従来の形式は、時間が縦割りになっているほか、行き先と種別ごとに行が分かれているのも大きな特徴だった。乗りたい種別と行き先が明確な場合はとてもわかりやすい一方で、次に来る電車を知りたいという場合はすべての行を確認する必要があった。
改正の対象範囲外の各駅では従来の形式のものが残るが、橿原神宮前の京都線は新形式になっており、今後のダイヤ改正などのタイミングで変わる可能性がある。
ここから私見。個人的には、近鉄独自の従来型はダイヤのパターンが見渡しやすくて好きでしたが、このあたりは他の方のご意見(実際に近鉄を日常的に利用されている方は特に)も聞いてみたいところです。遠近分離を基本としていて、種別ごとの担当範囲が明白で、種別と行き先の組み合わせに例外が少なかった近鉄ならではの形式だったのかもしれません。ここ最近の特急の減便や、優等種別の区間短縮という中で維持しづらくなってきたのでしょうか。
あと、近鉄らしいといえば「当駅仕立て」という表現ですが(他社では「当駅始発」)、こちらは新しい時刻表でも残っていました。
▼新しい形式の時刻表(大阪阿部野橋の平日)

▼従来の形式の時刻表(大阪阿部野橋の平日)※2021/7/3改正ダイヤ

▼2007年の時刻表。今よりも特急は多い

この情報は、ライジングさん、ななさん、南武線利用者さんからいただきました。ありがとうございました。