東京メトロは、2019〜2021年にかけての中期経営計画「東京メトロプラン2021」を発表した。
この記事では、各線ごとに運行関係の内容をまとめます。また、2016年に発表された前回の中期経営計画でも示された項目については、目標年次などの変更点も取り上げます。
銀座線■浅草駅の折り返し設備を整備
前回も掲載された浅草駅構内への折り返し設備整備は、1年遅れて2021年度に。
丸ノ内線■方南町支線6両化は2019年度
方南町支線の6両化、本線との直通は、予定通り2019年度に実施。前回載っていた「新宿三丁目折り返し列車の新設」は今回の発表からは外されている。
日比谷線■霞ヶ関発着の列車を中目黒まで延長
朝夕に霞ヶ関発着の列車を中目黒まで延長する。2020年度に実施予定という。また、東武の新型車両による「有料着席サービス」も項目に挙がっている。
東西線■九段下折り返し設備は6年ずれて2025年度に
今回の計画でも東西線だけは別格で多くの項目が取り上げられている。ただし、残念ながら、前回の発表時の「目標年次」と比べると大幅に後ろ倒しされている。
列車増発のカギとなる飯田橋−九段下間の折り返し設備は、前回の計画では2019年度となっていたが、今回の発表では2025年度と一気に後退した。南砂町の2面3線化も前回発表時の2021年度から、2027年度と大きく後ろ倒し。
茅場町のホーム延伸は2022年度(前回発表では2020年度)、木場駅の大規模改良は2025年度(前回発表では2021年度)にプロットされた。
有楽町線■日中5分間隔化、2019年度に
朝夕の増発と、日中の5分間隔化(現在は6分間隔)を2019年度に実施するという。5分間隔化は、副都心線や相互乗り入れする他社線にも影響する可能性があり、新しいダイヤのかたちが注目される。豊洲駅の改良は2020年度だという。
南北線■ついに8両化、2022年度目標
朝夕の増発が2019年度に行われる。東急新横浜線・相鉄新横浜線の完成に伴って、相鉄からの直通列車が増えると思われる中で、現状で6両の編成長がどうなるか注目されていたが、ついに8両化を2022年度目標で行うとしている。
(東京メトロ)
https://www.tokyometro.jp/corporate/profile/plan/index.html
この情報は、ライジングさん、oshimapandaさんからいただきました。ありがとうございました。
こちらも記事作成ありがとうございます。
参考までに、東京メトロの「2019年度事業計画」(=下記)をこちらにも紹介させていただきます(ダイヤ関連は主にページ番号3(表紙から数えて4ページ目))。
https://www.tokyometro.jp/corporate/profile/scheme/pdf/plan_2019_1.pdf
一応以前と違って、各停の置き換えではないので準急通過駅でも本数減とはなりませんが…
ついでに飯田橋まで通過運転しても良さそうです。
まあ、反対必至だから難しいでしょうけど…
現行どおり和光市方面各停と接続になるでしょうが
それと、東西線の葛西駅については、
待避線を封鎖してホームを広げないと、
ラッシュのとき、あの狭いホームに人があふれて危険な状態が続いている。
葛西駅は、乗る人も多ければ、葛西のトラックターミナルなどの勤務地へ向かう人も結構いるので、
ただでさえ混雑するし、バスで駅に向かう人でも結構混雑する。
この駅の混雑緩和として、やはり都営バスと都営新宿線の乗り継ぎ割引を適用しないと、
乗客が新宿線に流れないでしょうね。
和光市行きはさらに過剰になりますし、それができるなら、とっくに5分間隔化してるでしょう。
一番いいのは西武線直通増発ですが、日中毎時10本をケチな西武が受け入れるかどうか…最近の西武は有料列車以外は増発してません。
結局池袋止まりという最悪な結果になるのでは?
