのお客様の乗り換え需要が多いという特性を踏まえ」たとしている。野田線は3月のダイヤ改正で、JR高崎線やJR総武快速線などの終電と接続するところまで繰り下げている。
 終電繰り上げ以外についても、有料優等列車について発表があった。東上線では、平日朝上りにTJライナーが2本増発されて、合計4本になる。伊勢崎・日光線では、新栃木6:02発のリバティけごんが春日部発に短縮され、浅草22:49発の最終リバティけごん新栃木ゆきは廃止となる。
 ダイヤ改正の詳細は2021年1月中旬に発表するという。
 ここから、私見です。東武は他社に比べて繰り上げ幅が小さいですね。終着駅が1時を過ぎる列車がそれなりに残ります。特に、野田線の柏発七光台ゆきの最終(七光台1:16着)は、1都3県でもっとも遅い電車になりそうですね。野田線の春のダイヤ改正は、「都心に遅くまでいても電車で帰れる」という点が沿線の価値を高めるという狙いがあったと思います。住宅開発の現場でやはりその手応えがあったということなのでしょうか。

【現行と改正後の終電比較】(平日)

※改正後の発時刻は、発表資料から抜き出しました

●伊勢崎線(東武スカイツリーライン)・大師線
【現行】(浅草023)北千住039区準→北春日部116、(日比谷線)北千住040→北越谷109、西新井023→大師前025
【改正後】浅草009→北千住、北千住023準急?→北越谷?乗り換え→北春日部、北千住026→北越谷、西新井014→大師前

●東上線
【現行】池袋002→森林公園106、池袋044準急→川越市123、池袋045→成増102
【改正後】池袋002→森林公園(変化無し)、池袋030準急→川越市、池袋035→成増W

●野田線(東武アーバンパークライン)
【現行】大宮046→岩槻058、柏056→高柳107、柏050→七光台116、船橋044→高柳103
(変化無し)

https://www.tobu.co.jp/cms-pdf/releases/20201130154613tnwJFWAicfCG3Gpb88aWLw.pdf

この情報は、ライジングさん、ななさんからいただきました。ありがとうございました。

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posted by Uchio at 23:00 | Comment(21) | ニュース はてなブックマーク - [東武]東武も2021年春に各線で終電繰り上げ、3月に繰り下げたばかりの野田線は現状維持 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする