2022年08月26日

[東武]南栗橋に特急の一部を停車。2023年3月のダイヤ改正から

 東武鉄道は2023年3月のダイヤ改正で、日光線の南栗橋に特急の一部を停車させると発表した。本数は、朝方の上り3本、夕方の下り6本の計9本だとしている。具体的な時刻や列車名は決まり次第発表するという。
 東武鉄道は南栗橋駅周辺で宅地開発を進めていて、今年5月には「街びらき」イベントをおこなった。リリースによると、地元の埼玉県久喜市では東武との協定に基づいて、市外からの移住者に対する特急券の購入補助制度の導入の検討をしているという。
 日光線では、2017年ダイヤ改正(快速・区快が全廃となった)から、杉戸高野台に夕方以降の下りの特急全列車、現行ダイヤでは6(※)本が停車するようになっている。今回の南栗橋と異なり、朝上りの停車はない。
 ここから私見です。ホワイトカラーへの在宅勤務の浸透で、「ときどき都心に出るのに便利な郊外」が居住地として見直される動きがあります。もともと南栗橋は半直始発駅でアピール力がありますが、特急停車でさらに魅力を高めたいのでしょう。移住促進を目的とした都内への通勤者向けの特急券購入補助制度は、東武沿線では栃木市や館林市ですでに導入されていますね。久喜市が検討する制度が似たようなものだとすると、久喜駅利用者も含めれば利用希望者は桁違いに多くなりそうですが、どうなるでしょうか。

<※訂正 21:30>当初、杉戸高野台の特急停車本数を7本を書いていましたが、正しくは6本でした。すみません。手元の時刻表は2021年版でした。ライジングさん、ご指摘ありがとうございました。


https://www.tobu.co.jp/cms-pdf/releases/202208181546187ZNLJXSvDNtR7LOmqgoIWw.pdf

この情報は、ななさん、おかざきさん、ライジングさんからいただきました。ありがとうございました。
posted by Uchio at 19:17 | Comment(11) | TrackBack(0) | ニュース はてなブックマーク - [東武]南栗橋に特急の一部を停車。2023年3月のダイヤ改正から | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
管理人様
立て続けに記事を作成していただきありがとうございます。
ただ一点、現在の杉戸高野台停車本数は7本ではなく6本ですね(今年3月改正で「リバティけごん」1本が春日部止まりの「スカイツリーライナー」に短縮)。

朝上り3本,夕下り6本ということで、素直に曳舟停車時間帯の新栃木以北発着列車がそのまま南栗橋にも停まることとなるでしょうか。一部の「スカイツリーライナー」を南栗橋発着に延長するようなことは、さすがにないですかね。

夕下りは杉戸高野台にも南栗橋にも停まるのは停まり過ぎな印象も無きにしも非ずですが、リリース2ページ目の「日光線特急について」の説明に「杉戸高野台駅(一部)」とわざわざ書かれている(曳舟や板倉東洋大前は省略されている)ので杉戸高野台停車も継続と思いました。果たしてどうでしょうか。
Posted by ライジング at 2022年08月26日 20:15
先程の私の投稿の「杉戸高野台駅(一部)」は「杉戸高野台駅(一部停車)」の誤りでした。大変失礼いたしました。


管理人様
訂正ありがとうございます。
Posted by ライジング at 2022年08月26日 21:50
本来であれば、朝方の下りと夕方の上りでも停車させれば、半蔵門線直通の南栗橋止まり急行と接続させることができ、本数の少ない下今市方面への観光客が活用できると思うんですけどね。春日部から乗車するより特急料金が安くなってしまうためか、浅草方面からの需要に限定したい東武の意地を感じます。
Posted by 3962 at 2022年08月28日 18:17
半蔵門線方面からであっても、基本的には直接浅草に行くか、北千住で乗り換えるか、仮に東急を含めても新宿からという手もあります。プレスにもある「次世代まちづくり」の内容を見ても、基本的には対東京方面の需要に応えるような形に見えますので、観光需要として云々は今回は除外しているように感じます。

