南海高野線では、橋本−極楽橋間の本数が変わる。平日は高野下発着が6本(上下計、以下特に記載がなければ同じ)減って、極楽橋発着が5本増える。土休日は極楽橋発着が2本減り、高野下発着は下り1本が減り、上りは1本増える。土休日の九度山駅の日中時間帯の停車時間を5分以上に延ばす。
中百舌鳥では、4番線のホームドア設置に伴い、ドア開閉時間を停車時間に追加する。
泉北高速線では、平日の光明池始発1本を、和泉中央発に延長運転する。平日夕夜間では、難波発17:30〜20:00の準急行をすべて8両編成で運転する。
特急関連では、4月6日から11月30日までの土休日に、特急こうや難波7:00発極楽橋ゆきを増発する。
ここから私見です。私見というか個人的な驚きなのですが、南海のリリースでは準急のことを準急行と呼んでいるのですね。駅や列車での案内でも準急行と呼ばれることがあるのでしょうか(路線図や発車標などでは準急となっていました)。もしそうだとすると、関東で言えば京急が駅での案内時に普通を「普通車」と呼ぶような独自性を感じました。
<追記 1/8 11:50>コメント欄に寄せていただいた情報によると、南海や泉北高速は駅の案内で「準急行」と呼んでいるそうです。コルドロンさん、はげぼうずさん、ひで99さん、ありがとうございました。
https://www.nankai.co.jp/lib/company/news/pdf/231219.pdf
この情報はライジングさんからいただきました。ありがとうございました。
タグ:南海
連日の記事作成ありがとうございます。
南海電鉄の運賃改定申請に際して実施されたパブリックコメントに対する回答(下記(1)(国土交通省ホームページより)参照)の中で、「夕方ラッシュ時間帯における遅延」に関し、「次回ダイヤ改正で混雑緩和について、対応を検討」としておりました(下記(1)6ページ目=ページ番号4)。
(1)https://www.mlit.go.jp/common/001583782.pdf
今回のダイヤ修正で実施される平日夕ラッシュ時の準急行全列車8両化はこの一環ということのようです。
このほか、土休日の九度山停車時間変更や極楽橋乗換時間変更は、おむすび購入や天井絵鑑賞の時間を確保する目的ということでユニークだなと感じました。
なお、南海,泉北高速ともに1/20からの各駅新時刻表を既に発表済みです(下記(2),(3))。
(2)https://www.nankai.co.jp/traffic/jikoku_2024120.html
(3)https://www.semboku.jp/station/
いつもありがとうございます!
いよいよ南海でもホームドアの整備が進み、
そのうち急行停車駅にもホームドアが整備されれば
橋本以北では17m2扉車が見られなくなるかもしれませんね。
本線のほうは2000系をすべて追い出した後に
ホームドアの整備が始まるのでしょうか?
ここからダイヤと関係ない話で申し訳ないのですが、
南海では「準急行」が正式名称となっており、
駅などの自動放送においても「準急行」と案内されます。
また、確かに京急では「普通車」と
案内されることがあるそうですが
(関西在住なので実際に聞いたことはありませんが)、
南海でも本線などの普通は
自動放送などでは「普通車」と案内されます。
しかし、高野線では「普通車」ではなく
「各駅停車」となっております。
これは、本線の普通車は高野線の各停が停まる
今宮戎と萩之茶屋に停車しないので、
区別のために名前が変えられているのです。
ちなみに山陽電車でも自動放送などで
「普通車」と案内されます。
(ご存知であれば申し訳ないです)
ご教示ありがとうございました。実際に使われているのですね。
そして「普通車」という表現を南海や山陽でも使われているという話もありがとうございます。
種別は各鉄道会社の歴史にも紐付いているでしょうから、ささいな違いではありますが、その会社らしさを物語る要素になっているのですね。
「みなさん、まもなく2番線より、準急行、和泉中央、泉北ニュータウン方面ゆきが発車いたします」
と放送されますね。
あと、昔は掲示板では高野線各駅停車は
「各駅に停車」
本線普通車は
「新今宮、天下茶屋以遠各駅」
と表示されていましたね。
昭和の時代には岸里(当時。今の岸里玉出)まで高野線を走る本線各駅停車と、同じく岸里まで本線を走る高野線普通車もあったそうで、その名残なんではないかと思います。
また泉北高速では、公式HPの時刻表や路線図でも準急行と表記されています。
加えて車内の停車駅案内でも準急行表記がされていましたが、調べると最近更新されたこの最新版では準急表記になっているようです(但し更新後のタイプは区間急行も区急と略されているため、準急表記も準急行の略称としての表記と言えそう)
さすがに特急も橋本分断はどうかしてるとしか思えないし
特急停車駅だけロープ式にするのか
ホームドアの整備方式ですが、いくつか考えられます。
仰るようにロープ式を導入するのも一つの方法でしょう。
他だと、千代田線では小田急ロマンスカーの停車駅での扉開閉について、
車両の扉位置とホーム側の扉位置が一致する車両のみ開閉する方法を採用しています。
この方法なら一般的なホームドアでも対応できます。
特急の場合、元々車両側の扉が片側1〜2カ所と少ないのと、
乗降客数が限られていることから、ホームドアの整備によって、
一部の車両の扉のみ開く扱いにしても、大きな問題にはなりにくいという特徴があります。
>車両の扉位置とホーム側の扉位置が一致する車両のみ開閉する方法
南海の場合これが実は難しいんですよね。
まず、特急車のうちこうや号運用には入れる車両は
17m車で他の車両より、4m短いです。
また、特急車は17m車も21m車もドア位置が基本的には車端部ギリギリです。
(通常であればホームドアの支柱が来る部分です)
さらに厄介のなのは、4ドア一般車も実はドア位置が一定ではありません。
車両を横から見るとわかるのですが、1000系以前の車両(6000系列など)は
近鉄の丸屋根車なんかと同様、中間車は左右対称ではなくドア位置が偏っています。
そこに4両や6両固定編成以外にも、2+2や4+2、4+4、
4+2+2、2+4+2など編成の組み方も多岐にわたるので
ドア位置が結構ばらつきます。
(さらに南海の場合先頭車と中間車で車両の長さが10cmほど異なります)
それらを全部クリアしたうえで17m車対応は
昇降式にしないとかなり厳しいような気がしますね。
同じようケースになる阪神三宮(21m車と19m車に
さらには近鉄特急対応が必要)は昇降式にしていて、
しかも開口部が長いところだと13mにもなります。
ところで17m通勤車の2000系は一部がワンマン対応して支線転出が確定していますが
それは恐らく2両編成だけなので4両編成はどうなるでしょうね。
地元の神社の地名をとって「椎出(しいで)」とかにしたほうがよろしいかと。
車両長が異なるものが混在してる時点でそちらの方がコストは低いです
それから、九度山の観光停車は面白いですね