JR東日本は、中央線のグリーン車サービスを2025年春から始めると発表した。グリーン車は2024年10月13日から順次連結され、来春までは「グリーン車お試し期間」として無料で乗車可能とするという。
中央線の10両編成を、2両増やしてグリーン車を連結する計画。東京駅での折り返し時間などの問題から、初の両開きドアを採用するとしている。10月13日以降、順次グリーン車を連結した12両編成としていくという。
ここから私見です。いよいよ中央線のグリーン車サービス開始ですね。公式開始以前はただで乗れるというのはおトクです。これも宇都宮線・高崎線や常磐線などでもそうだったようですので、今回もということでしょうが、今回は期間がやや長めですね。沿線住民にどのように受け入れられていくのか楽しみですね。
【過去記事】
[JR東日本]中央線のグリーン車導入は2023年度末目標。E233系普通車にもトイレ新設
[JR東日本]中央線快速にグリーン車。全列車に2両挿入し12両化。2020年度目指すと発表
https://www.jreast.co.jp/press/2024/20240910_ho02.pdf
この情報は、ななさんからいただきました。ありがとうございました。
2024年09月10日
この記事へのトラックバック
お試し期間がやや長めに取られているのは、グリーン車組み込みに要する時間の問題のほか、
アテンダントの研修が必要で、特に、東京駅での折り返しがスムーズにできるかどうか、
時間帯別の検証・改善が必要である、というのが理由なのかなと感じました。
もし、お試し期間中に東京駅での折り返しがスムーズにいかなかった場合、
次のダイヤ改正では東京駅での折り返し時間をこれまでより長くする(=減便)ことも検討されるかも知れません。
場合によっては、ラッシュ時に新宿始発終着とする列車が一定数出てきてもおかしくないと感じますが、果たしてどうでしょうか。
新宿折り返しは、新宿以東は以西に比べれば余裕があるでしょうから、東京直通列車への集中がなんとかなると踏めばあるかもしれませんね。この可能性には気がつきませんでした。
プレスリリースの2ページによりますと、お試し期間中はアテンダントによる案内は行わないようです。
また、両開きドアや座席を自動回転式にすることで、JR東としては車内整備時間の短縮は可能と考えていると読みとりました。
僕が気になっているのは「はちおうじ」「おうめ」の存廃です。次の改正では残ったとしても、利用者の多くはグリーン車利用に移行しそうで、数年後には廃止されるかもしれません。その場合空いたスジに通勤(特別)快速が増発されるのが望ましいですね。
グリーン車連結編成の乗降時間増加でお試し期間中、特に運用数の増える年明けは遅延常態化となってしまうと残念です。
相当前に計画が発表されてから実用化まで月日を要しましたね。
2ページ目には「サービス開始後のグリーン料金は、首都圏他線区と同じ料金とする予定です」と書いてありましたが、実際の所長距離移動に活用できる料金体系にはならないみたいですね。実質的には「各駅停車グリーン車」に近い形となる、初めての例になるのかもしれません。
三鷹どころか高尾発なら八王子ぐらいで埋まるのでは?
総武線快速のラッシュ時は津田沼始発でも津田沼で埋まってしまいます
>ラッシュ時に新宿始発終着とする列車が一定数出てきても〜
朝ラッシュの話であれば、少なくともピーク時間帯にはやらないと思います。
・横須賀・総武快速の東京では、清掃作業は1分20秒〜50秒程度で完了している。中央線でも同程度か、もう少し短く完了できるはず
・平日朝の東京ではグリーン車降車は少なく乗車もほぼ無いはず。よって乗降時間もかからないはず
加えて
>新宿以東は以西に比べれば余裕がある
大分前に私が使っていた頃の話ですが、新宿7:50台発の列車は新宿着と新宿発で乗車率がそんなに変わらないくらいでした。日によっては寧ろ新宿発時点の方が混んでると感じたくらい。
そして新宿発時点で乗ってる客の多くが新宿からの乗客になります。よってピーク時間帯に新宿折り返しを設定してしまうと、折り返し列車の後の列車が新宿2本分の客を受けることになり、状況次第では輸送が破綻してしまうことも懸念されるためです。
現在は新宿→四ツ谷は以前よりは余裕があるのかもしれませんが新宿からの乗客が一定数いることには変わりがないはずで、ピーク時間帯に快速の新宿折り返しを設定するのは好ましくないのではないかと思います
※なお新宿8時台後半になると、新宿→四ツ谷の乗車率は落ち着いてきます
ひで99さんの指摘に加え、新宿行きを見送る利用者で各駅ホームの混雑も悪化しますので、僕もラッシュ時の新宿折り返しは設定されないと思います。
また、グリーンアテンダントは200人程度必要となりそうですが、人手不足の中200人もの新規採用は可能なのでしょうかね。
ラッシュ時の新宿駅折り返し列車設定の可能性について、ご意見ありがとうございます。
当方としては、両開きドア+自動回転座席をもってしても、東京駅での乗下車がもたついてしまい、
遅延が常態化しないことを願うばかりです。
ムーンライトながら族様
特急についてですが、こちらの記事が参考になるかと思います。
https://news.yahoo.co.jp/expert/articles/9a921e9ab3c60184c0298ddc9ac9d5e6e8f61f9a
どうやら、チケットレス特急券の方がグリーン券より安いようなのです。
となると、特急停車駅相互間を利用するのであれば、多くの利用客は引き続き特急を利用すると考えられます。
朝ラッシュ時にこの区間で上り快速のグリーン車を利用し、井の頭線へ流れる人もいそうです
グリーン車の席が幾つか空き、吉祥寺から着席できるパターンもあるじゃないでしょうか
個人的には京王の春のダイヤ改正が楽しみです
朝ラッシュ時に上りの京王ライナーを増発できるのか
対抗策は高尾(山口)発の京王ライナーと予想しますが
お試しもいいですが、現場は苦労しそうですね。
ななさん
特急あるいはグリーン車利用のため追加料金を支払う利用者は金銭的に余裕があり、90円の差は気にせずに時間があう列車を選ぶのではないでしょうか。
特に上り「はちおうじ」「おうめ」は新宿着705、717、727とピーク時間前の運転ですので、ピーク時の快速グリーン車に移る利用者も多いと予想していますが、どうでしょうか。
Bangkokさん
昼間も含め、お試し期間中の東京駅での満席はほぼ確実と思います。指摘いただいた扉前に並ぶ列の長さに加え、次のグリーン車連結編成待ちや、グリーン車両隣の車両からの進入(同じ一般車なので割り込みではない)など、現場は苦労しそうですね。
京王線からシフトするお客様は一定数いるんではないですか多分。府中と武蔵小金井の間の住民とか。
朝の津田沼は様子を見たことが無いのであくまで予想ですが、総武線の津田沼始発G車が津田沼で満席になるのは、千葉方面からの列車が津田沼時点で席が取れない・もしくは非常に取りにくい故に、稲毛や津田沼の需要が津田沼始発列車に集中するからではないかと思いました。
高尾〜八王子も利用者数の規模はある程度大きいですが津田沼〜千葉よりは小さく、それに対し7時台の供給は中央線八王子の方が若干多いこと。加えて高尾以遠と千葉以遠の需要を比較すると総武線の方がずっと大きいこと。
これらを考慮すると、朝のG車は八王子発車時点ではまだ空席が残るのではないかと思います。
(朝の高尾始発の席が埋まるのは武蔵小金井の前後あたりになるのでは、と私は予想しています)
常磐線のお試し期間の様子は見たことが無く、そちらがどのような状況だったかが気になるところですが。
■ザ・バックヤード 知の迷宮の裏側探訪
https://www.nhk.jp/p/ts/17NP738N5R/episode/te/Y1RLGY1N69/
私も先のコメントで総武線快速の東京折り返し作業が1分台で完了している旨を書きましたが、鉄道ファンは多かれど実際の折り返し作業がテキパキ行われているというイメージを持ってる方を他にほぼほぼ見たことが無いです。
実際中央線でグリーン車運用開始後がどうなるか分かりませんが、少なくともイメージよりは作業は早く終わってるし、乗降にかかる時間もイメージ程はかかっていない、というのがもう少し広がってもいいのかなと思ったりはしてます。
(最も、現地でストップウォッチ片手に計測する私は変人の部類なんでしょうが…笑)
東京駅の訓練にはJR職員が動員されていました
JRの気合いの入れようがわかりました
ただ訓練の様子がもうちょっとはっきり見たかったですね
成功だったのかまだまだだったのかなど評価を見てみたかったです
本数(座席数)は総武快速線の1.5倍ですが、立川からの定期券利用者数は18万人と津田沼からの9万人の2倍なので、途中駅での降車数を考慮しても、立川で満席になりそうですね。
https://www.mlit.go.jp/common/001178992.xlsx
たまたま利用する列車に12両編成が充てられていたこともあり、早速乗車してきました。
流石に満席で座ることは出来ませんでしたが、普段利用してる区間を特急でもないのにグレードの高い車輛で移動している感覚が新鮮に感じましたね。
アプリ情報をマメにチェックしてましたが、昼間はやはり全便が満席になっていました。ただ利用者の大半が沿線外から来た鉄道ファンのように見えたので、ある程度本数が出揃って熱が少し落ち着いてくるようだと、昼間の利用は幾分か落ち着いてきそうかなと思わなくもないです。
それにしても座れないのに乗ろうというのは? そうか!そのうちデッキに立っていても料金がかかるようになるから、今のうちにタダで立っておこうって……なかなかですね。
その際にグリーン車乗降の様子もチェックしましたが、パッと見で最も列の長かった扉を確認。乗降計55人(うち降車が18名くらい)で、50秒で乗降完了していました。1人あたり1秒かからない計算になります。
1分未満で折り返すことは通常は見られないですから、少なくともお試し期間中グリーン車が東京駅で露骨に足枷になっているというのは考えにくいのでは、と思えました。
※東京発車時には満席になりましたが、これは列が捌けてからの乗車もあったためです。
なおサービス開始後は東京だけで満席になるのは考えにくい(あったとしても極々一部)と予想しています。
この大まかな理由は、東京からの定期利用者が総武線快速の半分に対して本数がほぼ倍であること。加えて総武線も東京始発の列車は錦糸町18時台発の列車が満席になっていないこと(千葉行きが7割、津田沼行きが3割)からこう予想しています。
そうすると京葉線も12両対応しなきゃいけなくなると思うんですが、対応可能なんでしょうか?
