2025年06月10日

[JR東日本]青い夜行特急車両を整備。E657系を改造。全車グリーン個室に。首都圏と北東北結ぶ

 JR東日本は、夜行特急車両1編成を新たに整備すると発表した。E657系10両編成を改造する。ラウンジカーを除いて全車がグリーン個室となる。
 2両がプレミアムグリーン個室車となる。プレミアムグリーンの個室は1人用と2人用が整備される。7両がグリーン個室車。グリーン個室は、1人用、2人用、4人用が整備される。1両はラウンジカー(販売スペース含む)。定員は1編成で120人程度の見込み。
 外観は青と濃紺で、「ブルートレインの記憶を受け継ぐ」とリリースでは表現している。
 運行開始は2027年春。運行エリアは、首都圏から北東北を想定。時期によって異なるとしている。
 詳しい運行区間や運行ダイヤ、利用料金、列車名称などについては今後発表するとしている。

https://www.jreast.co.jp/press/2025/20250610_ho03.pdf

この情報は、夏海さんからいただきました。ありがとうございました。
posted by Uchio at 20:38 | Comment(14) | TrackBack(0) | ニュース はてなブックマーク - [JR東日本]青い夜行特急車両を整備。E657系を改造。全車グリーン個室に。首都圏と北東北結ぶ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
管理人様、記事ありがとうございます。

個人的な話で恐縮ですが、私は「妄想鉄」の側面もありまして、
もしもE657系が夜行用に改造されて、JR西日本の「WEST EXPRESS 銀河」みたいになったら…、と妄想したことがあるのですが、
まさかそれが現実になるとは思っておらず、今回の発表には驚くとともに嬉しくなりました。

運行開始当初は、首都圏から北東北を目指す夜行特急(多客臨)になるようですので、
かつての「はくつる」「ゆうづる」「あけぼの」を彷彿とさせるようなルート、ダイヤだと良いな、
なんて思っております。
Posted by なな at 2025年06月10日 23:01
 「銀河」も楽しかったですし、他社も安価な夜行列車を走らせないかなと期待していたのでうれしいですね。
 E657も製造開始から15年になるのですね。仙台行とかが減って余剰が出ていたいたことも後押ししたのでしようか。
Posted by Bangkok at 2025年06月11日 07:47
「寝台特急」ではなく、「夜行特急」ですね。
通常の特急車両を日付をまたいで夜間に運行する方式の様ですね。
21世紀になってからは深夜の特急が廃止となる中で新設は極めて異例です。
Posted by えびすこ at 2025年06月11日 09:46
リリースを読むと全ての席がフルフラットにできると読み取れるため、夜行座席特急というテイで寝台特急を提供する銀河と類似したコンセプトですね。
編成が1本だけなので、臨時列車としてあちこち走らせて需要を計ろうとしているのでしょうか。
(一人部屋のフラット面が90cm*195cm程度=開放A寝台程度の床面積かつグリーン個室扱いなので、そこまで安くはならなそうだな? と見ていますが…)

東北方面で座席扱いの寝台だとゴロンとシートがありましたが、こちらは全席完全個室という点でもう一歩進んだ感がありますね。
Posted by 対象のドリンク at 2025年06月11日 10:45
>そこまで安くはならなそうだな? と見ていますが…
 
 私が「安価な」と書いたことを踏まえてのコメントならばですが、「四季島とかに比べれば(ずっと)安価」の意です。言葉足らずだったもしれませんね。
Posted by Bangkok at 2025年06月11日 12:12
Bangkok様
E657系に余剰が出ているのは事実ですが、「仙台行きが減った」という事実はありません。
仙台発着の定期列車は、2020年の運転再開以来3往復を維持しています。
減ったのは「ときわ」で、特に、2022年の改正で夕方の土浦行きが全廃されたことで、余剰が生じることとなりました。

