2021年05月22日

[JR西日本]2021年10月にダイヤ改正、近畿圏でも日中の閑散区間で減便

(追記7/31 18:00)この記事はもともと、5/22に投稿されたものですが、7/27にJR西日本からより詳細な内容が発表されましたので、本文の最後に追記しました(追記ここまで)

 JR西日本は、2021年10月にダイヤ改正を行い、主に日中の閑散区間の減便を行うと発表した。2022年春の改正で朝夕も含めた全体的な運転本数見直し(減便)をする予定だが、一部を前倒しするという。JR西日本では、今年3月のダイヤ改正で、深夜帯を中心に減便や終電繰り上げが行われたが、日中の変更はごく一部にとどまっていた。
 2021年10月のダイヤ改正では、列車本数と利用状況の乖離が大きい線区・区間で減便を行うという。近畿エリアで約60本、それ以外のエリアで約70本、それぞれ減らす予定だという。
 近畿エリアで、対象区間として例示されているのは以下の6区間。平日日中の片方向の列車本数(特急除く)を併記します。

・琵琶湖線(米原−長浜)(平日日中=毎時2本)
・JR京都線(高槻−京都)(平日日中=毎時快速4本、新快速4本 ※〜10時台、15時台〜はさらに普通4本)
・JR神戸線(須磨−西明石)(平日日中=毎時普通4本、快速4本、新快速4本)
・山陽線(姫路−上郡)(平日日中=毎時普通2本、網干まで快速2本)
・赤穂線(相生−播州赤穂)(平日日中=毎時2本)
・大和路線(奈良−加茂)(平日日中=毎時2本)

 詳しい内容については、7月に公表するとしている。
 ここから私見です。例示の区間は毎時2本のところが多いですが、毎時1本に減りそうですね。資料にも例示として毎時2本の区間を1本に減らす図が載っていました。10〜14時台として上下合わせて10本。とはいえ、毎時2本と1本では利便性は段違いですよね。厳しい判断に至ったと言えそうです。

(ここから追記7/31 18:00)
 JR西日本は7月27日、今年10月のダイヤ改正の詳細を発表した。それによると、ダイヤ改正日は2021年10月2日。5月時点の発表で、京阪神地区で本数削減対象とされていた各線区の詳しい削減内容は以下の通り。

琵琶湖線(米原−長浜)(平日日中=毎時2本)
→10〜14時台の長浜発着の新快速を、米原発着に短縮。この区間は毎時1本に。
JR京都線(高槻−京都)(平日日中=毎時快速4本、新快速4本 ※〜10時台、15時台〜はさらに普通4本)
→土休日10〜12時台、15時台に京都発着の普通の一部を高槻発着に短縮。この区間の途中駅は快速毎時4本のみに。
JR神戸線(須磨−西明石)(平日日中=毎時普通4本、快速4本、新快速4本)
→土休日10〜11時台に西明石発着の普通のうち半数(毎時4本)を須磨発着に短縮。この区間の普通は毎時4本に。
山陽線(姫路−上郡)(平日日中=毎時普通2本、網干まで快速2本)
赤穂線(相生−播州赤穂)(平日日中=毎時2本)
→10〜14時台に、姫路−播州赤穂間の普通の半数(毎時1本)と、それに接続する相生−上郡間の普通(毎時1本)を削減。
大和路線(奈良−加茂)(平日日中=毎時2本)
→11〜15時台に、加茂発着の大和路快速のうち半数(毎時1本)を奈良発着に短縮。加茂−木津間は毎時1本に

(5月の発表)
https://www.westjr.co.jp/press/article/2021/05/page_17873.html
(7月の発表)
https://www.westjr.co.jp/press/article/2021/07/page_18200.html

この情報は、ライジングさん、ポストJRさんからいただきました。ありがとうございました。
タグ:JR西日本
posted by Uchio at 10:20 | Comment(167) | ニュース はてなブックマーク - [JR西日本]2021年10月にダイヤ改正、近畿圏でも日中の閑散区間で減便 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする