2022年01月29日

[相鉄][東急]新横浜線開業は2023年3月、東武東上線とも直通。西武とは直通せず

 相模鉄道と東急電鉄、鉄道・運輸機構は、羽沢横浜国大と日吉を結ぶ新線「相鉄・東急直通線」(営業上の名称は相鉄新横浜線・東急新横浜線)の開業時期を、2023年3月とすると発表した。トンネルや駅の土木工事はおおむね完了し、設備工事をおこなっているという。
 同線は計画当初は「神奈川東部方面線」と呼ばれ、2006年から事業化を開始。当初は2015年3月までに整備予定だったが、用地取得の遅れや地盤改良のための工事追加などで遅れていた。
 このほか、相鉄・東急に加えて、東急東横線・目黒線と直通している東京メトロ、東京都交通局、東武鉄道、西武鉄道、埼玉高速鉄道の7社局が共同で、開業についてのプレスリリースを発表した。詳しい運行計画は「後日にお知らせ」として明かさなかったが、一つだけ明らかになったのは、この7社局の中で西武鉄道だけは新線との直通運転は行わない。一方で東武東上線は直通するという。
 また、東急目黒線、東京メトロ南北線、都営三田線、埼玉高速鉄道では、開業に備えて8両編成化を進めると各社がそれぞれ発表した。
 ここから私見。建設に至った経緯から東横・目黒の両線に直通するものの、おそらく主体は目黒線になると言われてきました。西武が外れたのは、やはり東横線側の列車は限定的だということなのでしょうね。とはいえ、西武と東武で分かれたのはなぜなのか気になります。相鉄・JR直通線のときに、運行計画が発表されたのは開業3ヶ月前でした。今回はもうちょっと早そうな気がします。

(工事概況と開業時期/鉄道・運輸機構、相鉄、東急)
https://cdn.sotetsu.co.jp/media/2022/pressrelease/pdf/r22-13-i8s.pdf
(開業時期の7社共同リリース)
https://cdn.sotetsu.co.jp/media/2022/pressrelease/pdf/r22-14-hz9.pdf

この情報は、たけのこの山さん、ライジングさんからいただきました。ありがとうございました。
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[東京メトロ]有楽町線住吉支線と南北線品川延伸の事業許可を申請。総建設費は4000億円

 東京メトロ(東京地下鉄)は2022年1月28日、有楽町線と南北線の延伸についての鉄道事業許可を国交相に申請したと発表した。
 有楽町線の延伸区間は、豊洲から分岐して、半蔵門線住吉に至る4.8キロ。東陽町(東西線)を含めて途中駅を3箇所新設する。いわゆる東京8号線と呼ばれているもので、総建設費は2690億円。「臨海地域と都区部東部の観光拠点とのアクセス利便性向上」をうたっており、半蔵門線押上までの直通も検討しているものと思われる。東西線の混雑緩和にも寄与するとしている。
 南北線の延伸区間は、白金高輪−品川間の2.5キロ。途中駅はない。総建設費は1310億円。リニアの整備や周辺の再開発をにらみ、JRや京急のターミナルと都心部のアクセス利便性向上に寄与するとしている。
 いずれも、開業目標は2030年代半ばとしている。
 東京メトロは、当初から副都心線を最後の新線建設と位置づけており、これらの計画に消極的な姿勢を示してきた。
 昨年7月にこの件を報じた読売新聞などによると、国と都は補助金によって建設費用負担を大幅に軽減する意向を示したことで、東京メトロが譲歩したという。

(東京メトロ)
https://www.tokyometro.jp/news/images_h/metroNews220128_1.pdf
(読売新聞)
https://www.yomiuri.co.jp/economy/20210716-OYT1T50008/

この情報は、ライジングさん、たかつさん、ポストJRさんほかからいただきました。ありがとうございました
タグ:東京メトロ
posted by Uchio at 10:58 | Comment(64) | ニュース はてなブックマーク - [東京メトロ]有楽町線住吉支線と南北線品川延伸の事業許可を申請。総建設費は4000億円 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする