東京都交通局は、2016〜21年度までの6年間についての経営計画「交通局経営計画2016」を策定した。これまで2010年、2013年に3カ年の経営計画を発表してきたが、2020年のオリンピックを見据えて、6カ年としたようだ。
運行に関するところを取り上げると、都営地下鉄大江戸線では、混雑緩和のための大規模工事が続く勝どき駅で2つめのホームの使用が開始される2018年度に、3編成を増備する。
都営新宿線は車両更新にあわせて、2017年度までに8両編成10本を、10両編成に置き換える。
都営浅草線は、2020年に開業60周年を迎えることから、「リニューアル・プロジェクト」を2016年度からスタート。2018年度には基本構想をまとめる。コンセプトは「Tokyoと世界を結ぶ地下鉄」で、全車両を新車に置き換えるほか、駅構内を改装する。蔵前に、大江戸線との連絡通路新設の検討を始める(現状は地上乗り換え)。
前回の2013年の経営計画で大きく取り上げられた、東京メトロとの経営統合は、今回は完全に消えている。ただし、メトロとのサービス一体化を進めるとして、人形町での改札通過サービス開始と、水天宮前を乗り換え駅に指定することが盛り込まれている。
日暮里・舎人ライナーは、2016年度に1編成増備するとしている。
また、都バスでは、従来の都市新バスに代わる「新たなバスモデル」の提示も盛り込まれた。外国人観光客にも利用しやすいよう、アルファベットを利用した系統番号を採用し、カラーLEDによる行先表示器を採用し、系統毎の色を表示することなどが特徴。2017年度から試行実施し、2021年度までに5系統を展開する。
http://www.kotsu.metro.tokyo.jp/information/plan/plan2016.html
この情報は、夏海さんからいただきました。ありがとうございました。
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駅番号、新車、7000系更新…
ますさんのおっしゃっているように、荒川線と舎人ライナーに駅番号(駅ナンバリング)が付くようで、これで東京圏では、JR以外の鉄道路線の駅には、大体番号が付くことになりますね。新しいバスサービスも、どうやらアルファベットと番号が前面に押し出されるものになりそうですし……(この話からは外れますが、JR東が駅番号を付けるのも、そう遠くないかもしれません)。
個人的に興味を持ったのは、54ページの「日暮里・舎人ライナーについては……平成28年度に1編成増備するとともに、更なる対策を検討していきます」という記述です。「更なる対策」って何でしょうね? 6両化のことでしょうか?
記事とコメントにもあるように、地下鉄4路線と都電荒川線、舎人ライナーの全路線とも、新車が入る計画。新宿線にホームドア、勝どき駅改良工事、(それと鉄道ではないですが「新たなバスサービス」や臨海地域の新営業所)と目の離せない動きが多く、今後がとても楽しみです。全路線新車は羽振りが良すぎるような気もするけれど、(高速電車事業の)繰越損益の減少が計画をかなり上回っているので、大丈夫なのでしょう。
最後に、経営計画の冊子版の方ですが、コラムとして「大江戸線の免許時の経路」とか、「都電の運賃史」など、妙にマニアックな内容が載っているので、一度目を通してみると面白いかと思います。
また地下鉄路線4線のみを統合すると、東京都交通局として残る都バス路線や都電荒川線、日暮里舎人ライナーが残るという中途半端な状態になる。
猪瀬前知事の時は2社の経営統合に対して積極的でしたが、舛添知事は合併に対して比較的消極的であることもあり、現段階では課題は多いようです。
話は変わりまして、新宿線への新車導入についてですが、10連は10編成の導入となりますが、それでも8連が11本と意外に多く残るようですね。
異端児である10-300形Rは6編成が全て置き換えられると思われますが、10−000形の方はどうなるのでしょうか。
機器更新を行った4次車と6次車を残して、他を置き換えるのが順当なところでしょうか。
ただ長い目で見れば将来的に新宿線は全列車が10両編成で完全に統一されると思われますので、8連が見られるのも僅かかもしれませんね。
浅草寄りにホームを移転して大江戸線と改札内乗換可にし、
且つ成田湯川のような通過線を設ける計画があったハズで、
押上〜泉岳寺間の短絡新線構想が持ち上がって一時凍結中だったかと。
連絡通路新設を検討するということは、
ホーム移転や通過線の計画は見直しになったんだろうね。
海外でも、1つの都市に複数の地下鉄の運営組織が存在する場所はあるが、運賃計算の統一がされていて、利用者は運営組織の違いを意識することなく利用できるようになっている。
それに山手線のようなループ運転にしなかったことも大間違い。
三田線を西馬込へ行かせなかったことも間違い。
やはり役人はバカ野郎だということだ。
舎人は離れ小島的な路線で、運賃形態も地下鉄と違うのが難点で、せめて運賃形態は地下鉄と同じで良いのではと思いますし、荒川線の運賃も地下鉄の初乗りと同額で良いのではと思います。
1日乗車券は共通なんだから、回数券も共通に出来ると思います。
今の東京メトロは、遅延や車両故障が多いからメトロ側の統合ではかえって質が下がる恐れがあると思うからです。
都営地下鉄がメトロと買収しても運賃は都営地下鉄〜メトロの中間ぐらいの運賃になるだろうから。
後、アルファベットの番号を付けるくらいならロシアのキリル文字の番号を付けた方が良いと思います。
正直、英語は世界中で多いだけでなく話者もこれから減っていくから英語一辺倒は危険である。
しかも中国語やスペイン語より話者も少ない。
アメリカ本土でさえも英語話者は減少傾向(スペイン語話者の増加。)だし、英国や豪州などでは人口その物が減少し、これらの国はイスラム化しているので英語話者は急速に減っている。
だから今後、英語から増加が見込めるロシア語(キリル文字。АБГД)やペルシア語(イランの公用語。آなど)、ドイツ語、スペイン語、タイ語等に変えていった方が良いと思う。
日本人には、英語よりロシア語やドイツ語、スペイン語の方が取得が楽な話もあるから。
大江戸線は50パーミルの区間があるんですよね。
都庁前を浅くしつつ山手通りで中央環状線の下を通すのは大変です。
キリル文字案ですが、英語廃れてもスペイン語もラテンアルファベットなので
そのままそっち使うと思いますよ?
