JR西日本は、大和路線とおおさか東線の一部列車で、有料座席指定サービス「快速 うれしート」を2023年10月23日から始める。快速列車の最後部車両の一部を指定席とする。
設定されるのは、いずれも平日朝の列車で、大和路線の下り区間快速2本(加茂発大阪環状線経由天王寺ゆき)、大和路線・おおさか東線の上り直通快速2本(奈良発大阪ゆき)の合計4本。221系を使用しており、最後部車両で乗務員室寄りの20席分が指定席となる。
料金は通常の指定席料金と同じだが、ネット経由だと300円となる。車内で購入することはできない。大和路線の区間快速については、大阪環状線内に入ると「うれしート」のサービスは終了となるが、そのまま座り続けることができるという。
JR西日本は、JR京都・JR神戸線の新快速の一部列車で「Aシート」という有料座席指定サービスを2019年から実施している(当初は自由席だったが現在は指定席)。
修正8/25 19:00 「うれしート」の表記を間違えておりましたので修正しました。ご指摘をくださったライジングさんありがとうございました。
https://www.westjr.co.jp/press/article/items/230824_00_press_uresheet.pdf
この情報は、ライジングさんからいただきました。ありがとうございました。
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「快速 うれしート」(※細かい点ですが、公式には「し」が平仮名のようです)に関し早めに記事を作成していただきありがとうございます。
さて、関西地方の話題がこのところ相次いでおりますね。京阪プレミアムカーやJR新快速Aシート等の好調な利用状況を受けてでしょうか、関西地方で有料座席の拡充が一気に進んでいる印象があります。
「快速 うれしート」はAシート等と異なり既存の車両を一部有料座席にするということですが、奈良方面から対大阪中心部の着席需要の有無を見極めるために初期投資を抑え試行的に導入したということでしょうか。あるいは、車両運用の複雑化につながりかねないので専用車両を用意しにくかったという事情もあるかもしれません。
設定列車を見ると、天王寺,環状線方面の区間快速は概ね混雑ピークの始まりと終わりの各1本とし、その間を埋める形でおおさか東線方面の直通快速2本に設定したということのようですね。
今後の利用状況次第で設定列車を増やすのか、あるいは夕方の奈良方面や他線区への展開もあるのか、注目していきたいです。
修正ありがとうございます。