江ノ島電鉄(江ノ電)は2023年3月18日、ダイヤ改正をおこなう。
現行ダイヤでは、初電・終電付近を除いてほぼ終日を12分間隔で運行しているが、改正後は14分間隔となる。
報道各社によると、江ノ電は1952年以来、12分間隔を基本としたダイヤで運行していて、運転間隔の変更は71年ぶりだという。
変更の理由について、江ノ電はプレスリリースで、定時運行の確保と、最近の利用動向を挙げている。
定時運行については、駅の停車時間を見直すことで、腰越付近の併用軌道区間の道路渋滞などで遅延が発生したときに、回復力を持たせるとしている。腰越と江ノ島の藤沢方面発時刻を比較すると、現行ダイヤでは4分差のところが、新ダイヤでは6分差になっている。
(江ノ電)
https://www.enoden.co.jp/train-news/17695/
(東京新聞)
https://www.tokyo-np.co.jp/article/226287
(日テレ)
https://news.ntv.co.jp/category/economy/bae1244dc49241e49d022b606408eeda
この情報は、ライジングさん、ピンクパンサーさんからいただきました。ありがとうございました。
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こちらの記事も新たに作成していただき本当にありがとうございます。
江ノ電の3/18改正は「71年ぶり」としてかなり注目されておりますね(※あくまでも早朝深夜以外の運転間隔変更が71年ぶりということであって、ダイヤ改正自体は小規模なものが何度か実施されており、直近では2021年7月に終電繰上げの正規化に伴う改正を行っております)。
減便ということで賛否両論飛び交っておりますが、もしかすると道路混雑の影響を受けそもそも実態として12分間隔運転が実現していなかった、さらには一部列車の突発的運休を招いていたのかもしれません(週末の混雑もこれが原因かもしれません)。
現行ダイヤでは両端駅の折返し時間を時刻表上約3分取り,各交換可能駅,信号場同士を結ぶ所要時間(交換待ち時間含む)を時刻表上約5〜6分としていたと思いますが、新ダイヤではおそらく折返し時間を約5分,所要時間を約7〜8分として余裕を持たせたということのようですね。
休日(特に午後)はダイヤが乱れることが多く、最低でも3分程度、酷い時は10分以上遅れます。電車によって遅れ時分は異なるため、前の電車は4分遅れでも次の電車は9分遅れといった具合に、15分以上電車が来ないことも多々あります。このような現状では、時刻表が意味を成していないこともあります。
江ノ電は全線単線で、起終点の藤沢、鎌倉での折り返しが2分しかないため、一度遅れると定刻に戻すのが厳しいのが現状です。
14分間隔になり、折り返し時間と途中駅での余裕が出来るので、定時性が向上することを願っております。
江ノ電の件は「71年ぶり」ということで、テレビでも大きく取り上げられていました。
普段利用しているわけではないので、道路事情と列車遅延、混雑率の相関関係がよく分からないのですが、
14分間隔にすることでこれが改善するのなら、メリットはあるのでしょう。
ただ、コロナも落ち着きを見せ始め、観光客の数もこれから回復するでしょうから、
14分間隔にすることで、全列車4連で運転するとしても、混雑がさらに激化することも懸念されます。
過去、鎌倉市では混雑緩和のために歩いて観光することを奨励するなどしていましたが、
歩いて観光する人が増えると、江ノ電の定期外収入が減ることにもなりかねないので、
そこのバランスをどう取るのか、なかなか難しそうです。
誰か、探して貼ってくれるとありがたいです。
期間は明日で終了しますし、江ノ電のホームページ上の告知は期間経過後見られなくなってしまうかもしれないので、私からは本件に関する「乗りものニュース」の記事(下記)の紹介にとどめます。
https://trafficnews.jp/post/125543
https://www.enoden.co.jp/train-news/18781/
・江ノ島電鉄(江ノ電)に関する「東洋経済オンライン」の記事(下記)
https://toyokeizai.net/articles/-/673810