この記事はもともと2021年12月10日に投稿したものですが、より詳細な発表がありましたので冒頭に追記して再投稿し、配信日付を更新しました。
(ここから追記 2022/2/7)
京王電鉄は2022年春のダイヤ改正の詳細を発表した。改正日は2022年3月12日。また、ヤフー路線情報など一部の乗り換え検索サイトで改正後の時刻表が公表され、内容が明らかになってきた。
リリースによると、朝ラッシュ時に一部区間で1〜3本の減便がある。相模原線の土休日の変更点は、特急(一部急行)が多摩センター以西各駅に停車し、代わりに区間急行が多摩センター止まりになる。動物園線は土休日10〜18時台は12分間隔に増発される。
また、ヤフー路線情報など、一部の乗り換え検索サイトでは改正後の時刻表が検索可能になっている。それによると、日中の新宿−調布間については、各種別の運行本数はほぼ現行通り(準特急は特急に変更)。高尾線の朝の急行は線内通過運転のまま存続しているようだ。また、平日20〜21時台の特急(京王八王子ゆき)の半数は急行に変更になっている。
(2度目のリリース)
https://www.keio.co.jp/news/update/news_release/news_release2021/nr20220127_daiya.pdf
コメント欄に情報を寄せていただいた、たけのこの山さん、ライジングさん、ムーンライトながら族さん、うしさん、ありがとうございました。
(追記ここまで。この下は2021/12/10に投稿した記事本文です)
京王電鉄は2022年春にダイヤ改正を行うと発表した。
特急の停車駅に笹塚と千歳烏山、京王片倉、山田、狭間を追加する。現在の準特急と同じになる。種別としての準特急は廃止され、特急に統合される形だ。リリースでは、日中の運行本数は維持されるとあり、現行の特急3本(=毎時、以下同じ)・準特急6本から、特急(停車駅は現在の準特急)9本になるものと思われる。
一方で、朝ラッシュ時の上り列車は減便する。リリースでは「運行本数適正化により定時性を向上」と表現している。具体的な中身は不明だが、詳細は1月下旬頃に発表するという。また、相模原線では土休日日中の多摩センター以遠で、種別見直しと本数の削減をおこなう。こちらも1月下旬の詳細発表だが、現行の平日同様、準特急(改正後は特急)が多摩センター以遠は普通となる可能性が高そうだ。また、土休日の動物園線も「便利な等間隔」に変更するという。
座席指定制の「京王ライナー」については、平日も明大前に停車させる。今年10月30日から土休日は停車していた。
なお、今回の発表では、ダイヤ改正実施日は明らかにならなかった。これも1月下旬に発表するとしている。
ここから私見です。個人的には、準特急の消滅というより、特急の消滅という印象を受けました。とはいえ、以前にも似たようなことがありましたね。京王の特急の途中停車駅の変遷を振り返ると、2012年までは、明大前、調布、府中、聖蹟桜ヶ丘、高幡不動、めじろ台(※)、高尾でした。とはいえ、当時の特急は1日に数本が残るのみで、主力優等は準特急でした。2012年8月の調布地下化ダイヤ改正でわずかに残っていた特急が消滅したあと、2013年のダイヤ改正で、分倍河原と北野を新たに停車する形で復活。これは当時の準特急と同じ停車駅で、今回と同様、「事実上の準特急化」でした。ただ、その改正では、種別としての準特急は、北野以西各駅停車の列車になることで生き残りました。2015年の改正では、準特急の停車駅にさらに笹塚、千歳烏山が加わった上で、多くの特急が準特急に変更されて、今に至ります。
京王は長らく、@特急・準特急、A都営線直通の優等、B各駅停車の3層構造ですが、ここ最近の@の停車駅拡大は、@がAの役割も吸収して、利用率がそれほど高くないAをいずれ削減していく流れになるのかなと以前は予想していましたが、意外とそうならないのですね。今回も違う狙いなのでしょうか。
2022年3月ダイヤ改正の速報はこちら
https://www.keio.co.jp/news/update/news_release/news_release2021/nr20211210_daiya.pdf
この情報は、エレクトリックシューズさん、慶応ライナーさん、ななさん、hkkt8300さん、Yさんからいただきました。ありがとうございました。
(※)投稿当初、2012年時点の特急停車駅にめじろ台が抜けていましたので追記しました。ご指摘いただいた多摩センター民さん、ありがとうございました。
明大前、調布、府中、聖蹟桜ヶ丘、高幡不動、「めじろ台」、高尾ですよ。
めじろ台通過してたのはもっと昔の話です
一つ目として、現在特急と準特急の停車駅の差を活かして明大前から調布の間比較的上手に優等を配置していますが、全て現準特急の停車駅に揃ったときダイヤに歪みが生じると思いますがパターンが変化するのでしょうか?
