東京都交通局は、都営地下鉄新宿線と三田線で2022年春にダイヤ改正をおこなうと発表した。
改正日は明らかにしていないが、都営三田線は直通する東急電鉄と同じ3月12日の可能性が高そうだ。都営新宿線の改正日は、京王電鉄と同じタイミングになると思われる。
都営新宿線■日中の急行の一部を各停化
都営新宿線では、平日・土休日ともに日中の急行の一部を各駅停車に変更する。リリースでは「急行通過駅の乗車機会を増やす」としているが、現行の20分パターンが変わるのか、それとも急行を運転する時間帯を縮小するのか、という点はリリースからは読み取れず、時刻表の発表が待たれる。
平日朝には、6時台の上り1本と7時台の下り1本を増発する。
さらに、下り終電の一部繰り上げもおこなう。現行の本八幡ゆき終電(新宿23:47発)を瑞江止まりに短縮し、本八幡への終電は本八幡到着時点の時刻で8分繰り上がる。
都営三田線■西高島平への終電を繰り上げ
都営三田線では、下り終電の一部繰り上げをおこなう。現行の西高島平ゆき終電(大手町0:04発※)を高島平止まりに短縮する。西高島平への終電はその1本前となり、7分繰り上がる。
(※訂正 12/30 22:30。当初、西高島平ゆきの現行終電を大手町0:07発と書いていましたが、これは神保町発の時刻でした。正しい時刻に直しました。ご指摘いただいたライジングさん、ありがとうございました)
2022年3月12日ダイヤ改正に関する記事の一覧はこちらです
https://www.kotsu.metro.tokyo.jp/pickup_information/news/subway/2021/sub_p_2021121710221_h.html
この情報は、ライジングさんからいただきました。ありがとうございました。
ここまで2022年春ダイヤ改正に関する記事を12(速報も含め13)も作成していただきありがとうございます。
そのような中大変恐れ入りますが、一ヶ所誤りがございます。都営三田線西高島平行終電の現行時刻は「大手町0:04発」です。
ちなみに現行の西高島平行終電は今年1/20〜3/12の期間も高島平止まりになっておりましたので、そのダイヤに戻るということですね。
訂正ありがとうございます。
今この各社減便改正のタイミングでと考えると、急行の運転時間帯の縮小というよりは、京王線側の事情に合わせて、ダイヤのサイクルを変える、つまり20分サイクルを崩して毎時の急行を減便と考えるのが自然のようにも思います。
具体的には、急行3・各停9→急行2・各停10ということです。
ただ、都営新宿線も輸送量は減っていると思いますので、各停10は岩本町または大島以西のみで、それ以東は毎時6〜8本に減便となっても不思議ではないと思います。
言い換えれば、京王線は、運行本数は減らさないとありますが、実は全線で昼間12分サイクルに減便、なんてことはないでしょうか。
内訳は調布〜笹塚間で特急10(本線5・橋本(多摩セン以西各停)5)・快速5・各停5の毎時20本
特急を同区間でほぼ6分等間隔とすれば、笹塚で都営新宿線とダイヤのサイクルは合いますよね
特急は調布〜笹塚間でほぼ6分等間隔ですが、厳密には本線特急-(6分40秒)-橋本特急-(5分20秒)-本線特急という間隔として、
快速が多摩セン〜京王線新宿、各停が高尾山口or京王八王子〜都営線直通、
快速は八幡山で本線特急を待避、国領に新規停車、調布で橋本特急の待合せ
各停は笹塚で本線特急と待合せ、八幡山で橋本特急を待避、つつじヶ丘で本線特急を待避、府中〜つつじヶ丘は逃げ切り、北野・府中で特急の待合せ
こうすれば、1駅停車ロスを1分10秒で計算して、特急のスジを寝かさず、全体のスジがつながりますね。
>運行本数は減らさないとありますが、実は全線で昼間12分サイクルに減便
お聞きするだけなので恐縮ですが、本数を減らさないで減便というのどういうことでしょうか?
種別の本数変更である種別が減ることや、駅によって停車本数が減ることもあるでしょうが、そういうことですか? それとも有効本数がどこかの区間では減るということですか?
京王の公式プレスで「運行本数を維持」とありますが、その文言の解釈によると思います。
どの区間でも1本たりとも厳密に変えないという意味でしたら、12分サイクル化はあり得ないことになります。
私も当初はそう解釈しました。
ただ、もし「運行本数を維持」の意味合いが、都合の良い解釈かもしれませんが、ラスマイナス毎時1本程度の増減はアリという拡大解釈的な意味合いだとしたら、都営の一部急行の各停化の発表も踏まえ、12分サイクル化もあり得るのかなと考えただけです。
むずかしい話ですね。「調布以東での乗車機会向上や都営線との乗換利便性向上のため、平日・土休日とも日中時間帯の運行本数を維持したうえで」とあるので、調布以西は維持の対象外なのかもしれません。また調布以東についても、笹塚以東は本線と新線の合計本数は維持するが、内訳には増減があるとも受け取れます。
この文面には不明確なところがあるので、いろいろな解釈の余地がありそうですね。
とはいえ、都心部ともいえる、新宿−馬喰横山のみ各駅にとまる「区間急行」の試行の価値はあるように思います。都心部でも利用の少なさそうな曙橋も「区間急行」の停車駅に含むかは議論はありましょうが。
京王のリリース文面の解釈は如何様にも採れますが、私は京王側の日中のパターンはほとんど変わらないとみて、現行、平日は10時〜16時、土休日は7時〜18時にある都営線急行を終日11時〜15時は全て各停にするのではないかと予想します。例えば、笹塚での乗換が平日だと、
【旧】京八準特⇔都営線各停(快速) 相模原線準特⇔都営線急行
※高尾線特急は笹塚通過のため、都営線各停(区急)との接続不可
↓
【新】高尾線特急⇔都営線各停(区急) 京八特急⇔都営線各停(快速) 相模原線特急⇔都営線各停(笹塚始発)
とすれば、京王線特急と都営線・新線全駅の間で笹塚での乗換1回で先着できるようになり、利便性が最も向上するパターンではないでしょうか。
都営線急行は中央総武線各停に対する強化策として97年から設定されたものの、近年は急行の乗車率は各停と比較すると目視でも見劣りし、通過駅周辺の宅地開発による利用者増も相まって、対策の効果が薄れているように感じます。また、ダイヤ上でも通過駅において列車間隔が4分〜10分と不均等なのも利用者の不満要素になっていると考えます。今回の一部急行の各停化はそういった流れをふまえた上での変更で、且つ近い将来、日中の急行を全廃となる試金石かも知れません(今後、同一駅での緩急接続をするなら急行削減の流れが変わるかも知れませんが、大規模な改修が必要なので、まずやらないでしょう)。
https://www.kotsu.metro.tokyo.jp/pickup_information/news/subway/2022/sub_p_2022012510264_h.html
https://www.kotsu.metro.tokyo.jp/pickup_information/news/pdf/2021/sub_p_2022012510264_h_02.pdf
※昨年12/17の発表内容から終電到着時刻等一部変わっておりますのでご注意ください。