この記事は、別の記事のコメント欄に寄せていただいた情報を調べたもので、決して新しいニュースではありません。しかし、この話題を考える上では大事な事柄だと思いますので記事にします。
JR東日本が、山手線・京浜東北線の品川−田町間に新駅設置を準備している件で、鉄道各社の電気工事を請け負う「日本電設工業」が、2010年秋に決算資料として公開した書類に、新駅のものと思われるホームの位置と、設置後の配線図を掲載していた。現在、同社のHPに掲載されている資料は差し替えられておりこのデータはないが、公開直後にこの話題をまとめたサイトに、そのデータが転載されている。
それによると、再開発予定地を捻出するために、田町車両センターが縮小されたあと、それに合わせて山手線と京浜東北線の線路は、現在よりも約100メートル東に移設される。新駅は、その線路上で、おおよそ京急・都営の泉岳寺駅から東に約200メートルの場所に設置される。山手線と京浜東北線の複々線を方向別にするための立体交差部分は、現在とほぼ同じ位置になり、それよりも新駅は品川寄りのため、ホームは2面4線ながら、品川駅と同じで線路別複々線のホームとなる。
品川駅は、現在の5・6番ホーム(東海道線上り)が廃止されて、東海道線は臨時ホームを含めた4面8線から、3面6線になる。ホームが減った分に合わせて、京浜東北線・山手線のホームがそれぞれ東側に移動する。山手線よりも西側にある京浜急行にも影響があるものと思われる。
もちろん、2010年時点のデータですので、今は変更点があるかもしれませんが、三鷹−立川間の高架化工事など、JR東日本の鉄道工事の多くを請け負う会社から発表されたデータだけに、その時点での信憑性はそれなりのものだったと思われます。
▼データを転載したサイト
http://ksc594.blog41.fc2.com/blog-entry-528.html
▼同社のHP。データが掲載されていたのは19ページだが、今は載っていない。現在の資料では、19ページは、他のページと異なり1つの話題で1ページを独占しており、「差し替えによる削除」があったことを窺わせる
http://www.densetsuko.co.jp/investor/pdf/tanshin/2011/20101119_kessansiryo.pdf
コメントしてくださった非事情通さん、ありがとうございました。
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方向別のほうが利便性があるとおもったのですが。
となると距離的に無理かもしれませんが3層構造の方向別というのはどうでしょうか?
駅を方向別から線路別に切り替える立体交差の位置に設けるようにすれば利便性が増すと思うのですがいかがでしょうが?
混雑するくかんなのに絶対無理でしょ?
東北循環線ができても無理でしょ?
品川駅はホームが余っているので可能だと思う。
問題は上野−品川にもう一線必要になるが、これは山手線上にも高架線を通せば良く、中央線の東京駅ももう1面必要で、あずさを東京直通にすれば良いし、あずさを品川駅発着にしても良いと思う。しおさいも横浜・大船発着にした方が良いと思うし、鎌倉所属にすれば、回送や検査の手間も減ると思う。
そんな簡単にできちゃうものなのか...
需要とお金があればね
だけれども需要もなければお金もないのね
わかる?
これ以上不便極まりない駅を量産するなと言いたい。
折角の複々線の効果が半減するし。
個人的な予想で、妄想という人もいるだろうけどw
平成19年東京都策定の「品川駅・田町駅周辺まちづくりガイドライン」を見ると
国道15号線の拡幅と品川駅東西通路の延伸・駅前広場の整備が盛り込まれていて、
どれも京急の駅・ホーム・線路が支障する。
そこから少なくとも、東京都は国道の拡幅を名目に、国の道路予算を使って、
京急品川駅をどこかに移転させる計画を持っていることだけは、明らかに読み取れる。
どこになるかは、予想の範疇だが、地下は八つ山側のアプローチ(勾配)に難があり、
現状の高さは東西通路にぶつかり、その上は新設される道路の跨線橋にぶつかる
JRならびの地平ホーム以外は考えにくい状況がある
現状、JR山手線と京急の間には、山手線用の留置線がありそこが第一候補と目されるが
京急を八つ山から下り勾配で地平に下ろすと駅の位置が北よりになり
駅の南側で広く北が狭まっている留置線の形状とあわない。
そこで当時、東海道の臨時ホームでも削って、JR1,2番線の場所を空けるんじゃないかと予想したが
また改めてそうなのかなぁと、思っているところ
JRの1,2番線を京急下りホーム、その山側留置線に京急上りホーム新設、
現京急ホームと引き上げ線の全てと、JR留置線の残った部分を再開発用地として捻出
そういう予想(妄想?)
A京急品川駅、うーん、難解です。考えておかねばならないのは、泉岳寺〜東京丸の内〜押上の急行バイパス線。格安航空増便で成田アクセス安価需要増えます。アクセス快特やスカイライナー増発で京急品川駅での待避機能が必要です。2面4線で泉岳寺方2引き上げ線欲しいとなると地上シフトしかないか?
