毎日新聞は「準急は廃止して、急行は停車駅を増やす方針」、産経新聞は「準急の本数は大幅に減り、その分を急行などでカバー」としている。
なお、近鉄はこれらの報道に対して「このような方針は決定していない」とのコメントを発表している。
ここから私見。大阪線の高安発着準急や、名古屋線の富吉発着準急など、近鉄によくある、普通よりも距離の短い「準急」の存在は、関東の人間からすると、不思議ですね。以前の記事にいただいたコメントでも、停車駅を若干増やした急行と特急を軸にしていくのでは、と書かれた方が多かったですが、やはり、そういう方向なんでしょう。毎日の記事に詳しい数字がありましたが、最盛期の乗客数と比べて現在は「3割減」というのは、私鉄としては見逃せない数字ですね。利便性をさほど損なわずに、うまくリストラできるといいのですが。近鉄のコメントですが、さっそく沿線地域から反応があったのでしょうか。
http://mainichi.jp/kansai/news/20101016ddn001020008000c.html
http://mainichi.jp/kansai/news/20101016ddn008020024000c.html
http://sankei.jp.msn.com/economy/business/101016/biz1010161206005-n1.htm
http://www.kintetsu.jp/news/wfiles/20101017ichibuhodo.pdf
情報を寄せていただいた京成本線沿線住民さん、ありがとうございました。
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大阪線急行→近鉄八尾・河内山本に追加停車
奈良線急行→河内小阪・東花園に追加停車
南大阪線急行→河内松原・藤井寺に追加停車
名古屋線・京都線→停車駅は現行通りのまま準急廃止
高安駅は利用客が比較的少なく、停車させると八尾・山本と3駅連続停車になってしまうので、急行停車駅からは外されそうな気がします。
冨吉も同様、利用客が少ないので通過のまま。蟹江駅での急行との緩急接続で対応できるでしょう。
そして、追加停車本数に見合う本数の準急を削減するのでしょう。
この報道内容からすると、準急系統は南大阪線系統を除いて姿を消すことになるのかもしれませんね。
ただ、実際のところ、たとえば京都線の準急などのように何のために走っているのかわからないものもありますし(なんと3駅しか飛ばさない)、はっきり不要と個人的には思います。ただ、問題は急行の停車駅増加です。これははっきり言って歓迎できませんね。本音のところ近鉄は特急に誘導したいのでしょうけど、有料特急に誘導したいなら、少し的が外れているようにも思われますね。そして、快速急行がさらに停車駅を現行の急行と同レベルか近い水準にするのであったら、全く意味がないでしょうね。それより、京都線に限って言えば、奈良行きは急行に置き換えたほうが確実に利益が上がると思います。大和八木乗換のものだけ残せば十分かと思いますね。
快速急行の存続に付いては詳細は触れられていないので、基本的には残ると思います。大阪線は布施駅のホームの構造上緩急接続ができないことや、ホーム有効長の足りない駅(河内国分駅など)は朝夕ラッシュ時に8〜10両で運転される列車が停車できないからです。快速急行や区間快速を廃止すると、急行は近鉄八尾や河内山本駅に停車する反面、国分駅を朝夕ラッシュ時に通過しなければならなくなり、不自然な改正となってしまいます。恐らく朝夕は快速急行と急行の併存となるのではないでしょうか。
奈良線はさらに阪神なんば線直通の絡みがあるので、快速急行の運転は続くでしょう。
あとは南大阪線だけは別格で、今の運行パターンの大黒柱を準急が担っているので、この線だけはどうしても「準急廃止」前提のダイヤをイメージすることは出来ません。仮に廃止するとしたら、唯一考えられるパターンが河内松原・藤井寺・土師ノ里・道明寺の4駅に急行が追加停車するといった改正です。現行の河内長野行き準急が、停車駅はそのままで種別が急行に変更されるといった改正ならありそうです。ただそうすると通勤時間帯の乗客が河内松原と藤井寺に集中しているため、吉野線方面からの通勤客との分離をどう扱うのかが気になります。
京都線&名古屋線は先ずなくなりそうですね
段階的に減便や区間短縮を行ってきたわけですし
しかし奈良線・大阪線・南大阪線の準急はどうなのでしょうか?
奈良線&大阪線は最悪デイタイムでは消滅するかもしれませんがラッシュタイムでは必要なのではないでしょうか?
