2024年01月24日

[西武]新宿線は日中の12分毎時間帯を増発で10分毎に。「コロナ禍前の本数に戻す」(2024年3月16日ダイヤ改正・18)

 西武鉄道は2024年3月16日に多摩川線を除く各線のダイヤ改正を行う。

新宿線●平日12〜15時台の急行・各停を毎時5→6本に

 新宿線では、平日日中に急行と各停が毎時5本ずつ(12分間隔)になっている時間帯(12〜15時)があるが、改正後は増発して毎時6本とする。2022年春のダイヤ改正で12分間隔が導入されたが、それ以前のダイヤを取り戻す形になる。小平−玉川上水間、国分寺−東村山間も毎時1本ずつ増発する。リリースではこれらを「コロナ禍前の本数に戻す」と表現している。
 平日朝は、拝島6時台発の準急西武新宿ゆき2本をそれぞれ急行、各停に変更する。本川越8時台発の上り準急1本を急行に変更する。
 土休日夜は、西武新宿21時台発の各停新所沢ゆき1本を本川越ゆきに延長する。
 特急列車関連では、拝島ライナーについて平日朝に1本を増発するほか、1本の時刻を変更する。小江戸については、平日午前中の本川越ゆき2本を削減し、夕方の上り2本を本川越始発から所沢始発に短縮する。

池袋線●西武球場前ゆき終電への接続列車を繰り下げ

 池袋線では、平日の池袋発の西武球場前ゆき終電への接続列車を10分繰り下げ、23:12発とする。池袋発21時台の優等列車1本と23時台の各停1本を削減する。
 土休日朝には、飯能発9時台の西武秩父ゆき1本を削減する。
 山口線では、平日夜に2往復を増発する。
 特急列車関連では、むさし14号の時刻を変更し、朝ラッシュの最ピーク帯である8:14に池袋着とするほか、朝9時台に池袋着のむさし1本を増発する。

 ここから私見です。首都圏の民鉄主要路線で唯一、日中の都心側の普通の本数が10分毎(毎時6本)に満たなかった西武新宿線。2年前の発表時は、関西圏に続いてついに首都圏でも10分毎を割り込むところが出たと驚きましたが、わずか2年で元に戻ることになります。いかにコロナ「5類」による需要復活といえども、毎時5本ではさばききれないほどの混雑ということはないでしょうから、やはり10分毎ダイヤのわかりやすさのメリットは大きいと判断したのでしょうか。沿線からの声もあったのかもしれませんね。

https://www.seiburailway.jp/file.jsp?newsroom/news/file/20240124_daiyakaisei.pdf

この情報は、ライジングさん、ななさんからいただきました。ありがとうございました。
posted by Uchio at 20:17 | Comment(27) | TrackBack(0) | ニュース はてなブックマーク - [西武]新宿線は日中の12分毎時間帯を増発で10分毎に。「コロナ禍前の本数に戻す」(2024年3月16日ダイヤ改正・18) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする