駅番号のフォーマットは、路線名を表すアルファベット2文字+駅を表す数字2文字という、オーソドックスなものだ。首都圏では主要私鉄・地下鉄には導入が進んでおり、JR東日本は最後発になるが、同じフォーマットを踏襲している。
一方で、JR東日本ならではの独自の工夫もみられる。その一つが、スリーレターコードだ。新宿は、路線毎にJC05、JB10、JA11、JS20、JY17と様々な番号が割り振られるが,これに加えて「SJK」という文字を付加する。このスリーレターコードは、21駅に割り振られる。ざっと見た限り、路線ごとに駅番号が3つ以上割り振られる駅が対象になっているようで、浦和や神田など、乗り換え駅としては微妙な駅も含まれる一方、三鷹、立川、西船橋、千葉といった駅は対象になっていない。
また、駅ナンバリングでは、今後の新駅・新線計画などを見越した付番があるかどうかが気になるところだが、今回の対象路線で、番号が飛んで抜けているのは、山手線と京浜東北線の田町−品川間のみのようだ。欠番になっているのは、JK21、JY26で、これが同区間に計画中の新駅の番号になると見られる。
ここから私見。スリーレターコードは、イギリスの旧国鉄管内の全駅に割り振られていて、切符や時刻表など、利用者の目につくところでも使われています。似たような名前の駅を区別しやすくするためだと思いますが、これが外国人の私から見てもわかりやすく、これを外国人の案内に日本でも使うというのは優れたアイディアのように思います。ただ、今回は対象が限られた上に、他の私鉄や地下鉄との乗り換え駅は全く考慮されなかった(ように見える)のは残念です。
http://www.jreast.co.jp/press/2016/20160402.pdf
この情報は、ポストJRさんからいただきました。ありがとうございました。
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他にも埼京線はりんかい線の、常磐線各駅停車は千代田線の、横浜線は京浜東北・根岸線の、武蔵野線は京葉線の、湘南新宿ラインは横須賀線の続番で振られていたり、JR東日本ならではの特徴が色々見られるナンバリングだと思います。
列車線や電車線の並行が多かったり、運行系統が複雑であったり、頭が同じ路線名が多かったりという制約もある中で、設定にかなり苦心したんだろうなぁ…と想像してしまいます。
しかしこの駅番号制、実際には利用されていないと思います。観光名所、大学、ホテル等のホームページの「アクセス」の部で使われているのを見ません。訪日外国人もハイパーダイヤ等、インターネットの経路検索サービスを使っています。そのため、番号の必要性が薄いようです。
成田空港両駅が番号対象外というのもどうかと思います。
成田空港の他、終着駅としては小田原、熱海、高崎等も番号がありません。この事から、行先案内に番号は使われないという事がわかります。
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>成田空港の他、終着駅としては小田原、熱海、高崎等も番号がありません。
対象エリアが電車特定区間内ですから、小田原・熱海・高崎については、そういうことなんでしょう。離れ小島的に番号付けるわけにもいかないし(スリーレターコードぐらいは付けられるか?)。
とはいえ、現段階ではかなり最善に近いのかな、とも思います。新駅構想の部分を空けたり、連番にしたりなど、配慮も効いてますね。
確かに、駅番号を付けただけではどうしようもなく、どうやって使っていき、誰にでも分かりやすくしていくか。それは、今後の大きな課題でしょう。
21駅とは言わず、乗降・乗り換え客数の多い、立川、吉祥寺、西船橋、新木場、武蔵浦和あたりも追加してほしいところですね。
成田空港までないのが残念だ。この制度は東京近郊区間全域に広げるべき。
JR総武本線東千葉〜佐倉間・JR成田線酒々井〜成田空港間に駅ナンバリング導入(JR東日本千葉支社より発表)
※番号は横須賀・総武快速線(JO)から連続
http://www.jreast.co.jp/chiba/news/pdf/pre1801_number.pdf