JR東海は、東海道新幹線に、グリーン車を超える「上級座席」として、半個室タイプの座席を、2027年度から導入すると発表した。
半個室タイプで、通路から鍵のかかる扉が用意される。大型バックシェルタイプの座席を採用することで、高いプライベート感を確保するという。N700S系のグリーン車の10号車の20席分を潰して、そこに6席を配置する構えだ。
JR東海はこのほか、グリーン車を超える完全個室タイプの座席を導入する準備を進めている。こちらは1編成に2室を用意する。こちらの導入時期は2026年秋とすることを発表した。
https://jr-central.co.jp/news/release/_pdf/nws000001_00071.pdf
https://jr-central.co.jp/news/release/_pdf/000043528.pdf
この情報は、ななさんからいただきました。ありがとうございました。
2025年03月21日
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ななさんに提起いただいた東海道新幹線の上級座席ですが、グリーン車20席をつぶして6席新設するようです。そうなるとグリーン車が満席ならばその3倍以上、東京・新大阪間なら6,7万円とし、かつ上級座席も満席にならないと売り上げが減ってしまいます。
グリーン車は20席くらいはたいてい空いているから、その有効活用にもなるということで、2倍くらいの4万円くらいにするのでしようか。
東海道新幹線は席割りを完璧に揃えることで車両の回しを自由にしてきたと言われていますが、JR東海も編成を多様化するのかにも注目です。
東日本のE10がグランクラス廃止としたこととも対照的です。
一方、普通車とグリーン車の1両あたりの売り上げを比べると、グリーン車64席のスペースは普通車なら85から90席になって、ほぼ同額になりそうです。見方を変えれば1.4倍のスペースを1.4倍で買っていることになります。こちらはバランスがとれていて、普通に買う限り割安ではありませんね。
東海道新幹線のグリーン車は、JR東とは違って編成の中ほどにあるので通り抜けも多くなっています。プライバシーを大事にすると、飛行機にも個室はないし、プライベートジェットは何桁も違ってしまい、車では時間がかかりすぎる。こう考えると東海道新幹線の個室にはライバルがなく、グリーン車の3倍どころかそれ以上の価格にしても埋まるかもしれません。