小田急電鉄は2025年3月15日、ダイヤ改正をおこなう。
優等列車の停車駅の変更が3件ある。1つ目は、喜多見・和泉多摩川に準急が停車する。これで準急は経堂以西が各駅停車となる。
2つ目は、開成が快速急行停車駅になる。現在も快急の大半は新松田−小田原間だけ急行に種別変更して開成に停車しているが、この種別変更の措置がなくなる。
3つ目は、多摩線の五月台、黒川、はるひ野が急行停車駅になる。これにより多摩線内は急行は各駅停車となる。現在も日中の急行は線内各駅停車となっているが、新百合ヶ丘での種別変更措置はなくなる。
日中の運行パターンの変更点としては、千代田線直通急行(現行では向ヶ丘遊園発着)が、多摩線唐木田まで延長される。
夕方から夜間にかけて千代田線直通準急5本を、急行伊勢原ゆきに変更する。この列車は、新百合ヶ丘駅で多摩線用の3番ホームに発着するイレギュラーな運行となる。
https://www.odakyu.jp/news/h3de7600000005ka-att/h3de7600000005kh.pdf
この情報は、えむえす・あっぷさん、ななさんからいただきました。ありがとうございました。
この記事へのトラックバック
(区間準急停車駅だった豪徳寺と梅が丘に停まらないだけ)
喜多見はともかく和泉多摩川は利用者少ないから通過でも良さそうなもんですが、各停を成城学園前止まりにして準急が成城学園前以西で各停代わりになるのかもしれません。
小田急が今回、途中駅での種別変更を極力なくそうとしたのは、わかりやすさを重視する方向性なのでしょう。
急行が多摩線内で各駅に停車するようになる、などは正直予想していませんでしたが…。
千代田線直通が、日中に唐木田まで延長されるという点は個人的にサプライズでした。
この結果、日中の3社直通列車の走行距離が伸びるため、各社間での運用持ち替えが発生し、
日中時間帯に4000形が千代田線や常磐線を走る本数が今よりも増えるかも知れません。
(現ダイヤでは、土休日の日中時間帯に常磐線を走る4000形の運用はない。かつては多く存在していたが…)
E657様
各停を成城学園前止まりにして準急を各停代わりにする…かどうかは何とも言えませんね。
各停の代替にするなら、本数を確保するために千代田線からの直通本数を増やす必要があるようにも感じますし。
一方で夕方には準急から急行への格上げもあるので、準急自体の本数は減るような気がします。
日中には町田発急行小田原行(新松田で各停に種別変更)が多く運行されています。
この列車は残ってしまうのでしょうか。
この列車は新松田〜小田原間のホーム長の関係で6両編成となっているため、輸送力が少なくて混雑しやすいです。
混雑緩和というのであれば、見直す対象になってもいいと思います。
準急の停車駅がこれだけ増えるのと、急行全列車が多摩線内各駅停車(正確に言えば急行の正規停車駅化)になること。それに日中帯の千代田線直通急行が唐木田発着になるというのは正直驚きました。
これには常磐緩行線のワンマン化が少なからず関係していると思います。唐木田には車庫があり、そこへJRやメトロ、小田急のメトロ直通対応車をあらかじめ留め置いておき(または新百合ヶ丘〜唐木田間の異常時用臨時各駅停車にJRやメトロ、小田急のメトロ直通対応車を使用しておき)、相互乗り入れ一時中止時の早期解消を図るねらいもあると考えています。
それでも前述の通り令和7年3月17日(月)(15日の五等日相当)に混乱しないか心配です。(昨年(令和5年)の東横線の例が思い出されるからです)
以上です。
混雑緩和という目的なら世田谷区間は全部千代田線直通にすべきとは思いますがね
∵前述の所要時間短縮が実現できた大きな理由は、当時のダイヤ改正で新百合ヶ丘〜向ヶ丘遊園間の急行が毎時3本削減されたことでした。今回再び増便されるため、線路容量が気にかかります。
そうなのでしょうね。利用者から分かりにくいとの声が上がっているからでしょうか? それとも鉄道側が煩瑣だから? これら両方? 理由に触れる記事が出るかもしれません。
種別変更をするしないは会社によって違うようですが、JR西には社内で統一どころか、同じ路線で快速はするが新快速はしない例があります。不統一による分かりにくさより、現状を変更して統一する際の混乱が問題と考えているのでしょうね。ほかにも事例があるかもしれませんが。
>代々木上原駅ホームと快速急行の混雑緩和
例えば代々木上原1857着の準急伊勢原行きの接続は1858発急行唐木田行きなので、町田以遠への利用者は1906発快速急行まで9分待つことになります。快速急行は千代田線を3本受けるのでホーム及び快速急行が混雑しているため、これを緩和するねらいだと推察します。
このパターンは代々木上原着1837(成城学園前)・1857(伊勢原)
・1917(相模大野)・1957(本厚木)・2017(成城学園前)と5回ありますので、この5本が急行伊勢原行きに変更になると予想します。
>千代田線から直通し向ヶ丘遊園まで運行する「急行」を唐木田まで運行する「急行」に変更
>多摩線各駅と表参道や大手町など都心方面等の間の移動が乗り換え無しでスピーディー
上りは新宿行き急行と同様新百合ヶ丘で快速急行に接続するため、現行と同じでスピーディーにはなりませんがw、下りは多摩線内到着が1本(10分)早まりますね。
Tatsumiさん
現上りロマンスカーの町田発は毎時17・37(・57)で、新百合ヶ丘通過時刻は(04・)24・44です。新百合ヶ丘~向ヶ丘遊園で増便される急行の新百合ヶ丘発は12・32・52と推察され、ロマンスカーの時刻とは重ならないので、ロマンスカーの所要時間に変更はないと思います。
