東京新聞は、東京モノレールが、浜松町から新橋や東京への延伸計画について、「本格的な検討に入った」と報じた。記事によると、「東京駅への延伸にかかる費用は一千億円超」で、着工から数年で完成する見込みだという。
ここから私見。延伸計画そのものは以前から取りざたされていたので、ここにきて何か新たにドライブがかかった、ということなのでしょうか。具体的にいうと、羽田と成田の「一体運用」という国の方針に伴い、JR東日本のライバルである京急と京成を結ぶ新路線が検討されている中、JR東日本グループとしても一手打っておきたい、ということですかね。
この情報は、京成本線沿線住民さんよりいただきました。ありがとうございました。
http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2010091702000049.html
2010年09月19日
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新駅との絡みも気になりますし。
とはいえ、浜松町のままだとどちらにせよ現状使いにくいのは事実ですね。
羽田国際化が進めば、羽田・成田間の往来客は減り、国内線と国際線のトランジットは、それぞれの空港で行なわれるケースが増えるからです。
実際、羽田が国際線を増便する一方で、成田の国内線も増便傾向にあります。
国のいう羽田と成田の一体化とは、それぞれの空港をハブとして活用するという意味だと認識してます。そもそも、羽田と成田を陸上輸送しているようでは、国際競争に勝てません。
うがった見方かもしれませんが、今回の発表は、インフラ補助を受ける下地作りでは・・・
空港間のアクセス整備という題目であれば、国策に近い形がとれ、インフラ補助が実施される可能性が高くなります。おそらく、浅草線バイパスも同様の整備がされると考えられます。
その浅草線バイパス線自体も、本当の目論見は、空港間アクセスだけでなく、多様な目的があるかと私は考えてます。
JR東にとっての本音はむしろ、JR東の新幹線とモノレールを東京駅で接続させたいのでは。
なぜなら、今後、東北や北陸地方の空港から国内線で羽田や成田に行って、そこから国際線に乗り継ぐケースが増えることが想定されるからです。
つまり、今までJR東を利用して成田に行っていた乗客が、JR東を使わなくなる可能性が出てくるのです。
特に羽田に関しては、国内線が潤沢に乗り入れているので、羽田の国際線を使う場合は、最寄の空港から羽田まで国内線でいくというケースが出てきます。
そこで、モノレールを東京駅まで伸ばせば、それに対する競争力を高めることができます。
ただ、そうなると新橋までの建設というのは??
それも、カモフラージュなのかな。
それとも、成田エクスプレスとの接続が、本当に第一の目的なのかな・・・
まあ、いずれにせよ、新橋か東京まで延伸されれば便利は便利ですね。
山手線を2重構造にするなど用地の獲得は容易と思われ現実的ですし、
東京に直通となるとかなり便利になりますね。
京急の旅客を相当奪うことになるのではないでしょうか。
でも京急とかぶるしあまり意味ないかな。