京成電鉄、北総鉄道、芝山鉄道、都営地下鉄浅草線は2023年11月25日にダイヤ改正をおこなう。(京急についてはこちら)
北総鉄道では、新鎌ヶ谷発着の区間列車の一部を矢切まで延長する。対象となるのは、平日は上下各2本、土休日は同6本。リリースでは「北総線内の移動がさらに便利になるよう」にはかるとしている。
京成電鉄では、成田空港発22時台の通勤特急(平日は西馬込ゆき、土休日は上野ゆき)を快速(上野ゆき)に変更する。そのほか、「利用状況にあわせて列車本数を見直す」「一部列車の発着時刻、運転区間、種別等を変更」としているが、いつものように詳細は時刻表の発表が待たれる状況だ。
スカイライナー関連では、成田空港発22時台に1本を増発し、20分間隔の運転時間帯を拡大する。
<ここから11/26 22:00に追記>
時刻表の発表により判明した主な変更点は以下の通り。
都営浅草線では、平日押上方向の20時台のエアポート快特1本が、線内各駅停車の特急に変更になった。
京成線では、平日下り夜間〜深夜帯の通勤特急3本が快速に変更になった。このうち2本は浅草線内をエアポート快特として走る。平日23時台に上野発高砂ゆき快速が1本設定され、これが成田への最終快速特急に接続する列車となった。
(コメント欄にてご報告してくださった皆さま、ありがとうございました)
(京成)
https://www.keisei.co.jp/cms/files/keisei/MASTER/0110/Wd6JsCsd.pdf
(北総)
https://origin.hokuso-railway.co.jp/topics/detail/28491
(芝山)
https://www.sibatetu.co.jp/news/2023/10/post-510.html
この情報は、ななさん、ライジングさん、地場氏さんからいただきました。ありがとうございました。
2023年10月24日
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こちらもいち早く記事を作成していただきありがとうございます。
情報提供時に北総鉄道の矢切発着列車に関するリリース(下記)を紹介し忘れましたのでこちらに紹介させていただきます。
https://www.hokuso-railway.co.jp/hokuso-railwaycms/wp-content/uploads/2023/10/timetable_revision_pos.pdf
京成の夜間上りの種別変更に関しては、これまでは「土休日に運行される『通勤特急』」という趣味的な面白さもありましたが、平日も含め、成田空港発夜間上りにおいてこの列車だけ唐突に通勤特急というのは、やはり旅行客や訪日外国人の方々への分かりにくさもあったような気がします。
管理人様がおっしゃる通り、次の注目は京成の新時刻表ということになりそうですね。
京成に関しては、発表された内容が大雑把すぎて予想を難しくしている面があると思いますが、
文面を読む限りダイヤの大枠は維持した上で、
主に夜間帯の津田沼以東において、優等種別の格下げを行い、その分普通列車の運転区間を短縮する方向かなと予想しています。
少なくとも、深夜の上り通勤特急が快速に格下げになる分、直後を走る津田沼行きの普通列車は廃止になると考えます。
合理化のためワンマン運転を拡大する可能性も考えましたが、言及がないのと、
やるのなら3200形の投入を待ってから行うのが良いだろうということで、ワンマン運転は現状維持と予想します。
あとは、毎改正で見られる、走行距離調整のための運用持ち替えが今回もあると思います。
(快速格下げが発表された平日深夜の西馬込行き通勤特急は都営車なので、これが京成車に交代するのは確実)
個人的には、平日の成田空港発本線経由三崎口行きが今回も存続するか、に注目しています。
(1)https://www.keisei.co.jp/keisei/tetudou/skyliner/jp/traffic/skyliner_timetable_1125.php
(2)https://www.keisei.co.jp/keisei/tetudou/skyliner/jp/skyliner/liner_1125.php
※上記(1)を見る限り、平日上りのスカイライナー6号等で時刻変更があるほか、青砥,新鎌ヶ谷に停車するスカイライナーの号数が100号台になる(例:現11号は11/25から111号になる)模様。