ただ、通勤急行は登戸止めて、快速急行の混雑を緩和して欲しかった。
とにかく私はこの直通急行が改正直後からうまく行くかどうかの方が心配です。その理由は前述の通り「常磐緩行線のワンマン化」です。ダイヤ乱れが起きやすくなるからです。(特に令和7年3月17日(月)及び21日(金)及び4月1日(火)からゴールデンウィーク前の平日が心配です)
今年1年ありがとうございました。良いお年をお迎えください。
1) 準急停車駅増加
もともと準急そのものが通過駅のある各駅停車という程度の種別であり、停車駅が増加してもさしたるインパクトはないような気がします。
ここまで停車駅が増えるにもかかわらず準急として残存させる意味合いとして、代々木上原断面において、2番線からの準急→1番線の各駅停車を続行させる意味合いで東北沢通過の種別が欲しいということでしょうか。
2) 急行と快速急行の停車駅増加
建前は快速急行の開成停車、急行の多摩線停車駅増加ですが、実態としては「種別変更」が常態化しており、それに合わせた内容です。よって、実態としては大きな変化はないでしょう。
ただし、多摩線には夕方ラッシュ時や朝ラッシュ前後に線内での急行が運転されています。これらの前後の各駅停車をカットすることになるのでしょうか(平日朝ラッシュ時は通勤急行のため従前どおり)。
3) 日中時間帯の千代田線−多摩線急行の設定
下りは現行の各駅停車が09分に新百合ヶ丘着、快速急行が12分着です。この間に設定するのは難しいように見えますが、これらと異なる3番線に着くと思われ、ダイヤそのものは成立しそうです(中央線快速の新宿の例に漏れず、別の線路だと間隔を詰められる)。
上りも快速急行が11分発、各駅停車が15分発とシビアに見えますが、当該の快速急行は新百合ヶ丘で2分停車しており、軽微な時刻変更で対処できそうに見えます。
いずれにしても代々木上原−新百合ヶ丘の有効列車は毎時3本増発されることになり、快速急行の乗客がわずかながら分散されるのでしょう(向ヶ丘遊園−新百合ヶ丘で1人でも乗れば分散に寄与したことになります)。
4) 夕方の千代田線直通準急を急行に変更
20分サイクルに1本程度設定されている、向ヶ丘遊園以遠に向かう準急を急行に変更すると想定いたします。向ヶ丘遊園で後続の快速急行藤沢行きを通過待ちすると思いますが、2018年ダイヤでは千代田線からの急行伊勢原行きは意外と乗っており、後続の快速急行の混雑緩和に一定の寄与をすると思います。
5) 全般として
全般として、2022年の速度重視ダイヤを基に組んでいると思われ(酷評されている2022年ダイヤですが、夕方の新宿→町田は3分程度スピードアップしたりという正の側面もあります)、これを傷つけない程度の是正するという印象です。
現土休日ダイヤの町田始発949~1128に新宿行き急行、新宿発1703〜1843に相模大野行き急行についてはリリースで触れられていないため、新ダイヤでも存続しそうです。唐木田発着に延長される千代田線直通急行はダイヤが重なるため、これらの急行の運転時間帯には上下とも運転されないと予想します。
さて、土休日ダイヤについての予想ですが、プレスリリースが「平日・土休日日中の多摩線〜東京メトロ千代田線直通列車の新設」となっており、多摩センター駅の時刻表のイメージが11時台から14時台までの分が代表して記載されていることから現土休日ダイヤの町田→新宿及び新宿→相模大野急行の一部は千代田線(または常磐線・千代田線)〜唐木田間の急行に置き換えられると予想します。
これにより、小田急は運用する車両数を現状のままで安定して運用できると考えます。(ただし、前述のようなトラブルが起きないことが条件です)
以上です。
9~10時台や下り新宿発相模大野行きも置き換わるのか気になります。
小田急の公式サイトに掲載されている今年のダイヤ改正のプレリリースには「東京メトロ千代田線から直通し向ヶ丘遊園まで運行する「急行」を、多摩線唐木田まで運行する「急行」に変更します」と記されいますので、
現行ダイヤで準急で運行されている、この時間帯はそのまま準急なような気がします。急行は現行と同様に午前中は町田始発新宿ゆき、夕方は新宿発相模大野ゆきのままだと思います。
1.運行時間帯(下り、平日・土休日共)代々木上原発10時台〜15時台(この間に設定されている千代田線方面からの各駅停車・準急は急行に格上げの上唐木田行に変更)(上り、平日・土休日共)多摩センター駅10時56分〜16時36分(プレスリリースのイメージ図より時間帯が長いが、リリースの向ヶ丘遊園までの千代田線直通急行を唐木田行にするということからこのような結果になりました)
2.夕方の向ヶ丘遊園発の千代田線直通準急16時台3本の扱い(上り、平日に限る)これは新百合ヶ丘もしくは向ヶ丘遊園始発の新宿行急行に格上げ(始発駅までは車両基地から回送電車で入線)
3.第2項及び土休日の町田発新宿行急行が運行しているところの扱い(平日・土休日共)これは急行2連続運行となり、千代田線直通急行は成城学園前で各駅停車、新宿行き急行は経堂で各駅停車接続となる。
なお、これはあくまでも予想ですのでご了承ください。
以上です。
土休日の町田からの急行新宿行と千代田線直通急行との2連続走行のところで、「その時間帯に走っている千代田線直通準急・各駅停車は千代田線直通急行に格上げの上唐木田始発に変更」の趣旨の記述が抜けていましたので補足させていただきます。