JR北海道は、2021年春のダイヤ改正の詳細を発表した。コロナの影響で収入が減る中、「需要変化にあわせた輸送力」とする方針で、札幌圏でも普通7本を減便し、普通・快速13本を土休日運休とするほか、特急列車の減便や一部臨時化をおこなう。
札幌都市圏では、日中午後や夜間の普通7本が廃止される。対象は、函館線(小樽方面)が3本、千歳線(千歳・苫小牧方面)が4本。さらに、快速・普通の13本が土休日運休となる。対象は、快速エアポートが朝と夜の上下6本と、函館線の朝の上下5本、学園都市線(札沼線)の朝の上下2本。
一方、利便性向上の点としては、学園都市線で、現行ダイヤでは、あいの里公園もしくは石狩当別発着の列車計10本を、北海道医療大学まで延長する。
特急列車については、まず「北斗」については、両方向の最終となる23、24号が廃止となるほか、日中の上下2本が閑散期の水・木曜を運休とする。「大雪」全列車(上下4本)と、「サロベツ」の上下2本が、閑散期の火〜木曜を運休とする。「オホーツク」「宗谷」は通年運転で変わらない。さらに、「カムイ」上下4本が土休日のみの運転となる。
この改正のタイミングで、利用客が極端に少ない18駅を廃止する。ただし、廃止候補に挙がっていたものの、地元自治体が管理費用などを提供することになった18駅は来春以降も存続するという。
宗谷線旭川−名寄間では、普通列車が駅廃止と新型気動車への置き換えにより最大30分(平均13分)速達化されるという。一方で、札幌圏以外でも合計13本の普通・快速列車が廃止もしくは区間短縮となる。
JRグループ一斉のダイヤ改正の内容は、JR各社で同じタイミングで発表になるのが通例だが、今回はJR北海道が先んじて発表したかたちになった。ただし、改正日については明かさず、後日発表としている。
(JR北海道)
https://www.jrhokkaido.co.jp/CM/Info/press/pdf/20201209_KO_kaisei.pdf
この情報は、ななさん、ライジングさん、ムーンライトながら族さんからいただきました。ありがとうございました。
路線の廃止の一歩手前なのかもしれません。
少しでも稼ぐ気なら、折角H100という新車で所要時間、内装とも従来車と差別化できるんだから、充当する便を全て特急にして自由席料金とるべきでした
また、1・4号が臨時化と予想していましたが、3・4号が臨時化となり、運休期間の旭川からの最終は1335となりました。飛行機・高速バスもある札幌に比べ、期間限定ですが稚内と旭川の行き来は大きく不便になる印象です。
サロベツ1号が臨時とならなかったのは、稚内市から豊富高校に通う生徒が帰宅(豊富発1643)で利用しているためかもしれません。
http://www.toyotomi.hokkaido-c.ed.jp
https://www.jrhokkaido.co.jp/CM/Info/press/pdf/20210105_KO_hidakahaishi0401.pdf
https://www.jrhokkaido.co.jp/CM/Info/press/pdf/20210122_KO_tokkyukeikaku.pdf
https://www.jrhokkaido.co.jp/CM/Info/press/pdf/20210204_KO_Gensya.pdf
(1)https://www.mlit.go.jp/report/press/tetsudo09_hh_000109.html
(2)https://www.jrhokkaido.co.jp/CM/Info/press/pdf/20210318_KO_SeikanGW210km.pdf
(3)https://www.jrfreight.co.jp/storage/upload/68667b678726fecea296f923f2e32be8.pdf
https://www.jrhokkaido.co.jp/CM/Info/press/pdf/210402_KO_jigyo.pdf
※北海道新幹線関連(3/18の投稿も参照)は上記6ページ目(ページ番号4)。
https://www.jrhokkaido.co.jp/CM/Info/press/pdf/210408_KO_Station.pdf
https://www.jrhokkaido.co.jp/CM/Info/press/pdf/210414_KO_royce.pdf
(1)https://www.mlit.go.jp/report/press/tetsudo09_hh_000117.html
(2)https://www.jrhokkaido.co.jp/CM/Info/press/pdf/210521_KO_Seikan210km.pdf
(3)https://www.jrfreight.co.jp/storage/upload/7b028ed2e85a0cc1d95839eeb18eacd7.pdf
札幌・平和(白石)間はJRには珍しく方向別複々線になっていますが、もし線路別複々線にしていたら、千歳方面と小樽方面、岩見沢方面と札沼線方面を組み合わせた直通運転が容易にできたでしょう。そして直通運転によって札幌駅折り返しを少なくすることで、在来線ホームのスペースを新幹線用に転用できたのではと思います。
線路別複々線をみて、方向別複々線だったらいいのにと思うことはあっても、その逆はないというか、この札幌・平和間しか思いつきません。そこが方向別というのは皮肉な話です。
かつての渋谷駅埼京線ホームを南渋谷駅という人がいたそうですが(ごもっとも)、新幹線ホームをJR東札幌駅(ただの東札幌駅は地下鉄にあるので)という人が出てくるかもしれませんね。そういえば場所は違いますが、国鉄時代には東札幌駅があったはず。「何十年かぶりの復活」と冗談半分にいわれるかも……。
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/582983