二つ目として現在下り明大前時点で特急の直後に運転される区間急行は役割がかなり薄くなるのではないでしょうか?記事にもありました通り将来的には特急と各停のみで構成されるダイヤに近くなりそう、という印象を受けました
記事内にもあるように、千歳烏山と笹塚の本数を増やすことで快速・区間急行の一部を削減したいのかと私も感じましたが、
これはプレスリリース内の「日中の本数を維持したまま」の対象が何になるかですかね。
「全列車」が対象であれば少なくとも今改正での削減はほぼないでしょうが、
「特急(準特急)」の本数は変わらないけど他は変えますよ、という意図と汲み取ると、他の種別にメスが入る可能性もなくはないかと思います。
あと、平日の高尾線の現特急通過駅は毎時6本に増便という認識でいいのか、などもありますね。
(3本維持だと高尾やめじろ台も3本になりますが…)
既に土日は準特急なのであまり変わらないと言えば変わりませんが、平日もMt.TAKAOをご利用下さいということなのでしょうね。
前回ダイヤ改正の感じで言えば、多摩センター〜橋本各停の特急を準特急と名付けても良かったように思います。
関西私鉄の特急停車駅がどんどん増えたのを思い出しますね。
京阪、阪急の特急停車駅増で利便性が結果的に高まった実体験が大きいのかもしれません。
そもそも調布以東は本数多くて停車駅絞っても大した所要時間短縮にならないですし。
個人的にはリリース読むと日中「本数を維持した上で特急と準特急を統合」とありますが、その他種別ごとの本数をそのままとは書いてないんですよね。
区間急行と快速をどちらかに揃えてパターンを整理する可能性がないとは言えない気がしました。
あと、これは願望から来る妄想ですが、夕方の京王ライナーと特急も同時刻に発車させて、夕刻も特急を定時発車してくれたり、、、はないですよね。新しい特急が笹塚に停車することになったので、2番線と3番線で同時に発車させても、何とかなりそうな気がするのですが。
あと、高尾線で平日朝上りと土休日朝下りに運転されている急行はリリースありませんので、引き続き通過運転しそうですね。京王片倉・山田・狭間の3駅は「特急停車・急行通過」駅となりそうです。
朝ラッシュ上りの本数削減は、定時性を向上するためとのことですが、本数を削減できるほど利用者が減少しているなら乗降もスムーズになっていて、すでに定時性は向上していそうです。本数を削減するとまた混雑して、乗降に時間がかかるようになりそうですから、「かえって定時性の確保が難しくなりませんか?」と聞きたくなります。
コスト縮減が目的とは書きたくなくて、定時性向上を目的に持ち出しているのでしょうか? そうであれば、JR東の社長の記者会見のように、コスト縮減のためと率直にいう方が誠実は誠実です。
ところで、京王の昼間の21本/時は、複線の昼間では国内一でしょうか? 朝からまで20本以上というのは、朝ラッシュの運転密度が夜まで続くようなもので、運転管理に一息つける時がないでしょう。理由付けのことはともかくとして、こんなこともあって朝の本数を減らしたくなるのかもしれません。
記事の作成ありがとうございます。
個人的には高幡不動と京王多摩センターから各停になる現行の特急・準特急を準特急にし、多摩センターから各停になる現行の急行を区間急行にし、急行・区間急行ともに仙川を停車駅に追加したら京王線内で増えつつある"化け列車"を無くす良い機会だったのにと感じました。
>日中の区急と快速
両方とも削減(笹塚折り返し)し、相模原線内各停(上り快速つつじヶ丘→下り調布始発各停)とするのは京王線内各駅から都営線内各駅へは必ず乗り換えが発生する事、布田〜仙川各駅から新宿への所要時間も伸びることがデメリットになりそうな気がします。なので、日中の本数を減らすなら、現行の区急を快速へ、快速を都営線〜笹塚、相模原線内各停に分断がまだマシな気がします。
都営新宿線の新宿止まり・京王新線の笹塚止まりは少数で、多くの列車が京王線調布方面に直通します。