今後、増えるのはスペイン語とアラビア語です。
欧米ではこの2つの話者が増加しており、アメリカはスペイン語、欧州ではアラビア語が特に増加している。
スペイン語はラテン文字だが、アラビア語はアラビア文字である。
けれど、アラビア語は難しいので似たようなペルシア語で対応しておいた方が解ると思います。
ペルシア語は、英語と同じ印欧語族で文法も日本語に似ているから文字に慣れればペルシア語は簡単です。
10-000形は更新した車両も含めてすべて廃車予定です。
10-300形の8両編成は桜上水の車庫の高架化(京王の連立工事の中でも最後の方にやるようです)が終わるまでは桜上水の留置線が8両までしか止められなく、京王車を大島留置にする代わりに都営の8両を置いている現状ですので、それまでは今のまま推移するものと思われます。
>外国語表記について
キリル文字もアラビア文字も採用しないでしょう。
国別訪日外国人数と今後の世界情勢を鑑みるに、英語と繁体字中国語で十分かと。
だとしたら便利になるけど、それならついでに日比谷線の築地と有楽町線の新富町も乗換駅扱いにしてほしいなぁ
表記について、第一言語(と呼べばよいのかな?)の話者数だけで判断するのはどうでしょうか。
英語を第二の言語として使う人は他とは比べ物にならないほど多くいますので、衰退や地位の低下はありえないでしょう。
インドでは各地の言語と英語を教えていると聞いたことがありますし、拙い英語同士でコミュニケーションを取るなんてことも日常的に行われています。
それだったら第一言語の話者数は中国語やスペイン語の方が英語より遥かの多い気がします。
アメリカ本土でさえも既にスペイン語圏になりつつあるから。
私的には国連公用語の6つの言語は表記する必要はあると思います。
国連の6つの言語は多い順に中国語・スペイン語・英語・アラビア語・ロシア語・フランス語です。
ロシアのモスクワ地下鉄でもこの6つの言語表記を行う要諦なので参考にしてみてください。
一応、ラジオスプートニクさんの記事に乗っています。
http://jp.sputniknews.com/russia/20160126/1493996.html
アラビア語が難しかったらペルシア語をやる手もあります。
同じアラビア文字系統ですが読みや文法はこちらの方がやりやすいので。
駅ナンバリングだから単語でなく文字の問題ですよね?
で、スペイン語の文字がキリルじゃなく英語と同じラテンアルファベットって話はしましたよね?