また、延長する理由が東松戸乗換にそれなりの需要があるということであれば、新京成・千葉線、京成バス、東武野田線の取りこぼしている需要がそれなりにあるということでもありそうです。
高砂は京成の管轄ですので、北総独自の施策に巻き込むのは調整が難しい面があるかと思います。
また、高砂まで乗り入れるなら高砂始発終着の既存列車とスジをつなげて都心方向へ、という要望が当然出てくると思いますが、
そうなると今度は運用面の課題が出てくるので、あくまで自社に留めたのだと思います。
今回、矢切に延長となったのは、新鎌ヶ谷発着に一定の成果があったゆえだと思いますが、
矢切〜新鎌ヶ谷間の利用が今後どのくらい伸びるのか注目したいと思います。
これはおそらく、夕方以降、津田沼以東の快速特急や特急の格下げ、各停の区間短縮がさらに進むと予想されます。
https://keisei.ekitan.com/norikae/pc/T1
https://hokuso.ekitan.com/jp/pc/T1
しかも2本は浅草線内エアポート快特のようですね(浅草線に変化がなければ)
浅草線内に通過駅のある快速が下りに設定されるのは2010年以来ですか
この夜間下りエア快が出来た理由は、東葉高速対策で日本橋〜勝田台45分だったと思います。もはやエア快にする意味も薄れてしまっています。
下のコメント文字化けしてますね。
日本橋から勝田台45分となります。
今のダイヤでもですが、休日朝にある快速特急羽田空港行きやたら時間調整が多いんですが改正後もそのままですね。
土曜休日も京成上野発京成成田行の最終は快速になっています。これもPRすれば良いのに。
やはり、通勤特急の快速格下げとそれに伴う普通列車の削減、千葉・千原線との直通列車増加が目立っています。
また夜間帯では、平日の上野〜高砂間で普通列車が3往復削減されていました。
朝は大きく変わっていないので最大運用数は据え置きだと思いますが…。
一方で、京急車の京成本線運用が増えているのは注目ポイントだと思います。
スカイアクセスライナー様
深夜の快速の件、確かに上野・日暮里場面では現行より5分繰り下げなのですが、
大々的にPRするほど利用者の増加、あるいはJRからの転移は見込めないという判断なのだと思います。
あるいは京成特有の事情として、始発駅である上野時点での終電繰下げを示しても大きなアピールポイントになりにくいということもあるかもしれません。今回のケースでも、押上方面や船橋,勝田台からの終電時刻はほぼ変わらないですよね。
・東京都交通局が11/25からの都営地下鉄浅草線各駅新時刻表を下記(1)にて発表
(1)https://www.kotsu.metro.tokyo.jp/subway/timetable2/
・芝山鉄道が11/25からの各駅新時刻表を下記(2),(3)にて発表
(2)https://www.sibatetu.co.jp/news/2023/11/1125.html
(3)https://www.sibatetu.co.jp/news/fd3d25803e489619ed362c44039a43477e2115ae.pdf
津田沼〜佐倉間は、東葉高速と比較すると通特佐倉消滅により終電が30分近く早いまま。現状と同じ高砂乗り換えが最終なら、せめて上野発佐倉行は平日だけでも最終の北総線と接続してほしいところです。
https://dia.seesaa.net/article/453472948.html
ただ、コロナ禍を契機とした飲み会文化の一部見直しや働き方改革(残業の見直しやテレワーク等)への理解の広まりなどから6年前と現在では深夜帯の利用状況,深夜帯の鉄道ダイヤに関する考え方等が変わっている部分もあるので、上野時点での終電繰下げが6年前と同様にアピールポイントとなったかは分からないですね。
あと個人的には日中の特急や快速特急が以前のように20分毎になってくれないかなぁ〜。と思っています。
そうなると京成押上線・北総線のアクセス特急は浅草線・京急線ではエアポート快特になるので、急行は京急線内に限ったものですね。
一応申し上げますと、「アクセス特急」の全列車が浅草線・京急線内で「エアポート快特」になるわけではないです。
例えば、改正後成田空港7:44発のアクセス特急羽田空港行き(700K列車)は、
浅草線・京急線内は「急行」として走ります(浅草線内各駅に停車)。
このスジは改正前、浅草線内が「急行」、京急線内は「エアポート急行」でしたが、
改正で「エアポート急行」が「急行」になるため、泉岳寺での種別変更がなくなります。