都営新宿線の列車本数は適正なのでしょうか。
中央・総武線への対抗ということを考えると、列車本数をある程度保たないといけないと思います。
やはり例の事件が少なからず影響しているのでしょう。表向きは(無理矢理)利便性向上ですが、明大前〜調布の約10分間無停車というのを狙った事件で根本的な原因を放置するのかという世間の冷ややかな目線を逸らすために、12月での"異例"のダイヤ改正予告となったのではないかと推察します(言わずもがなかもしれませんが)。
なので、将来、過去となりつつある"速い"特急を復活させる条件として、事件のほとぼりが完全に覚め、お蔵入りしそうな地下線増設による笹塚〜調布の複々線化が前提になると妄想します。
それを避けるためには一時期のように特急を続行させる、または相模原線特急を徐行させるぐらいしか方法がないため、予想としてはダイヤ改正後も本線優等の間隔は歪なままだと思われます(一分程度は改善されると思いますが)
京王八王子〜北野間各駅停車は20分間隔、
高尾線各駅も20分間隔(改正後は特急になる列車)
相模原線の準特急は急行へ置き換え、都営新宿線との直通も20分間隔に変更する。
これらの見直しも必要になる
現在の日中の区間急行は新宿から仙川・つつじヶ丘への有効列車であり、つつじヶ丘で各停に相互接続して柴崎国領布田への有効列車になっています。
しかし、仮に今のダイヤのまま特急を置き換えると、千歳烏山で後続の各停に乗り換えられるため、仙川・つつじヶ丘・柴崎・国領・布田への有効列車となり、区間急行は有効列車ではなくなります。
下りは明大前で特急から区急に乗り換えていた人が千歳烏山で特急から各停に乗り換えるようになるでしょうね。快速には影響ないでしょう。
新宿のホームが離れている関係で上下列車の需要が異なるのはもともとで、新宿発だと区急・快速の存在意義が乏しいのは特急停車駅とは関係ない気がします。全列車に存在意義を持たせるためには、少なくとも下りは種別を入れ替えて、新宿線直通を各停、新宿発を区急・快速とする必要があります。そうしないということは、新宿線内に相応の需要があるということなのでしょう。
・平日夕方〜夜間の下り:昨年2月のダイヤ改正で20,21時台に、さらに昨年10月のダイヤ修正で18,19時台にも設定された「準特急橋本行と特急京王八王子行が調布で相互接続」という状態は、今改正でどうなるでしょうか。リリースで「20・21時台」に関し「改善」する、としているのは本件と何か関係があるのでしょうか。
・土休日夕方上り:一昨年2月改正で初設定、昨年2月改正で2本に増えた「調布始発準特急」(競馬ダイヤ時はいわゆる「競馬準特」として府中競馬正門前始発で運転)は「調布始発特急/競馬特急」に変わるのでしょうか。あるいは定期ダイヤとしては列車が消滅し競馬ダイヤ時のみ「競馬特急」ないし「競馬急行」等を運転するのみになるのでしょうか。
※ただし現状JRAが競馬場への入場者数を制限していることを受けてでしょうか、昨年から東京競馬開催期間も競馬ダイヤが実施されていないようで、実際のところどうなのか確認することは当面難しいかもしれません。
何に付けても八幡山〜つつじヶ丘間に待避設備がないのは本当にネックですね。複々線とはいかなくても高架化(千歳烏山駅の2面4線化が予定されている)だけでもかなりの効果があると思うのですが。
調布以東に関しては、京王も小田急みたいに緩行(各駅停車・快速)系統を都営線直通としたいのではないか、と勝手に思っていますが。少なくともその時には、現在の区間急行・急行は珍しい種別になりそうです。
何年か先、快速特急のようなものが新設されるのではないでしょうか。急行の停車駅を増やしすぎた小田急の快速急行のように。これは冗談ではない予想です。
準特急が消滅(正しくは特急へ統合)とは。
特急が高尾線も各駅停車となれば、遅かれ早かれ全種別各駅となるのでは。
高尾線内に限った話ですが、そもそも1日3本の急行のみ通過駅があるのはどのような意味が?
