前回の記事に引き続き、東京電力の計画停電の影響による首都圏私鉄の特別ダイヤについての報告です。
今回は山手線東側の各私鉄です。ターミナルというより途中の拠点駅ですが、3月28日夜の時点で、駅に掲示されている時刻表や案内をまとめました。前回の記事同様、今後変更があると思われますので、その前提でご覧ください。
京急・東急・小田急・京王・西武・東武東上は前回記事参照
●つくばエクスプレス(新御徒町駅)
下り
上り
平日と土休日の区別はありません。快速は運転されず、区間快速は通常よりも少なめに運転されています。日中の各停の本数は変わりません。
●東武伊勢崎線(北千住駅)
土休日ダイヤを基本として、一部列車に運休があるダイヤとのことで、特別の時刻表の掲示はありませんでした。ただし、半蔵門線との直通運転は中止しており、28日夜時点では半直の列車は、北千住始発着となっていました。28日夜時点では、日比谷線との直通運転は土休日ダイヤ通りに行われていました。
特急は、会津若松への連絡ルートとして「特急きぬ」が一部運転される以外は運休(この辺りは東武のHPにも掲載されている通りです)
●京成線・北総線(青砥駅)
土休日ダイヤを基本に、一部列車の時刻を変更したダイヤとのことですが、特別の時刻表の掲示はありませんでした。スカイライナーは運転しますが、シティライナーは運休とのこと。なお、28日夜の時点ではイブニングライナーが走っているのを見ました。
MOGUPONさんがコメント欄に寄せてくれた情報によると、朝上りは通勤特急1本が増発されていて、快速特急1本が特急に変更されているそうです。
●京王新線・都営新宿線(新宿駅)
おまけです。これは28日朝に掲示されていたものです。京王線新宿は前回記事で
都営新宿線の急行は、平日は5本、土休日は1本のみです。
京王新線の急行は日中は、相模原線内は各駅停車になります。
2011年03月28日
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http://www.keisei.co.jp/keisei/tetudou/time_ex/index.html
@3月第4週までは、日比谷線の直通は中止。
本来ならば日比谷線直通に充当される20000形系列の各駅停車は北千住発着に変更、おかげで平日朝は東武線(1F)→日比谷線(3F)の乗り換え客で北千住駅構内が大混雑し、3F日比谷線ホームへの入場規制が頻発してました。
東武⇔日比谷線の直通復活は、大変ありがたいです。
A半蔵門線との直通は終日中止のため、半直に充当される10両編成50000形車両などをメインに、急行は北千住⇔南栗橋・久喜間の運転です。
半蔵門線方面に行きたい人は、業平橋で降車して徒歩で押上駅に行くように案内されますが、さほど半直利用者が少ないためか、案内は消極的です。
B昼間の区間準急は、浅草⇔久喜間でほぼ通常通り運行されてます。個人的には間引き対象の列車だと思っていましたが、通常通り運行されてることに驚いてます。
C快速・区間快速は通常通りの運行6050系で運行です。日光・会津高原尾瀬口方面にもきちんと足をのばしてます。
D有料特急は公式HPの通りで、わずかな本数のスペーシアが動いてますが、会津⇔東京間の交通路としてどのくらい利用されてるかは未知数です。
福島県のJRでいち早く復旧した磐越西線もアピールして、会津若松経由で郡山まで行けることを東武線内でも案内すればいいのに...と思ってます。
E野田線は朝に若干の本数削減で混雑が増しましたが、昼間・夜は10分間隔で運行されてて、いつもどおりの様子を見せています。
東武伊勢崎線の東京通勤部分については、あまり影響はないと思われますが、半蔵門線直通中止のせいで、従来の半直客が千代田線の方に回るため、千代田線の混雑に拍車をかけるような事態が発生してます。
・浅草線→ほぼ通常通りだったと思います
線内を通過するエアポート快特もありました。
ただ夕方南行き方面で、『エ快・品川行き』という珍列車があり、駅の自動放送・表示案内でも品川行きとなっていたのですが、駅員の肉声では『品川からは、急行・羽田空港行きになる「予定」です』と案内されてました。
(この列車は予定通りになったようです)
・大江戸線→日中は6〜7分間隔で運行されてる大江戸線ですが、一部の列車を間引きしてるので、12分間隔の部分があります。
12分間隔があるのは1時間あたり1〜2回ぐらいの割合です。
・新宿線→本来のダイヤで岩本町・瑞江で急行の通過待ちがある各駅停車については、急行が走っていないに現状ではあるものの、しっかりと「通過待ち」分の停車時間でした。
なので、日中の新宿線は5〜10分間隔となってしまい、タイミング次第では10分近く待たされる羽目になってしまいます。
ものずごいローカルな情報なのですが、
東武野田線については4/4(月)から平日は通常ダイヤに戻す予定だと、駅の案内放送がありました。
今は高校生・大学生が休暇中なので、平日朝でも休日ダイヤ・節電ダイヤが通用しますが、学生達が通学を始める4月からは、今のままでは混乱することが予測されます。これを回避するためだと思われます。
自分は埼玉から新宿方面に通勤しとるのですが、湘南新宿ラインの終日運休によって、埼京線は昔のように著しい混雑路線に戻りました。とはいえ、今は学生さんがいない分だけ、殺人的な混雑はない状態です。
しかし4月になっても湘南新宿ラインの運休が続けば、赤羽⇔池袋・新宿間は大変なことになり、朝の赤羽駅は大変なことになるでしょう。
せめて、平日通勤時間帯の部分だけ湘南新宿ランを復活させてくれたら嬉しいですが、復活がなかったら今の通勤時間に+30分の余裕幅を持たせないと通勤できない状況になりそうです。
節電ダイヤの夕方以降はほぼ単純に平日の快速を間引いたダイヤ(ピーク時区快4:普通6)となっているので、土休日夕方平常時のダイヤ(ピーク時快速1:区快4:普通5)と比較すると、守谷以南の快速通過駅ではむしろ本数が増えているという珍現象が起こっています。
平日も本数は一緒ですが女性専用車の取り扱いが中止になっているので、いつもよりは空いている印象です。
おかげさまで帰りが以前と比べると快適なので、むしろこのままでもいいかな、とか思ってしまうのですが…
TXも4日から朝夕がほぼ通常ダイヤに戻り、女性専用車も復活するので、いつもの混雑に戻るのかな〜という個人的観測です。
来年中の首都圏のJR・私鉄のダイヤ改正はどうなんでしょうか?
ただ小田急線が2013年度に、主に世田谷区内の地下化複々線工事を完了させる予定なので、同線は(トラブルがなければ)2年後に行われるでしょう。
「正常ダイヤ」に戻す改正は来年にできるかどうか。
「マイナス改正」(便数を減らしたり、急行などの数を減らす)ならありそうですね。
JRの首都圏では特急の数を減らす傾向です。