「増発分の手当が人的ににできた」という可能性はどうでしょう。
増分は2本/時ですから、(当たり前ですが)当該時間帯に勤務できる、資格を持って教育の終わった運転手と車掌が2人ずつ追加で必要ですし、ラッシュ時の1−2往復だけやって終わり、みたいな勤務にもできないでしょうから、勤務パターンの構築・修正も必要でしょう。
それをポンと用意することは簡単ではないと思います。
>池袋止まりという最悪な結果
最悪なのは池袋以西視点であって、池袋始発を利用する豊洲方向の需要にはマッチしてますよね。
具体的には埼京線等で北側から来て、有楽町線沿線の東側へ通勤する層あたり。
豊洲側からの通勤需要を考えた場合、有楽町・市ヶ谷・飯田橋・池袋といった主要な駅には行ける(池袋以西が目的地となる通勤は少ないでしょう)わけで、こっち方向でも悪いとは全然思えません。
HNから察すると池袋以西の副都心線並走区間の利用者と思われるので、その視点では意味がない、と嘆かれるのはわかりますが。
かつての準急も通過駅での間隔が空くのが問題だってのに。
だったら6分等間隔の方がいいですよ。
西武線増発を願います。
以前、時々日中のB線に乗ることがありましたが、ガラガラですし。(13時ごろ)
個人的には、夕〜夜間の西武線直通をなんとかして欲しいですね。
新木場基準で、17:59〜20:44の間、石神井公園と保谷しかない。
今でこそS-TRAINをご利用くださいとも言えますが。
それよりだいぶ前に副都心線とさし返されてからこの状態。
サラリーマンがお帰りの時間帯には、保谷以遠がまったく無い状態。
それでいて、逆方向は保谷以遠からの新木場ゆきあるんですから、バランスが悪いとしか。
とまぁ、有楽町線〜西武線ユーザーの愚痴でした。
定期券利用者は西武的にはだぶるーと(https://www.seiburailway.jp/ticket/double_route/index.html)に誘導したいんじゃないですかね。
日中の増発は区間問題になるんですかね。毎時10本を12本にしたい、という需要の区間がどこのどの方向にあるのか(豊洲<->有楽町みたいな比較的短距離区間だったりするかもしれない)個人的には見当つかないですしねぇ...
>定期券利用者は西武的にはだぶるーとに誘導したいんじゃないですかね。
あー、そんなのありましたね。
確か週1回以上くらいのペースで池袋で降りないとモトが取れないくらいの金額設定だった気がします。
それに池袋から座ろうと思ったら、優等1〜2本はやり過ごさないとですしねぇ。
日中の需要はどうなんでしょうね。
以前乗ってたころは、新木場方向から来て有楽町で降りる人も大していなかったと記憶してます。
ただ、豊洲市場開場前でしたので、今は少しは違うかもしれませんね。
6分間隔のダイヤは、他社ダイヤが10分、15分、20分のいずれのサイクルでもギクシャクしそうです。直通先に12分とか24分サイクルのところが多ければ、6分もいいのでしょうが。
朝は小手指発新木場行き準急が走ってますが、夕は各停のみですね
ご承知のとおり着席狙いの利用者が多いため、夕池袋発の優等は朝着と同本数で、有楽町・副都心直通の優等が朝に比べ削られています
夕毎時2本ある副都心線発清瀬行き各停や池袋発小手指行き各停を新木場発に振り替えれば清瀬以遠行きも設定できそうですが、ダイヤパターン変更が可能かは分かりません
>池袋止まり
近年メトロは半蔵門線清澄白河や丸ノ内線新宿の昼間の折り返しをなくしていることもあり、池袋止まりの設定はないかなと思います
和光市方面が16本も必要ないので、私も8本の西武直通が10本になると予想しています。増発分は準急など、西武のダイヤパターンが大きく変わるかもしれませんね
だとしたら案外2021年度あたりに「ご利用が少なく本数を戻します」とかもストーリーとして想定されてるのかなとか。
その前提だと多分増発分は線内完結、多少過剰になろうが和光市ー新木場の区間での増発なのかなぁとか妄想しますね。
ガラガラの日中に16本はいりませんよ
西武線に流すか池袋止まりでしょう
しかし西武線に関しては各駅停車の直通はいらない
有楽町線にも速達列車が設定されるのでは?