@の考え方には私は賛成です。要は費用と工事をする時間が確保できるかどうかだと思います。
Aの提案についてはJRの線路配置がどうなるか、また山手線の留置所がどうなるのかで変わると思います。
品川駅の改良工事でJRは線路自体が東海道新幹線寄りになると思いますが、それでどれだけの敷地をJRから購入できるのか、そこが問題だと私は思います。
もし十分な量の土地を確保出来たなら、京急の品川駅は2面4線とし、ホーム上やホームの上の通路にお店を作るなどと言う事が出来るかもしれません。
とにかく現在の京急の品川駅はターミナル駅としては狭い&ホームの数が少ないと思いますし、泉岳寺発着の快特もありますが、多くの人は品川から京急に乗るというパターンが多いのではないでしょうか。
品川発着でしたらJRに乗り換えるのに楽ですし、泉岳寺から京急の利用というのがはたしてどれだけのニーズがあるのか、少々考えてしまいます。
都営浅草線は三田、新橋付近を除くと都心部を外れた場所を走っているので。
田端駅・お茶の水駅のように、方向別になります。
現在の山手線ホームを京浜急行が利用
品川から蒲田間の複々線の第一歩へ
それのソースあります? 記事にあるように資料が差し替えられているので
工事内容の変更があってもおかしくはないのですが、裏がほしいです。
品川駅 東海道線のホームを1つ減らし
山手線・京浜東北線がひとつ東側へ
唯一、動かないのが、京浜東北線の北行きだけそのまま工事不要
南行ホームに山手線内回り、
東海道線ホームに山手線外回り・京浜東北線南行き
田町まできれいに平行に4線と途中に泉岳寺駅の整備
遅れている港区が、やっと、先進の街であるお茶の水駅、田端駅に追いつく。
これで、高架橋の修繕費や維持費が大幅削減できる。
でも、リニア品川駅だと、京急・都営に有利
リニア浜松町駅(延伸していれば新橋駅)の方が、
東京モノレール(JR)に有利では?
唯でさえ、品川・泉岳寺新駅・田町・浜松町停車ですから。
前述と逆説で申し訳無いのですが、、、
品川改造駅ホームを山手、京浜東北路線別とするなら、代々木駅のように山手外回りと京浜東北北行きを同一ホームにすることを提案したいです。もともと、品川駅の線路配置とホームの関係はそのような構想のもとで考られていたと聞きましたので。
スイカ・パスモ導入で、OD(発駅着駅)データ取得が極めて容易になり貴重なマーケティングデータを活かす必要が有ります。
乗客を動かすのではなく、駅構造や列車運転を動かすことで、サービス利便性向上、省コストに繋がります。少子高齢化のなか利用客を増加させるためにも重要な施策です。
特に2013年3月東横線渋谷駅スルー化により川崎、大田、品川エリアと新宿、池袋圏流動は東急とJR東との競合関係に成るということです。
品川改造駅構想で京急駅の地上化が実現すればの話ですが、京急下り本線と山手内回りを同一ホームにするのも良いかなと考えます。モノレール系列会社関係も有り、単純では有りませんが谷、新宿、池袋方面から羽田空港フローはかなり多くの流動が有る筈です。
品川の西口も手狭。遊休ホーム(不要資産)をなくすのも当然。全部整合はとれていますね。車両基地は全廃してもかまわないでしょう。不動産としての価値が圧倒的に低い尾久へ完全統合。
線路別は残念。見直しを期待したいけど、費用次第でしょうね。
ゴロニアさんの提案に賛成です。
物理的、予算的に難しいのかも、とは思っていますが、利便性(バリアフリー)の観点からすると、蒲田方面から渋谷方面への乗換(その逆も)が品川でできると良いと思います。
それが、ダメなら、京浜東北線の立体交差を活用して、この新駅で実現できるといいなぁ、と思います。
新駅のホームが2階建てとして、1階部分が、京浜東北線の南行と山手線の内回り、2階部分が、京浜東北線の北行と山手線の外回り。
山手線の外回りが、田町方面から2階にあがって新駅に。で品川に向かって降りるときに、先に京浜東北線の北行をくぐる順序なら、理論上は可能じゃないかな、と。
開発の話の中では横断道路が渡される予定と聞いています。この駅の案で、さらに横断道路を実現するなら、駅の上に道路を渡すか、駅を3階建てにして、2階部分に道路を通すか。
または、地下ホームを活用するなら、先の1階部分が地下1階、2階部分は地上部と読み替えていただけます。
フジテレビがどういう経緯で表示しているか知りませんが。
http://www.nikkei.com/article/DGXLZO08400550U6A011C1TI5000/
また、京浜東北線の山手線乗り越すための高架橋も姿を現し始めてきました。
子供の頃のブルートレインに憧れ、機関車や客車が置いてあった時代は、もう遥か昔なのだと実感しました。
そしてこれからもっと変わっていくのでしょう。
京浜東北線の南行の線路と思われるところには早くもレールの敷設工事が始まってます。
まずは、ここだけ先に移設して、残り3線を駅舎完成後にまとめて移動するのでしょうか。
いずれにしても、線路移設後でないと街路部分の整備はできないので、開業はまだまだ先になりそうですね。