そして準特急が各駅で急行のみ通過駅を設定したのかが疑問として残っていた次第です。
現パターンを踏襲すると、新宿発1752~1952の本線特急が笹塚に停車し都営直通の相模原線急行・区急からの乗り換えが可能となります。調布でも相模原線(現)準特急・急行に接続するので、都営新宿線から相模原線特急停車駅へは10分程度短縮しそうです。ただし、千歳烏山以遠の客も利用する本線(新)特急は利用が集中し、混雑しそうですね。
先に述べた通り、京王ライナーがある以上は今後の特急を速く走らせる意味は薄いように感じていますが、「快速特急」を設けるなら名称上は「準特急」を復活させることは間違いありません。快速がある以上は。
浅座昔全さん
高尾線に関して言えば、むしろ「3本だけだったから」通過運転で残ったと言えます。前後の各駅停車・準特急の間隔等も踏まえて、揃える必要がなかったと判断できます。
ただ今回の停車駅増はどうでしょうか。日中の他の種別について何も言及がなく、(新)特急についても所要時間の詳細が無いので、そこが見えないことには何とも言えないところですが…
コロナ禍前の特急は休日11時台で上りの明大前着がかなりの混雑が見られました(前寄りに集中し、7号車が乗車率150%超)。単純に停車駅増だと千歳烏山あたりでパンクしかねないとも思えるので、他の種別も含めて全体的に細かい所でパターンを弄ってきそうな気はします。
●休日高尾山口行き急行
休日朝の高尾山口行き急行は何度か乗り通したことがあり高尾線内でも目にしていますが、私も走らせている狙いがいまいち判らないところです。これをそのまま抜くと北野発の高尾線下りが11〜13分空きますが、乗車状況を見るとかなり贅沢な走らせ方をしてる印象が拭えないところです。これも何らかの形に姿を変えるかもしれません。(動物園線についての話がちょっと気になってます)
●停車駅を削った新種別
特急の停車駅増は私も京王ライナーへの誘導も含まれていそうに思っていて、停車駅を減らした種別は当分の間は設けないように思います。中央線相手にスピード勝負を挑んでも勝ち目は薄いですし。仮に設けたとしても、東武東上線の快速急行のようなサブ的な位置づけになりそうに思います。
名称は京成、東武、西武、阪急で快速と「快速○○」という種別が共存している例があるので、「快速特急」が採用される可能性はあると思います。
快速特急は特急より停車駅を絞っている列車であることをわかりやすく伝えられますが、すでに複数の会社で使われていて、「京王、お前も快速特急か」と思われたくないかもしれません。
特急・準特急は京王らしいですが、停車駅を絞った新種別であることをアピールしにくいでしょう。
特別特急では「特特」でパンダの名前のようですし、新特急では特急よりも下の感じです。
いっそ停車駅を絞るのはAceでA特急、普通の特急はConvenienceでC特急、B特急はBusinessで朝夕の通勤特急なんてのもあるかもしれません。
いろいろ考えられそうですね。
一時期、特急が毎時9本という豪華ダイヤがありましたが、かなり無理があり、特急が千歳烏山付近で徐行を強いられていました。改正ダイヤの特急9本は、そのような無理はないでしょうが、発車間隔をどう設定するか注目ではあります。たぶん、今のダイヤとそれほど変わらないものになる気がしますが。
多くの方が区間急行か快速の減便を心配しておられますが、京王の発表文を読む限り、京王多摩センター・橋本間の減便に触れているのに、区間急行、快速の減便はスルーするというのは、詐欺会社でもない限り、さすがに考えにくいと思います。もし、例えば快速をなくすのであれば、調布・京王多摩センター間も減便になるはずですから(区間運転の各停を設定するのでもない限り)。
ただ、快速は優等列車と言いながら、八幡山で待避をするというヘタレな優等なので、来春の改正かどうかは別にしても、廃止になる可能性は十分にあると思います。
あと京王の課題は、京王ライナーを乗りやすいものにしてほしいです。新宿をガラガラ状態で発車しているのを見ると複雑な気持ちになります。車両の改良が必要ですが、空いている席に座って、座席かどこかにICカードをタッチすれば料金が引き落とされるようなシステムを導入してほしいです。「衝動的に飛び乗れる」ようにしない限り、京王線のような短距離の路線でわざわざ指定を取って乗る人は増えないと思います。
平日朝ラッシュ時上りの高尾→新宿の所要時間は、中央線快速と京王急行ともほぼ同じなので、中央線への対抗上高尾線内でも通過運転をしていると考えています。今改正でも通過運転が続くのではないでしょうか。
ひで99さん
土休日に2本ある本八幡発高尾山口行急行は、都営新宿線内から乗り換えなしで高尾山に行けるように設定したとの考えをみたことがありますが、どうなのでしょうか。
また、ポストJRさんもコメントしていますが、新宿発の1本を含め高尾線内の前後の準特・各停は概ね10分間隔で運転されているので、各駅に停車する必要性は低そうです。
