JR東日本は2021年春のダイヤ改正で、東海道線を走るライナー系列車を全廃し、代わりに特急「湘南」を新設すると発表した。さらに、「踊り子」と新設の「湘南」は、全列車がE257系に統一され、全車指定席の新しい料金体系が適用される。
廃止となるのは、「湘南ライナー」「おはようライナー新宿」「ホームライナー小田原」の各列車。新設の「湘南」は、「通勤に便利な特急」という触れ込みと東京・新宿−小田原間の運行という発表のみで、停車駅や本数・時刻などの詳細は、まだ明らかになっていない。
新しい料金体系は、「スワローあかぎ」「ひたち」「あずさ」などと同様のシステムで、事前購入の場合は50キロまで760円、100キロまで1020円で、車内で購入する場合はさらに260円追加される。えきねっとチケットレスサービスで100円引きとなる。
一方で現在のライナー券は520円。「踊り子」の現行料金と比べると、指定席料金としては値下げになるが、自由席利用者にとっては値上げとなる。移行措置として、2021年9月30日の申し込みまでは、えきねっとチケットレスサービスでの割引が300円となる。
https://www.jreast.co.jp/press/2020/20201112_ho02.pdf
この情報は、夏海さん、ライジングさん、ムーンライトながら族さんよりいただきました。ありがとうございました。
こちらの記事も作成していただきありがとうございます。
さて、一応こちらにも特急「踊り子」に関する情報を紹介させていただきます。
@伊豆急行が特急「踊り子」の新たな着席サービスに関し下記(1)にて発表
(1)https://www.izukyu.co.jp/news/detail.php?CN=305866
A伊豆箱根鉄道が駿豆線内の特急料金に関し下記(2)にて発表
(2)http://www.izuhakone.co.jp/railway_news_20201112.pdf
ただ、東京駅、品川駅のライナー取り扱い(ドアコック扱い、グリーン券の確認など)を見ると、人件費がライナー料金に見合わないなと感じていたので、特急格上げも仕方ないのかなと思いました。
あと、停車駅も気になります。停車駅が据え置きだと仮定すると、東京→藤沢、辻堂の値段と品川→藤沢、辻堂が50kmの境で料金が結構変わるので品川からの特急券で東京から乗車する人もいそうだよなと感じています。きっと車掌も1人乗務になるから見切れないと思います。
また現在大船からは快速扱いになっていますが、これもどうなるか。正直大船までよりも大船からの方が混んでます。仮に快速扱いをやめた時、果たして1人乗務の中無札乗車など見れるのかどうか。
課題は山積みのような気がしますね?
「スワローあかぎ」「ひたち」「あずさ」「湘南」の特急料金と普通列車グリーン料金を、事前購入で比べると下記のとおりで、同額といってよいでしょう。
50qまで 50q以上
特急普通席 760円 1020円
普通グリーン 780円 1000円
両者の車内設備は同程度ですから、特急が普通より速いことについての料金は実質0円になります。鉄道会社が速く目的地に到着する経済価値を自ら否定しているわけで、変な話です。それでいいんですか?と聞きたいところです。
だからといって、特急普通席が安いのかといえば、西武・小田急あたりの特急料金と比べれば高く、普通グリーン料金が割高なのだと思います。普通グリーンは、ホリデー料金くらいに引き下げるのが、バランスが取れる水準だと思います。
そういう意味では「50kmの境で料金が結構変わる」のは逆に料金体系の統一化という点では妥当かなとも思ったりします。
50kmと言えばいわゆる村岡新駅(大船藤沢間、旧湘南貨物駅の位置)が面白くて、東京起点49kmというギリギリの距離にあるんですよね。
貨物線上にホームは作られないでしょうが、本線経由の特急が止まる場合(グリーン車利用でも)では面白い立ち位置なのかなぁと思ったりします。
#個人的には駅設置そのものについては疑問ですが・・・武田薬品の再誘致の条件だったとか色々話は聞きます
>仮に快速扱いをやめた時、果たして1人乗務の中無札乗車など見れるのか
これはリテラシーによるんでしょうかね。
「特急」「全席指定で乗車券だけでは乗れません、車内発券もありません」という案内さえあれば乗る人は少ないと思いたいです。
座席未指定券とか車内料金とかをプレスリリースに書いているんだから、普通の企業ならそんな案内をするわけないです。
>>東京→藤沢、辻堂の値段と品川→藤沢、辻堂が50kmの境で料金が結構変わるので品川からの特急券で東京から乗車する人もいそう
藤沢、辻堂停車便は品川通過/品川停車便は藤沢、辻堂通過 で解決ですね
>>特急が普通より速いことについての料金は実質0円になります。鉄道会社が速く目的地に到着する経済価値を自ら否定しているわけで
実際、特にラッシュ時は殆ど速くないのでは?