南大阪線は別の方も言われてますが
主力系統ですので流石に無理でしょう
むしろ南大阪線は数十年変わらぬ固定ダイヤですから・・・
友達の南大阪線の車掌曰く(まぁ、雑談ですが・・・)、準急廃止したら、古市〜橿原神宮前間はどうにかなるけど、河内天美・河内松原・藤井寺〜古市・まで客に影響が出過ぎるって言ってますからね・・・
河内天美は、車庫付近の府道の道路工事を始めるのと同時にホームを島式にして準急止める案があったらしいのですが(ウワサで終わったみたいですが)・・・
現行ダイヤでは行き先が異なる急行・準急・普通が入り乱れており、さらに長距離特急を優先するダイヤが組まれているため、普通列車のみ停車する駅では運転間隔が毎時5本なのに6〜16分間隔、毎時4本なのに13〜20分間隔だったりします。
そこで改正後の日中ダイヤでは急行を近鉄八尾・河内山本・高安に追加停車させ、準急を廃止し、普通の運転本数を上本町〜高安間6本、高安〜榛原間3本運転とし、20分おきに青山町行き急行・榛原行き普通・高安行き普通をそれぞれ1本ずつ運転させれば、かなりすっきりしたダイヤが組めそうに思います。河内国分までの速達列車は5本から3本に減少しますが、元々急行停車駅に昇格する以前は準急が毎時3本停まっていただけなので元に戻るだけと言えますし、高安〜国分間は毎時1本減となりますがこの区間の普通のみの停車駅の乗降客数は国分以西の駅とたいして変わらず、むしろ少ない位なので問題ないのではないでしょうか。そうすることで、長瀬や弥刀での乗客が多い区間を増便する余裕もできると思います。
これにより改正前は上本町〜高安間毎時11本、高安〜河内国分間毎時9本走っている列車をそれぞれ9本、6本に減量することができ、ダイヤに余裕ができた分、10分ヘッド・20分ヘッド、それぞれの時間帯でできるだけ発車時刻を等間隔に揃えるダイヤを組むことが可能になってくるかと思われます。
同じく奈良線でも急行の河内小阪・東花園追加停車と、快速急行も平日ラッシュ時以外は布施駅に停車させ、東花園止めの普通を西大寺まで延長運転すれば、近鉄難波〜東花園間の本数を各駅の利便性を損なうことなく毎時3本純減することができ、運行形態も西大寺発着の普通と奈良発着の快速急行・急行がそれぞれ毎時6本・3本・3本ずつといったスッキリした体系にすることができます。
ラッシュ時は混雑が激しくなり遠近分離が必要となるため、朝夕には準急を引き続き運転する可能性が高いと思われますが、データイムはもはや遠近分離する必要なし、といった考えがあるのでしょう。
もしかしたら大阪線の一般列車のダイヤの等間隔化といった改正案がまずありきで、結果的に準急の大幅削減・日中廃止となるためこのような報道が流れて、だから近鉄も「このよう方針は決定していない」と言っているのかもしれないという推測が浮かんだのですが…果たしてどうなのでしょうか。
むしろ、名阪特急の甲1/h.乙2/h運行にすべきです。また、急行は名四急行と張四急行(共に3両
編成)を運行すれば良いでしょう。跡、現養老鉄道を桑名ー多度を改軌して三重県側は多度ー塩浜間の普通運行にすればよいでしょう。愛知県側は
弥富ー名古屋間の折り返し運行(普通)にすれば
本数が増やせます。後、長島停車の電車を準急もしくは、依然ありました直行を名古屋ー四日市間
に運行すれば名古屋線は十分でしょう?
あと、名古屋線優等は津や伊勢まで行かないと太刀打ちできないと…
近鉄は伊勢志摩への観光輸送に力を入れています。伊勢志摩への特急がなくなることなんてまず考えられません。もし本当に消したいなら、「しまかぜ」を名古屋発着で運転しないはずですから。特急の方が客単価が上がりますから、近鉄としては伊勢志摩への特急廃止なんてありえないはずです。
また、いまさら養老鉄道と直通しても、直通需要は見込めるんですか?改軌が必要なほどですか?養老鉄道は現状のままで十分だと思います。というか、逆に近鉄名古屋線と直通するとサイクルトレインができなくなってしまいますので、なおさら現状の方がよいかと。
あと、弥富以東で普通列車の増発は必要なんですか?毎時3本は名古屋圏では少ないと感じるかもしれませんが(名鉄が主に毎時4本で普通列車を動かしているので)、近鉄名古屋線沿線は名古屋から見た他方面と比べて人口が少なめなので、普通列車は毎時3本で十分だと思います。本数を増やす必要はありません。
よって、近鉄名古屋線のダイヤは今のままで十分でしょう。私としてはこれ以上変える要素があまり見当たりません。ちなみに、私としてはJR関西本線の普通列車が桑名以東で毎時3本走らせてほしいと思っています。単線なので難しいと思われますが、毎時2本(約30分間隔)では八田・春田・蟹江・弥富がかわいそうです。