>都営新宿線内から乗り換えなしで高尾山に行けるように設定した
私が乗った際は、新宿時点でいた同じ車両の客は決まって東府中までに全員降りています。更に2本のうち1本は笹塚で準特急高尾山口行きに接続するので、ダイヤを見ただけでも都営・新線から高尾山口への乗り通し利用が少ないのが読めてしまう状況です。
設定当時は違う状況だった可能性は大いに考えられますが、今現在は都営線〜高尾山口への直通輸送を担ってるとは到底考えにくい利用状況です。北野時点での乗車率も低いですし、(一応の情報で) 高尾での降車も結構あります。ここ最近では改正の度に本数が減っているので、そこからも状況を察することができるのかなと。
高尾線急行は休日朝下り以外に平日朝上りにも3本設定があるので、急行の停車駅自体をいじるか否かはこれをどうしたいのかにもよってくると思います。ただたったの3本で競争力が生まれるとは考え難いですが…(更にうち2本は通勤特快と発車時刻が重なりますし)。それでもピーク時間帯の総本数が減るなら、これが(新)特急に格上げされる可能性もありそうな気はします。
ライナーについて、朝夕セットで導入されたため気づきにくいかもしれませんが、夕方のライナーは本来朝の一般列車と共用できるので、電気代と人件費が回収できれば問題なく、根本的に満席を目指す必要がないのです。もちろん乗車率は高いほうがよいのですが、鉄道会社にとっての評価軸はそこではないということです。
無くしてしまうと通過運転の訓練や速度設定が無くなって復活が難しくなるとか、そういう理由かもしれませんね。
高尾山口が単線なので都合のいい回送列車や試運転の筋も引きにくいとか。
Mt.TAKAOだと充当車種が固定だから、どの車種も入る筋で設定しておきたいとか、
すいません、1点書き忘れていました。
>各駅に停車する必要性は低そうです。
確かに仰る通りだと思います。ただ利用状況からすると、通過運転する列車を別建てするにしてもちょっと贅沢過ぎやしないか?という印象を受ける面もあります。
先のコメントに書いた利用状況を合わせて考えると、列車自体が切られたり運転区間が短縮されたり(高幡不動で打ち切り、など)がいつ行われても不思議ではない状況と考えています。
それでも残す理由があるとしたらダイヤ編成上で回送の役割を兼務させてるとか、利用ニーズ云々よりも鉄道会社側の都合くらいしか浮かばないです。(東京特許許可局さんの、通過運転の訓練や速度設定が無くなって復活が難しくなる、というのはなるほどと思いました)
●京王ライナー
設定当初から平日夜の橋本行きは殆どが満席、京王八王子行きもコロナ禍直前あたりは満席になる列車が多かったようで、かなり利用されていた印象です。コロナ禍以降は見れてませんが、11月あたりの利用状況をざっと調べると満席になる列車も出ていたりで、結構繁盛しているようです。
休日は空いていますが、同時間帯の中央線のかいじでも半分くらいしか乗ってないような状況なので、休日の乗車率が低くなるのは織り込み済みだと思います。また明大前停車追加など見ても、休日については京王側としても手探りの状況が続いているように思えます。
>京王線のような短距離の路線で
京王ライナー 新宿→府中 23分
TJライナー 池袋→ふじみ野 20分
拝島ライナー 高田馬場→小平 22分
TJLと拝島Lは京王と最初の降車駅までの時間がほぼ変わらずかなり繁盛していますし、京王も先に書いた通り平日はかなり利用されているので、ハンデが大きい距離ではないと思います。
中央線との速達競争は放棄し、郊外よりも近郊の利便を優先したということですかね。ノロノロ運転が減れば調布までの人はいいでしょうが、都心から八王子や高尾駅に行くならJRですかね。
リモートワーク推進の中、首都圏大手私鉄の郊外沿線が移住先候補に入っていません。例外は本厚木などが脚光を浴びる小田急でしょうか。この後、東武はじめ各社ダイヤの削減競争が始まると思われます。
平日上りはめじろ台からの速達列車維持のため残るような気がします(特急にしても都心付近で徐行を強いられると思います)。
一方で、土休日下りは現行3本のうち、都営線から直通してくる急行は残すのではないかと思います。たしかに、両列車は高尾山口到着後、折り返し京王多摩センターと若葉台へ回送されているので、素人目にはこの回送が無駄なような気もしますが・・・。
一方、現行の新宿10:00発の急行をMt.TAKAOに格上げし、新宿8時〜10時の毎時00分発体制にすると予想してます。
>京王ライナー
2019年は京王八王子、橋本から2本ずつあったのが、翌年には1本ずつに減らし、また増やすんだという印象です。社会情勢が変化した事で利用が見込めると判断した点と乗車率だけが単純に評価軸では無い事を含まえても、何となくMt.TAKAOの新宿への送り込みを回送にするぐらいなら、営業運転させた方がちょっとでも収益が見込めるという京王らしい経営判断のような気がしてます。
