阪急電鉄は、京都線で導入される座席指定サービスの概要を発表した。導入時期は2024年夏ごろ。名前は「PRiVACE(プライベース)」。PrivateとPlaceを掛け合わせたという。
対象となるのは、京都線の特急、通勤特急、準特急の一部列車で、編成内に1両組み込まれた特別な車両が、座席指定車になる。開始当初は1時間2〜3本の頻度だが、車両の増備が進む2025年頃には、1時間4〜6本の頻度となるという。
専用のウェブサイトで予約して利用する。リリースで公開された特別な車両は、扉は中央の1箇所のみで、扉付近はデッキとなっている。
料金やダイヤなど、これ以上の詳細については今後公表するという。
今回発表にはなかったが、以前の記事によると、電源コンセントや通信環境が整備される方向で検討が進んでいた。
京都新聞によると、リクライニングシートで、カップホルダーとコンセントも備わるという。
(阪急)
https://www.hankyu-hanshin.co.jp/release/docs/f9831179f4a2cf71af487be17921c5054dbb7e03.pdf
(京都新聞)
https://www.kyoto-np.co.jp/articles/-/1151449
この情報は、ライジングさんからいただきました。ありがとうございました。
2023年11月21日
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今回も早目に記事を作成していただきありがとうございます。
ドアが中央1か所ということでJR九州の783系のような雰囲気もありますが、やはりホーム柵(ホームドア)対応のためということなのでしょうね。
※参考資料:下記=新型車両2300系等に関する阪急電鉄のリリース
https://www.hankyu-hanshin.co.jp/release/docs/ff140cb722dfcbc0d5f8628afd6fb8e24e4ae61a.pdf
乗降に時間が掛かって遅延の原因になりそうなきがしますね。
>やはりホーム柵(ホームドア)対応のため
それなら車両の両端2ヵ所にドアを設置した方が良いのでは思いますが、会社は座席数(=収益)の最大化を採ったということですかね。
車体中央を扉にすると、走行中一番揺れが少ない場所に誰も座れなくなります。けれども、乗降時間を短かくでき、プレミアムカーとの違いも一見してわかるようになります。詳しい設備や内装も知りたいですが、なにより早く乗りたいですね。
1ドアとしつつもなるべく車内通路の歩行時間を短縮し少しでも乗降時間短縮を図ろうという姿勢は伝わります。
記事とは少し外れますが、淡路停車の種別を減らすべきだと思います。特急、準特急は致し方無しとしても、需要の少ない淡路に快速特急まで停車させる必要はないと考えますが。
しかし、そうとわかっていても、観光目的などですでに全車指定席の特急を走らせている路線ではそれを活用したいでしょう。また、全車指定席車両の方が、要員が少なくてすむのかもしれません。多くの列車にアテンダントを配置するのは、今後ますます大変になりそうな気がします。
https://trafficnews.jp/post/129500
定員が一般車両の1/3程度なのですから、扉数的にはそう変わらんと思いますけど。
ドア付近で立ち止まって乗降ブロックする迷惑客もいないだろうし。
・ダイヤ構成上、淡路を通過させても時短効果が全く期待できない
・一応、千里線や堺筋線方面利用者も使えるようになっている
・一応、一本後の特急の混雑緩和には僅かながらも寄与しているはず
これらから淡路を通過させるメリットは殆ど無いと思うのですが、どうでしょう。
https://www.hankyu-hanshin.co.jp/release/docs/74eabd13ce13f46e4fab4651cb966f428ee45e03.pdf
※上記によると、「500円(税込)の座席指定料金」、などとのこと。
その一方、こんな私も友人と一緒に乗る時などはない方がいいですし、そもそも嫌う人もいるでしょう。ですので、まずは1両とか数両の座席をパーティション付きにし、座席の売れ行きなどをみながら適宜増すなりしてほしいです。列車によるでしょうが、大ざっぱにいって半々か、パーティション付きが6:4くらいがいいかなと思いますがどうでしょうか。
ダイヤに関係なくてすみません。
航空機のように収納式パーテーションとするのも手ですね。
東海道新幹線の場合は出張用途席ですから固定でいいかもしれませんが、確かに阪急の場合は平日通勤、土日や昼は行楽と考えると一人席もあるとはいえ、利用状況をみて開閉式も良いかもしれません。
私も収納式が頭に浮かびましたが、収納するしないでトラブルにならないよう、予約する際に選ぶ方がいいかと思い直しました。
熱海行きのグリーン車で酒飲み宴会する老害はそこそこ見かけましたので、
プライベートスペースをうたうのなら、そういう老害を排除する意味でパーティションはいいんじゃないかと思ったりします。
https://www.hankyu-hanshin.co.jp/release/docs/377e5669b5fa479d9b34056baea2b96e7041c128.pdf
7月21日運転開始、1時間あたり2〜3本で、特急・通勤特急・準特急に設定があります。
編成数の関係で、当面は「PRIVACE」のない特急等も運転されます。
阪神と京急は、主要国道に沿い、路面電車然としたところから始まる歴史、駅間の短さなどから似ていると思っていました。このことは変わりませんが、車両の性能、特に高速域で高い加速性能を持たせていることについては、阪急と京急が似ていることに気がつきました。
通勤車両の最高設計速度(平坦線均衡速度)は、経済性や使用頻度などから最高(営業)運転速度を10km/h上回る程度にするのが普通なようで、速度が上がって最高(営業)運転速度に近づくと加速は緩慢になります。けれども、両社の車両は最高(営業)運転速度まで一気に加速します。最高設計速度(平坦線均衡速度)を+25とか30にしていそうです。
他社でも座席指定の特急用車両ならこういう設計は珍しくないですが、他に似ているのは半分通勤車で半分特急車の名鉄の7000系、7500系くらいでしょうか。
7500系は最高設計速度180km/hと聞きます。これは多少盛った数字としても、この7500系や東武の1720系、そしてもしかしたら小田急の3100系も、同一条件で試験すれば国鉄151系の163km/hの記録を塗り替えたと思います。機会がなかったのが残念です。
ただ、濃い木目調の壁や座席背面が目立って圧迫感があり、書斎ということであえてなのかもしれませんが窓が小さいと感じました。また、新車特有かもしれませんが、木目調の材料からの塗料?のにおいが、私はほとんど気になりませんでしたが、同行者には不評でした。
人それぞれ評価は違うでしょうが、私はプレミアムカーの方が好きです。皆さまはいかがでしょうか。