(追記 10/3 17:00 終電近辺は変化なしと書いておりましたが、コメント欄にご指摘をいただき、上りの一部区間に繰り上げがあることがわかりました。記事を修正しています)
京王電鉄と東京都交通局は2020年10月30日に、京王線と都営新宿線のダイヤ改正をおこなう。京王電鉄のリリースでは「一部見直し」と控えめな表現だが、夕方から夜間を中心に大きめの変更がある。コロナ禍で変わった利用状況を受けた変更だ。京王電鉄では、あす10月1日に特設サイトをオープンして詳細を説明するとしている。ただし、同社HPではすでに改正後の時刻表は公表されている(この記事はそれを元にしたものです)。
まず、平日18、19時台の特急系列車の運転パターンが変わる。現行ダイヤでは、特急京八、準特急京八、特急橋本が新宿発で6〜8分間隔になる20分パターンだが、特急京八の8分後に準特急橋本、特急京八が連続する20分パターンに変わる。後述する「京王ライナー」増発によるものと思われる。
この時間帯には、現行では新線経由の区間急行のうち4本が高尾山口ゆき(調布から各停)だが、改正後はすべて相模原線系統に変更となって消滅する。
22、23時のダイヤは、平日・土休日ともに変わる。
平日は、22時台は現行は特急4本(うち1本は高幡以遠各停)、準特急1本だが、これが特急1本(高幡以遠各停)、準特急3本に変わる。ほぼ12分間隔だったのが、15分間隔になる。23時台は特急1本・準特急3本だが、準特急4本になる。各停は、22時台は5本から6本に増えて、約10分間隔になる。逆に23時台は各停が1本減って、4本になる。
土休日も似たようなかたちで、特急系は時間あたり5本から4本になり、各停は22時台は1本増えるが、23時台が1本減る。また、22時台には橋本ゆき快速4本のうち2本が削減される。
リリースによると、この時間帯の変更は「お客さまのご利用状況」に合わせたもの。
終電は、上りの一部区間で繰り上げがおこなわれるようだ。上り最終の区間急行(高尾山口発)桜上水ゆき(新線新宿ゆき最終接続)が廃止され、東府中−高幡不動間各駅から新線新宿までの終電が繰り上がる。京王八王子発高幡不動ゆき上り最終も6分ほど繰り上がる。
相模原線では、平日に準特急で京王多摩センター−橋本間を各駅停車になる列車が大幅に増える。現行では11〜13時台だが、15時台まで拡大するほか、夕方〜夜間にも増える。
京王ライナーは、平日18〜19時台に増発される。京王八王子ゆき1本(新宿19:00発)と橋本ゆき2本(同18;20、19:20発)の合計3本。今年6月1日から運転されている、平日朝の臨時のライナーのうち、京王八王子発2本(5:47、8:56発)を定期化する。橋本発1本(9:22発)は運行を中止する。これにより、朝の京王八王子発5本、橋本発4本となる。
(京王電鉄リリース)
https://www.keio.co.jp/news/update/news_release/news_release2020/nr200930_keioliner.pdf
(京王電鉄時刻表)
https://www.keio.co.jp/train/station/index.html
(東京都交通局)
https://www.kotsu.metro.tokyo.jp/pickup_information/news/subway/2020/sub_i_202009309327_h.html
この情報は、エレクトリックシューズさん、 急行 上 野さん、KOYAさん、ライジングさんからいただきました。ありがとうございました。また、コメント欄にご指摘いただいた、kuzukuzuoさん、ありがとうございました。
コロナの影響で利用客も減ってる可能性もありますし仕方ないのかな。
夕方のランダムダイヤも変わってないですね。
記事作成ありがとうございます。
昨日の時点で既に新時刻表が公開されていたのですね。てっきり特設サイト開設と同時かと思っておりました。
その特設サイトですが、先程開設されました(=下記)。
https://www.keio.co.jp/train/timetable/timetablerevision.html
・最速の乗り継ぎパターンだと、特急でも中央特快より遅い
・逆に最遅のパターンなら準特急乗り通しでも速い
・高尾より八王子の方がパイが大きく、ある程度競争力もある(日中の利用者の多い休日に特急を充てている)
などなど、複合的な要因でこうなっているんでしょうね。高尾線平日は各停6だと輸送力過多気味に感じます。
また休日準特急なら15〜17時のライナーに誘導しやすいメリットも一応はあります。