ただ、現行特急が準特急停車駅になった分余裕ができる部分があるので区間急行を快速にするか、といったところでしょうか
自分で組んでみようとしてもどうしても本線優等を調布以東で10分間隔に揃えることができないのがとても歯痒いところです
高架化+明大前と千歳烏山の二面四線化でまた抜本的な改正が行われるのでしょうか。それこそ都営線直通が各停メインになるとか日中の各停が橋本行きになるとか
>高尾線急行
知らない情報がたくさん出てきてためになります。改正前に一回くらい乗って利用状況を確かめてみたいところです
>京王ライナー
先日一回だけ通過京王ライナーの車内を見た時に乗車率はかなり高く、需要の高さを感じました。QシートといいKOライナーといい身近なところで着席サービスが定着しつつあることにトレンドを感じます
以前の記事では明大前停車に関して「土休日だからできることかもしれない」とコメントしましたが、時間帯にもよるが停車させて乗車チャンスを増やすことは可能という判断でしょうか。あるいは今後、更なる増発を見込んでいるのか。
いずれにしても明大前を重要な拠点とする考えは、今後も変わることはないと言えます。
>たったの3本
出社時間や登校時間は決まっているので、本数があまり多くない区間では毎朝同じ電車で出勤・登校している人が多いと思います。所要時間が延びることによる中央線快速への移行を防ぐ意味での競争力です。
>通勤快速
大月始発なので、高尾で確実には座れませんよね。高尾始発の快速は京王線急行と新宿までの所要時間がほぼ同じなので、高尾線内通過運転は、新宿まで座って行きたい利用者を取り込む狙いがあると思っています。帰りも中央線は座れませんが、京王特急は待てば座れますし。
それなら、特急という名称は捨てて欲しい。
次は、つつじヶ丘停車と高幡不動以遠(府中かな?)は各停になったりして。
笹塚はともかく、千歳烏山の停車は、遠近分離策からの完全な決別を意味します。その意図はなんなんでしょうか。仮説を3つ建ててみました。
1.列車本数の削減
鉄道会社全体的に近年・将来的な人員不足等から必要人員の削減に取り組んでます。これにコロナによる経営悪化や客数減少が拍車をかけました。
特急の停車駅を増やし、役割を統合することで快速や区間急行を削減することができます。
しかし、昼間の本数は維持されるとのことで説明がつきません。ひとまず移行調査期間ということなのでしょうか?
2.旅客の利用区間比的に遠近分離が適切でないと判断した。
調布までの利用客数に比べ以遠への客数が「割合的に」少なくなり、遠近分離策を取るのは適切でないと判断したのでしょうか。しかし、千歳烏山が(将来緩急接続が可能になることを加味しても)毎時12※〜15本の優等を止めるほどの利用客数・割合が高いのでしょうか。
※12本は、快速が八幡山待避であった場合(明大前・笹塚・新宿への有効列車でなくなる)
3.特に深く考えていない
現在の京王電鉄で列車の停車駅について決定している方々が、調布を境にした遠近分離などを一切考慮してなく、単純に利用者数や沿線開発計画などだけで判断している可能性ももしかしてありえるのかなと思います。
調布以東で区間急行、快速、各駅停車の本数は維持するし、千歳烏山の乗降客数が増えている訳でもないのに。
今改正の良いところがあるとすれば、特急、準特急という似ていて紛らわしいのが特急1本化(事実上は準特急一本化)で分かりやすくなったことくらいでしょうね。
明大前や千歳烏山が2面4線化した後で良いので、今改正の特急の千歳烏山停車を期に、調布〜新宿の停車パターンを2パターンに集約(簡素化)して分かりやすい停車パターンにして欲しいですね。
具体的には「笹塚、明大前、千歳烏山停車の特急系」と「笹塚、明大前、八幡山、千歳烏山、仙川、つつじヶ丘停車の急行系」の2パターンだけに集約。これなら沿線民じゃなくても理解しやすいです。
高架化が完成して明大前や千歳烏山で急行系と各駅停車が接続できるようにすれば、各駅停車しか停まらない国領と同じ利用水準の桜上水は急行や快速の通過でも問題は少ないと思います。
下高井戸は桜上水よりは利用者多いけど、2パターンに集約するなら通過が良いです。隣の明大前で緩急接続するようになると隣駅である下高井戸には優等列車を停めない方がスムーズに運行できますし。
日中のダイヤが準特急メインになっている以上、それを特急として名前の見栄えを良くする...といった感じでしょうか。千歳烏山の停車本数の増加は毎時三本だけなので、千歳烏山の利便性向上は準特急が千歳烏山に停車し始めた時の方が大きそうです
Dreamerさん
個人的には2かな、と思っています
明大前〜調布間においては少なくとも快速は潰しにくい(各停のフォローも行っている)ため、減らすなら区間急行ですが調布以西の本数を今より減らすことは考えにくく(12, 9)、調布折り返し(つつじヶ丘回送)の手間とどっちを取るか、ぐらいなので毎時18本以下に減ることはなさそうだと予想します
将来的に特急9各停9みたいな構成になるのは十分あり得そうですが...