なんとなく地上区間は土地ありそうな雰囲気ですが、地下区間はどうなのかなと。
1階席は約50%の乗車率にすぎず快適に過ごせましたが、有料化後の特に昼間の快速の乗車率はかなり低くなるのではと感じました。
またグリーン車両組み込みが進み、現時点では3~4本に1本は12両編成になっていそうですね。
個人的には211系は好きな車両なので引退は寂しいですがそれならば模型で楽しめばいいと思っています。
それで車両は東京近郊の路線にE235系を導入し、E231系を高尾以西の普通列車で使えばいいと思います。
E231系もE235系も悪い車両だとは思いませんし、混雑する路線でセミクロスシートは言語道断で願い下げです。
E231系を廃車にするのは勿体無いですしまだ使えます。
ロングシートが嫌いというのはこだわりが強い鉄道ファンですし、杖をついている方ならロングシートの方が座りやすいです。
ロングシート車で外の景色を見たいのならドア脇に立てばいいです。
私はそうしていました(今は杖をついているので座席に座っています)。
開始後数日は朝ラッシュでも利用者が少なく「グリーン車はガラガラ」などの記事も出回るほどでした(私も現地で見て驚きました)。
しかし現在は新宿7:20〜8:10ごろ到着の列車はアプリ情報を見る限り、殆どの列車が満席表示になっています。途中で通勤特快に抜かれる快速であっても、中野発車時には満席表示まで伸びてる列車もあります。
最ピークとその前後帯の快速は東小金井〜三鷹あたりで満席になる傾向で、青梅始発の通勤特快や早朝の一部の青梅始発快速は、立川発車時でもう満席表示になっています。
個人的に目を引いたのは716H列車(武蔵小金井7:30始発)で、これが三鷹発車時でグリーン車が「少し混みあってます」表示になる日があること。これは50%を超えたあたりで出る表示ですから、武蔵小金井〜三鷹の4駅だけで90席程度を埋めていることになります。
新宿までは武蔵小金井からこの時間帯でも30分を切る区間で、比較的短距離のエリアでも有料着席の需要が十分ある、というのが表れていると思います。
僕も気になっていましたが、ネット記事をみて、「こんなに利用率低いの!」と思っていました。今では新宿着時点で満席程度の利用者はいるようですね。
グリーン券買っても着席できないということもなさそうですし、JRとしてもほぼどこの駅で乗っても760円(高尾〜四ツ谷46.5km、西八王子~東京49.8km)なので、現状は利用者、事業者双方にとってよい状態なのかなと思います。
ちなみにネット記事のコメントには、「東海道線のグリーン車は辻堂で満席になる」とあり、指定席制ではないとはいえ着席できない状況が恒常的なのは問題ではないかなと考えます。
朝ラッシュは満席になる時間帯が以前より広がってそうで、現在は新宿8:30ごろ着の列車でも満席表示になっています。
また前回のコメントで書いた716H(武蔵小金井7:30始発)ですが、本日確認したところ東小金井発車時で「少し混みあっています」(乗車およそ50%)に変化。更に阿佐ヶ谷発車時で満席表示に変わりました。
このことから杉並区のエリアからでもある程度の乗車がありそうで、新宿まで30分を切る短距離エリアでも十分な着席需要があると言えると思います。
ムーンライトながら族さん
>「東海道線のグリーン車は辻堂で満席になる」
東海道線の品川8:00〜8:30ごろ着の列車をさっと追ってみたところ、辻堂発車時点では「余裕があります」「少し混み合っています」表示が半々という感じで、ここで満席表示になる列車は見られませんでした。但し1か月前あたりにもう少し早い時間帯の列車を追った際には、何本かが辻堂発車時で満席表示に変わるのを確認。他に早朝帯だと茅ヶ崎着時点で満席の列車もごく一部ありました。
なお満席表示に変わるのは大船か戸塚が多い印象で、また横浜や川崎あたりでも満席表示になってない列車も一部見られます。
アプリ情報で追う限りでは、少なくとも大船あたりまではグリーン車の着席は列車を選べば十分狙えそうで、辻堂で恒常的に座れないと状況までにはなってないように思えます。
結論から言うと、無料グリーン車が定時運行の足かせになるような様子は見られませんでした。理由は下記の通りです。
・G車のデッキが人で溢れてるような列車は少なかった
・一部G車のデッキが人で埋まっている列車も見られたが、その場合普通車の混雑も他の列車より凄く、普通車の方が明らかに乗降時間がかかる傾向だった
・デッキの人数関係なく、G車の着席客の乗降自体が非常に少なかった
・三鷹と吉祥寺はG車への乗車自体がほぼゼロだった
今後他路線でこういった施策が行われるかはわかりませんが、もしあれば常磐線や中央線同様に無料期間を設けると思います。