「特急(特に急がない)」から「全急(全く急がない)」に改称すべきですね。
車内設備は同等ですが、あくまでも文字面が普通列車「グリーン」と特急「普通車」ということで料金差が0円に等しいんでしょうね。バランス感で考えると仰る通り普通列車グリーンはホリデー料金に統一するのが良さそうです。しかし最近グリーン車の利用状況が(簡易的ではありますが)公表されるようになりましたが、それによるとピーク時はやはりコロナの中でも現行の料金体系で立ち席が出るほどみたいですので、値下げはやらないでしょうね。あるとすれば平日の日中帯をホリデー料金に格下げする、ということはありそうですが、そうなるとグリーン車(グリーン料金)という言葉を変えた方が良さそうです笑
k-san さん
確かに料金体系の統一、という目線でみるとその通りですね。
村岡新駅が出来た場合、駅間が短くなるから更に検札が難しくなりますね。
> これはリテラシーによるんでしょうかね。
「特急」「全席指定で乗車券だけでは乗れません、車内発券もありません」という案内さえあれば乗る人は少ないと思いたいです。
成田エクスプレスはコロナ前の日中帯で、実際に横浜で似たような案内をしていたのを聞いたことがありますね。(短い区間でも特急料金が必要、車内の発売はしていないなど)
ライナーが大船から快速扱いなのは、大船からの乗車(需要)が多いのに、大船以降ではライナー券を発売してないため不正乗車が多く発生していたことから、2014年から快速扱いとしています。今回のダイヤ改正で全区間特急扱いにすると、また元に戻るような形になるので、正直モラルに訴えかけるだけで大丈夫なのか?と思います。
おっと失礼見落としました。旧スーパービュー踊り子を念頭に同じ扱いするんだろうなぁと勝手に思ってました。
>実際、特にラッシュ時は殆ど速くないのでは?
特急は速いだけではなく「(座席等のグレードで)快適に移動できる」という側面もあると思うので、早くないから特急じゃない、というのはちょっと苦しく思います。
「特急型車両を使い全車指定で料金を取る代わりに快適な移動を提供する」ための手段としての特急扱いという感じでしょうか。
特に「湘南」に関してはこの方便の度合いが強い印象です。
>村岡新駅が出来た場合、駅間が短くなるから更に検札が難しくなりますね
自分で振っておいてなんですが、新駅ができても「湘南」の停車駅にしないんじゃないかなぁと(快速すら怪しいと思ってます)。
グリーン料金的には50kmの境界になるのでいいんですが。
マニアな人なら定期は品川分割、特急券はチケットレス横浜分割とか。
一年以上前でしょうか、上野東京ラインなどのグリーン車について、「通路に立っていてもグリーン料金を徴収することは表示しているのに、満席で座れない場合には車掌に申し出れば払い戻しされることが示されていないのはおかしい」と書き込みました。その後ほとんど忘れていましたが、先日、上野東京ラインのグリーン車に「満席で座れない場合には車掌に申し出れば払い戻しする」ことも掲示しているのに気がつきました。
「ラッシュの最中に線路への落とし物を拾ってダイヤを乱している。利用者サービスのつもりかもしれないが本末転倒」と書いた時と同様、改善を素直に評価します。そして、私が書いたことも多少影響したとおめでたく考えることにします。実際は同じ意見があちこちから寄せられたのでしょうけれど。それとも前から書いてあったのに気がつかなかっただけ?