3は流石にないと思いたいです
E657さん
八幡山を良く使うのですが、乗降客数は多いものの下高井戸を通過してまで止める駅ではないと思います。下高井戸は世田谷線→下り、上り→世田谷線という乗り換え客も結構多いですし
桜上水の通過に関しては緩急接続にほぼ使われないため賛成ですが、車庫があることを考えると京阪の淀みたいに当駅始発・終着電車だけ停車とかできたらいいんですけど案内として煩雑ですかね
八幡山を良く使うのですが、乗降客数は多いものの下高井戸を通過してまで止める駅ではないと思います。
→異論も違和感もないですね。下高井戸は乗降客数的には停車でも良いと思います。
言いたかったのは、「千歳烏山に特急を停めるのを機に、沿線外の利用者にも分かりすさに配慮して、区間急行と快速という2種類の種別を【新しい急行的な種別X】に集約してみたら?」いうことです。
現状では優等タイプが特急・準特急・区間急行・快速と4種類もあって複雑ですが、先述の案なら特急と【種別X】の2種類に集約されるので、慣れない利用者にも分かりやすい。この【種別X】がどんな停車パターンでも構わないですね。(スムーズに運行しやすいのであれば下高井戸停車&八幡山通過でも個人的にはOKです)
日中に関しては、毎時21本を維持する限り20分サイクルに7本の列車を設定するしかなく、3種別にするとうち1種別が3本となり、千歳烏山接続があるものとないもので混雑が偏ってしまいます。
毎時20本であれば、12分サイクルに4本とでき、1+1+2とすれば千歳烏山接続を必ず確保できます。要するに東横線タイプのダイヤなんですけれども、この場合各停が大幅に増えるので優等の停車駅は絞って良いでしょう。調布以西の振り分けが少し難しいですね(36分に4:2か)。
確かに調布返しが現実的にできないこと考えると減便は現実的でないですね
毎時18本とする場合でも、相模原線内通過列車を無くすか、高幡不動方面の特急を半減するかの選択になってしまうので21本がマストかもしれませんね。
続報が来ていました
調布以東で平日・土休日とも日中時間帯の運行本数を維持なのでダイヤの大枠は変わらなそうですね
相模原線夕夜間の調布駅乗換待ち時間や乗換利便性の改善は良いと思います
ただ停車駅増で日中の所要時間は増えてしまうみたいです。朝夕は所要時間が増えないことをアピールしていました
https://www.keio.co.jp/news/update/news_release/news_release2021/nr20220127_daiya.pdf
※今回の発表で新たに判明した事項:上記によると、「平日」は「相模原線への所要時間短縮」(※夕方の調布での接続関係を変更),「平日朝ラッシュ」は「7時〜10時台の一部区間・行先で1〜3本程度の適正化」を実施、などとのこと。
今回の改正で採用されるかというとされない気がしますが…
・調布以東は12分サイクル
優等:新宿〜調布
優等:新宿〜調布
各停:新宿〜調布
各停:本八幡〜調布
各停:本八幡〜笹塚
・調布以西A(18分サイクルで4:2)
優等:調布〜八王子
優等:調布〜高尾山口
優等:調布〜橋本
各停:調布〜八王子
各停:調布〜高尾山口
各停:調布〜橋本
間隔は不均等で、相模原線の本数が少ないため通過運転が難しく、輸送力不足が懸念されます。
・調布以西B(24分サイクルで4:4)
優等:調布〜八王子
優等:調布〜高尾山口
優等:調布〜橋本
優等:調布〜橋本
各停:調布〜八王子
各停:調布〜高尾山口
各停:調布〜京王多摩センター
各停:調布〜京王多摩センター
間隔は均等ですが、調布〜府中の輸送力不足が懸念されます。
・調布以西C(60分サイクルで12:8)
優等3調布〜八王子
優等3調布〜高尾山口
優等4調布〜橋本
各停3調布〜八王子
各停3調布〜高尾山口
各停2調布〜橋本
各停2調布〜京王多摩センター
間隔は不均等ですが、本数比は最も輸送量の比に近くなります。笹塚以西に本数が増える区間がないのもポイントです。
下り明大前13時台
0区急多摩センター
2各停京王八王子
7特急京王八王子
9快速橋本
11各停高尾山口
13特急橋本
17特急高尾山口
2各停京王八王子は八幡山で7、つつじヶ丘で13、9、17の退避。
9快速橋本は八幡山で13を退避。
11各停高尾山口は桜上水で13、八幡山で17、つつじヶ丘で0、7の退避です。
ポイントとしては、本線特急が10分間隔になったのは嬉しいですが橋本特急あたりがカツカツで特に快速はだいぶタイトに走らないといけなそうです。
ちなみに都営新宿線の日中の急行は48分間隔になるみたいです。どういうことでしょうか???