ライジングさんが言及されていますが、杉戸高野台と南栗橋の両駅は1986年に同時に開業し、ニュータウンとして開発された地域です。今回は南栗橋でプロジェクトが行われるということですが、現時点では杉戸高野台駅の方が利用客が多いこと、両駅とも性格が似ていることを踏まえると、杉戸高野台駅への特急停車を外す積極的な理由もなく、両駅への特急停車を容認することになりそうです。連続停車ということも考えているのでしょうか。
Posted by ポストJR at 2022年08月29日 23:11
杉戸高野台-幸手-南栗橋だと幸手が最も乗降客数が多いんですよね。まあ東武が開発したわけではないから無視ということなのでしょう
Posted by 通りすがり at 2022年08月31日 12:36
このような改正を考えてですが
スカイツリーライナーを変更して2017年までのきりふり285号みたいなのにしたほうがいいのではないでしょうか
Posted by VB at 2022年09月01日 14:03
数年前まで南栗橋在住だったのですが、都心への通勤は南栗橋から東武線利用ではなくて、東鷲宮からJR利用でした。

南栗橋から東武線ルートだと、北千住まで約50分(急行)かかる上に、北千住から地下鉄各線に乗り換えて都心まで行く必要があり、乗り換え時間を含めて1時間半以上かかります。
半蔵門線直通の急行でも、大手町まで1時間半ぐらいはかかります。


南栗橋の自宅から東鷲宮駅までは、車で10分ほどで、東鷲宮駅近くの貸し駐車場に停めてました。
東鷲宮からは新宿・東京駅まで60分ほどです。
なので南栗橋在住の都心通勤者は、↑のようなことをやってる人が意外に多く、東鷲宮駅の西口は貸し駐車場が異常なほどに多いです。


なので南栗橋に特急停車のニュースを見たとき、特急利用の需要底上げ・南栗橋の知名度アップのため.....よりは、東鷲宮に流れてしまう通勤利用者を奪還したいという東武の逆襲....を個人的に感じました。
Posted by 錠前 at 2022年09月01日 21:44
錠前さん
南栗橋は始発があり東武優位かとおもったので、東鷲宮まで車で出る人が一定数いるのは以外ですね。それだけ東武が遅いとのことなので、月1万円弱の駐車場代と特急停車による速度・利便性向上(東鷲宮だと朝は座りにくい?)との兼ね合いになりそうですね。
Posted by koko at 2022年09月07日 09:33
koko様

私の当時の都心勤務地が新宿だったのと、平日朝の東鷲宮からの湘南新宿ラインは、大雑把ですが7:20・7:30・7:40と丁度よい列車感覚だったので、便利でした。
コロナ前は古河あたりで満席になっていたので、東鷲宮からは座れなかったですが、運が良ければ大宮・さいたま新都心・浦和から座れることはありました。

特急停車で東武南栗橋の通勤事情は魅力アップになると思いますが、逆にいえば、特急が停車しないと南栗橋はやっぱり不便です....を東武が自ら公認してるような感じもします。

ただ、平日朝上りのりょうもう(東武動物公園停車)、スカイツリーライナー(春日部停車)を見ると、6両の短編成の事情もありますが、毎日が満席に近いほどの乗車でした。東武にとって通勤時の特急は大きな武器であることは確かですね。
Posted by 錠前 at 2022年09月08日 10:28
栗橋以遠の方々は都心へ出る方は栗橋乗り換えでJR利用が多いと思いますが。
例えば板倉東洋大から新宿なら板倉から東武利用で栗橋乗り換えでJRで新宿というような。
Posted by 花 at 2022年09月13日 07:55
既に記事があるので東武スカイツリーライン系統に関しこちらにコメントします(下記=東武のリリース)。
https://www.tobu.co.jp/cms-pdf/releases/20221216095003CgiPlyiMuAYy0ETMej1V2g.pdf
南栗橋停車特急に関して、8/26投稿の「曳舟停車時間帯の新栃木以北発着列車がそのまま南栗橋にも停まる」がほぼその通りとなりましたが、「けごん47号」は20分遅くなり現行の「スカイツリーライナー3号」のスジに変わるようですね。

ただ、この東武のリリースで特に重要なのは東上線ですかね。こちらはまた別の機会にコメントしたいと思います。
Posted by ライジング at 2022年12月16日 22:35
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