http://www.lonelyplanet.com/japan/tokyo/transport/getting-around/subway
駅番号あるけど、駅名で覚えとけ!とか。
値段わかんなかったら、一番安いの買って出口で精算しろ!(欧米と違って信用乗車で切符があってないと高額罰金ってシステムじゃないからできる芸当という背景があります。)とか。
http://www.lonelyplanet.com/japan/tokyo/transport/getting-around/train
よくこちらでも話題になっている「Limited Express」とかわかりにくいみたいな議論も、実はガイドブックには「Tokkyu」って書いてあったりします(笑)
飛行機の便名がラテン文字+アラビア数字でできてるうちは、駅番号も同じ方式でいいんじゃないですかね。概ね識別できるから成田行きに乗れたんでしょうから。
標識は簡潔さが命です。そこに3か国語以上の表示があったら、ごちゃごちゃでどこに必要な情報があるのか分かりずらくなってしまいます。
また、アルファベットの標記で発音が一意的に決まると思っていたら、大変な間違いです。"i"は「イ」と読む人(場合)と「アイ」と読む人(場合)がありますし、"a"や"e"でも同様です。
簡潔さという点では、車内表示も文法的に正しい文より、単語だけの方が、表示としては目的にあった正しい使い方だと思います。(どちらのドアが開くというアレです。EXITだけで良いのに)
ロシアの地下鉄ではロシア語・英語・中国語・フランス語・スペイン語・アラビア語の路線図が制作されています。
日本も英語や中国語ばかりではなく、ロシア語・ペルシア語・ドイツ語・スペイン語あたりを入れておいた方が良いと思うのは実はそこです。
英語よりドイツ語やスペイン語の方が読みやすいと思います。
ラジオスプートニクの記事で実際にその路線図の記事があるので掲載します。
http://jp.sputniknews.com/russia/20160126/1493996.html
っていうから稲美さんは「お前は何を言っているんだ」って思われてるのですよね。
なんでラテンアルファベット廃止せにゃならんのか、と。
で、多言語路線図くらいなら東京メトロにこういうのが。
http://www.tokyometro.jp/en/subwaymap/index.html
英西独仏台中韓露。
私のコメントは表示についてだけです。印刷物は考えていません。最近の印刷は版おこしの費用が小さくなったので、需要に応じて、個別に必要数を用意できますので、それは用意できるのなら、その方が親切ですね。でも、海外であるから、日本でも、というのは理由になりません。
駅名表示で「英語」「ドイツ語」「スペイン語」に違いがあるのでしょうか?発音をアルファベットに置き換えただけで、英語でもありません。あれは、日本独特のローマ字表記です。しかも、それをどのようい発音するかは人によって違います。以前、渋谷駅で「洗足池」に行きたいフランス人が周りの人に行き方を聞いていたのですが、日本人には「新宿行き」と聞こえていたようで、外回りを案内していました。私が聞いてみたら、「洗足池」だったとわかって反対(内回り)だと教えたことがあります。
>簡潔さという点では、車内表示も文法的に正しい文より、単語だけの方が、表示としては目的にあった正しい使い方
これ、よく感じますね。
成田空港で、アクセス特急の停車駅とか長々と英語放送するより、スカイライナーか違うか、精々浅草線か上野行きかぐらいがわかれば良いのでは?とか、
京急品川とかモノレール浜松町で全列車4カ国語表示するより、羽田先着かこの列車じゃ空港ダメって分かればそれで良いだろと思ったりしますね。
(極論、飛行機マークを○囲みと、飛行機マークの上から×の表示で充分。まあ、京急は両方向あるからNaritaとHanedaは要るかも知れないけど・・・)
Aomonoyokochoに停車するか気にする外国人は、たぶん日本語放送(+ローマ字の路線図と案内板)があれば分かるって、みたいな。
各国語を手厚くしたいなら、放送や看板よりもパンフレット類で充分だと思いますね。
そういえば、駅番号もつけるのは良いけど、行き先表示に「To G1」とか出さないですね。
これは単純な日本人目線なのですが、
>極論、飛行機マークを○囲みと、飛行機マークの上から×の表示で充分
これだと後者の方は空港に行かない、という誤解を招く可能性があり、非常に危険だと思います。
今更ですが、どうしてペルシア語がアラビア語の代替になるとか言っているのでしょうか…
文字が同じってだけで全く別の言語ですよ。日本語のかわりにカタカナ表記にした英語を使っても、英語がわからない日本人には理解できません。
車両更新にあわせて8両編成から10両編成に変更します。
今年度は5編成新造の予定で、現在8両編成で運行している一部を順次10両編成に変更していきます。
1回目 6月10日から
2回目 7月8日から
10-000・10-300Rが減っていきます。
これに合わせた交通関係のことは何も発表されていない。
大江戸線築地市場駅・ゆりかもめ新市場駅の駅名はどうするのか、都バス路線はどうするか。
いつ決まるのでしょうか?
※・11/18終電車後に大島駅2番線に、11/25終電車後に同駅3番線にそれぞれ先行設置し試験・調整・取扱い訓練
・来年4月以降本八幡→…→新宿三丁目の順に設置予定
https://www.kotsu.metro.tokyo.jp/pickup_information/news/subway/2017/sub_p_201711107646_h.html
※新宿駅は京王が施工
https://www.keio.co.jp/news/update/news_release/news_release2016/nr170202_formdoor.pdf
A都営浅草線ホームドア整備に向けた検証
※・車両ドアに貼られたQRコードをカメラで読み取りホームドアを開閉連動させる技術の検証
・11/24から1ヶ月程度、大門駅1番線にて検証(ホームドア設置は8号車第3扉部分)
https://www.kotsu.metro.tokyo.jp/pickup_information/news/subway/2017/sub_p_201711107645_h.html
※・東京さくらトラム(都電荒川線)=SA、日暮里・舎人ライナー=NT
・平成29年11月下旬から順次導入
https://www.kotsu.metro.tokyo.jp/pickup_information/news/toden/2017/tdn_p_201711167651_h.html
※「5300形はそのスペックから、京成『スカイライナー』や『アクセス特急』が走る『成田スカイアクセス線』へ入ることができなかったそうです。5500形はこれが可能で、東京都交通局としては今後、京成電鉄などから求められれば対応していく構えです」とのこと。
https://trafficnews.jp/post/79209