高尾山口発着急行は北野~高尾通過運転のままですね。
平日7時台高尾山口発3本は変わらず、土休日下りは新宿609発1本に減少し、都営新宿線からの直通はなくなります。
記事の追記等ありがとうございます。
詳しくはまた後程(京王電鉄ホームページ上での新時刻表発表後あたりに)確認しようと思いますが、とりあえず一部で危惧されていた日中の12分サイクル化はなかったようですね。
ということは各停は6分間隔の毎時10本、京王の20分サイクルに果たしてどう合わせるのでしょうか
なお、休日の夕方上り橋本発全線急行本八幡行きは、残っていますが、片方は都営急行のスジに乗っかるので存続していますが、片方は都営線内各停になりました。
2年前くらいに大量導入した夜間の高尾折り返しがほぼなくなり、山口行きとなったことも目新しいです。
休日新宿10:00発の急行高尾山口行きはなくなりましたが、早朝に1本新宿発で急行高尾山口行きの設定があります。本八幡7:00発の急行高尾山口行きは、橋本行きに変更のようです。あとはとにかく相模原線の減便が凄まじいですね。その他お気づきの点があれば教えていただければと思います。
正直この内容ならはじめからそう言っておいたほうが不安を煽らないで済みそうなものですが…
私が見たところでは、現行の京王多摩センター6:40発の特急新宿行き、京王八王子8:59発準特新宿行き、桜上水7:33発各停新宿行きの3本に相当する列車が見当たらなくなっています。
他に気づいた点。
早朝の上りの区急はつつじヶ丘で特急待避。早朝の下り快速はつつじヶ丘で特急待避。若葉台での車両交換の激減。
https://www.keio.co.jp/train/station/index.html
※気になった変更点
・平日早朝上り:京王八王子,高尾山口→高幡不動間で各停を中心に本数を削減
・平日朝下り:相模原線内優等運転列車を削減。9時台の京王線系統特急3本が高幡不動化けから終点まで特急に変更,代わりに各停高幡不動止まり3本が以西へ延長=増発
・土休日夕方上り:調布始発準特急2本は調布始発特急として存続(競馬ダイヤ時(実施不透明)は「競馬特急」に?)
「9時台の京王線系統特急3本」と「各停高幡不動止まり3本」はいずれも高幡不動到着時刻が9時台ということです。新宿発車時刻は8〜9時台となります。
大変失礼いたしました。
https://www.keio.co.jp/news/update/announce/announce2021/20220221_mttakao.pdf
※上記によると、昨年12/18から運転を取り止めている「6号」は「3月12日ダイヤ改正から運転を再開」、などとのこと。
https://www.keio.co.jp/news/update/news_release/news_release2022/nr20220502_setsubitoshi.pdf
※上記によると、今年度は「5000系新造車両1編成(10両)を増備」,また「参考資料」によると「座席指定列車サービスの拡充」として「一部座席指定列車の導入等による終日運行の検討を進める」、などとのこと。
突然の話ですが昔にあった6時半の高幡不動始発の通快は早い人で何分前から並んでいたんですか?教えていただければ幸いですが。
4ドアLCでは中途半端なので、2ドア転換クロスを入れるべきですね。そうすれば1両64人と1、5倍になりますし、2F車なら倍の90人座れるので。
・京王電鉄が第4回,第5回東京競馬開催期間の臨時列車運転,東府中臨時停車に関し下記(1)にて発表
(1)https://www.keio.co.jp/news/update/announce/announce2022/20221003keiba.pdf
※参考:下記(2)=京王に関するTRAICYの記事
(2)https://www.traicy.com/posts/20220529241936/
https://www.keio.co.jp/news/update/announce/announce2022/20221128_Mt.TAKAO.pdf
※上記によると、「2023年3月4日より運転を再開」、とのこと。