ちなみにですが、2025年春改正時点でのE657系の運用は、19本配置14本使用だそうです。
検査予備を考慮しても波動用が2〜3本余っている、という状況でしたので、抜擢は自然な成り行きだったのでしょうね。
加えて、交直流車なので運用可能範囲が広く、車齢もまだ低いので、
今後長く活躍できる車両である、という点も、E657系抜擢の理由でしょう。
Posted by なな at 2025年06月11日 18:16
料金についてですが、社長が会見で東京新青森新幹線グリーン料金利用にプラスアルファしたぐらいの金額、と述べています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/1f6c0891349b2e9c637d76f35a6c7f6a7f6bcc89
閑散期で上記金額が23540円なので最安で25000円からの金額設定かと思います。

ちなみに2010年当時の寝台特急あけぼのの上野青森B寝台がほぼ20000円でした。
物価上昇、設備更新、希少性などを考えると妥当なラインかと思いますが、どうでしょうか。
Posted by aki at 2025年06月11日 19:54
 ななさん、ありがとうございます。改造するなら、経年が少ない方が改造後に使用できる期間が長いですもんね。
 銀河の117系はかなりのお年でしたが、当時のJR西にはこの点では適当な車両がなかったのでしょう。
Posted by Bangkok at 2025年06月11日 20:01
 E657も古いのと新しいので5年くらい違うかと思います。古くてリニューアル時期が近づいている編成を改造するのか、新しくて先が長いのを改造するのか。
Posted by Bangkok at 2025年06月11日 20:36
カシオペアの後継だと思う。
Posted by なべっち at 2025年06月16日 13:15
 せっかくなら、函館まで運転すればいいのになぁ。JR北だって売り上げの分配次第で歓迎だろうし。

 ただ実のところは、北東北でもしっかり売れるから、あるいは他社と分けるほどもうからないから、ということで自社管内で十分なのかもしれませんね。
Posted by Bangkok at 2025年06月20日 19:19
 うーむ。青函トンネルは25kvでしたね。ということで乗り入れは無理。25kv仕様の車両を20kv区間に乗り入れるなら、山形、秋田新幹線のように何とかなるでしょうが逆は(笑)。

Posted by Bangkok at 2025年06月20日 22:03
(Wikipedia:津軽海峡線)
2016年(平成28年)3月26日の北海道新幹線の開業に伴い、海峡線区間の架線電圧の20kVから25kVへの昇圧や自動列車制御装置のDS-ATCへの変更といった設備更新がされ、在来線専用の電車・電気機関車は走行できなくなり、特急や寝台列車は新幹線開業と同時にすべて廃止され、津軽海峡を通過する在来線定期旅客列車は消滅した。

残念ながら函館まで走らせたくても物理的に不可能です…
そういえば今更ですが、1編成なので、毎日運転できませんね。週末限定でしょうか。
Posted by 赤沢 at 2025年06月20日 22:38
 無理とは言っても通常の運転ではということで、ロイヤルエキスプレスのような方法もあります。当然改造費のみならず、もろもろ追加の費用や手間がかかるので、今回やってやる価値があるとなればお願いしたいものです。
 
 今回は個室グリーンが基本だったかと思うので、サンライズの寝台料金を参考にすれば、個室料金は15,000円、プレミアムは倍の30,000円くらいにするのでしょうか。となると、定員の少なさを考えればそう儲かるとも思えません。さらに上記のように函館、北海道にも行けるようにするなら、この1.5倍くらいになるのでは。
 それでも四季島やロイヤルエキスプレスに比べれば、ずっと安価でしょうから乗ってみたいものです。満員御礼が続く気がしますが、それでもたいして儲かりはしないのかなぁ。

 寝台であれ、夜行であれ、コスト削減は不可欠だと思いますが、今のサンライズは通常の終電後や初電前、下りなら静岡や浜松に停車しています。サンライズの利用者のために勤務する人がいるというのはどうかと思いますか、静岡県とこじれる可能性のあることはしたくないかもしれませんね。
Posted by Bangkok at 2025年06月21日 10:44
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