ブルーラインの快速のように小竹向原を各停の1分前に出て、豊洲で前の各停に追い付くダイヤで
前の各停は豊洲止まり、有楽町線急行の停車駅は西武線内新桜台通過の快速急行、小竹向原、池袋、飯田橋、市ヶ谷、永田町、有楽町、銀座一丁目、豊洲、辰巳、新木場駅です
辰巳は豊洲で追い抜きできるなら通過させたいですが
小竹向原日中A線
00各停豊洲 09急行新木場 10各停新木場 15各停豊洲 24急行新木場 25各停新木場
みたいなサイクルが理想ですけどね
オリンピック期間中は競技スケジュールにあわせた増発が予定されていますが
https://www.tokyometro.jp/news/images_h/metroNews20190315_26.pdf
>ご利用が少なく本数を戻します
5分化にあたり西武・東武と調整していますし、豊洲はじめ利用者数増加している状況での減便ってありえるのでしょうかね
>有楽町線にも速達
準急は2年持ちませんでしたよね(苦笑)
5分間隔化よりはるかにインパクトありますが、ライジングさんに紹介いただいた2019年度事業計画に記載ありませんね
12本に増発して4本を優等なら全然違いましたよ
小竹向原で乗り換えればいいと言っても結構それを嫌ってひたすら待ってる方も見受けられます。
3連続のうち2・3本目が和光市始発とかだったら本当にガラガラの時もありますね。
時刻表ざっとみましたが、昼は2本連続副都心線方面がありますが、3連続というのはどの時間帯でしょうか
有楽町線・副都心線方面とも3連続があります。
18・19時台でも同様にあるようです。
朝ラッシュ時と10時台に有楽町線3本続く時間帯ありますね
https://www.tokyometro.jp/station/wakoshi/timetable/yurakucho/a/index.html
朝ラッシュ時
副都心線:和光市(以遠)発9・西武直通7
有楽町線: 和光市(以遠)発13・西武直通9
と有楽町線方面の割合が高いので、かたまるのはやむをえないかなと思います
西武が自線池袋行き優等を優先しているため、有楽町線・副都心線に影響しているかもしれませんね
後日調べてみます
千川、要町で14分空きがあったり。
東西線日中の快速通過駅のように6分9分間隔程度なら許容範囲でしょう。
千川、要町で14分空きがあったり。
多分、副都心線と合わせるとそれなりの間隔であったので問題ないと判断したのかな?
有楽町線で盛り上がっていますが、私は東西線の改良工事が後回しになるのが、何でなのか気になりますね。東西線のラッシュは尋常じゃないので、九段下の折り返し線を作り、今すぐにでも増発しないとならないのに…。
(1)https://www.tokyometro.jp/corporate/profile/scheme/pdf/plan_2020_1.pdf
(2)https://www.tokyometro.jp/corporate/profile/scheme/pdf/plan_2020_2.pdf
※ダイヤ関連は上記(1)4ページ目(ページ番号3)等,上記(2)14ページ目等。目新しい事項は特になし。
東京メトロが2021年度事業計画(=下記(1),(2))を策定
(1)https://www.tokyometro.jp/corporate/profile/scheme/pdf/plan_2021_1.pdf
(2)https://www.tokyometro.jp/corporate/profile/scheme/pdf/plan_2021_2.pdf
※ダイヤ関連は上記(2)5ページ目(ページ番号4)など。
2020年度事業計画と2021年度事業計画を見比べたところ、2021年度版では飯田橋〜九段下間折返し設備に関する記載がないなど、「東西線」関連の記述が大幅に削減されておりました。
(1)https://www.tokyometro.jp/news/2023/216466.html
(2)https://www.tokyometro.jp/news/images_h/metroNews231019_66.pdf
※一昨年からの約2年半の間に発表された東京メトロの中計や東西線関連の参考資料をまとめて紹介します。
・下記(3),(4)=現在の東京メトロの中期経営計画(「東京メトロプラン2024」)
(3)https://www.tokyometro.jp/corporate/profile/plan/pdf/mp2024.pdf
(4)https://www.tokyometro.jp/corporate/profile/plan/pdf/mp2024_02.pdf
・下記(5)=東京メトロの2023年度事業計画
(5)https://www.tokyometro.jp/corporate/profile/scheme/pdf/plan_2023.pdf
※上記(5)4ページ目(ページ番号3)に「飯田橋駅〜九段下駅間の折返し設備整備」の記述が復活している一方で木場駅に関する記述はなし。
・木場駅工事等に関する各種報道(下記(6)=産経新聞の記事,下記(7)=「乗りものニュース」の記事)
(6)https://www.sankei.com/article/20221214-4LQGNHD3VFO6ZIJA3EZP3XJJA4/
(7)https://trafficnews.jp/post/125238
・下記(8)=江東区議会令和4年第3回定例会地下鉄8号線延伸・交通対策推進特別委員会資料(江東区議会公式サイトより)
(8)https://www.city.koto.lg.jp/650102/documents/04101408.pdf