2022年05月25日

[近鉄]第三軌条区間と架線区間を直通できる可動式集電装置を開発。夢洲と各地を結ぶ観光列車に

 近畿日本鉄道(近鉄)は2022年5月23日のリリースで、けいはんな線の第三軌条区間と、奈良線などの架線区間を直通するための「可動式集電装置」の開発を進めていることを明らかにした。けいはんな線が直通するOsaka Metro中央線は、統合リゾート(IR)の計画がある夢洲への延伸工事中で、夢洲地区と沿線各地を直通する観光列車を実現させる考えだ。
 近鉄けいはんな線は、Osaka Metro中央線の規格に合わせて第三軌条方式だが、生駒で接続する奈良線などは架線方式。けいはんな線と奈良線は現状では直通できない。新しい装置は、台車に可動式の集電靴を備える。第三軌条区間では集電靴を利用するが、架線区間を走る際は支障のないよう収納され、パンタグラフによる集電に切り替わる。
 試作品がこのほど完成し、各種試験に入るという。
 今後の実用化段階でどのような車両や列車に装着されるかについては、リリースを見る限りでは、「ひのとり」「しまかぜ」などと並ぶ観光列車を仕立てて、夢洲まで直通させたい意向のようだ。

https://www.kintetsu.co.jp/all_news/news_info/syudennsouti.pdf

この情報は、ライジングさんからいただきました。ありがとうございました
タグ:近鉄
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2022年05月14日

[神戸市営地下鉄]西神・山手線、北神線で16年ぶりにダイヤ改正。朝ラッシュ時3分間隔→3分30秒間隔に

 神戸市交通局は2022年6月10日、市営地下鉄西神・山手線、北神線のダイヤ改正をおこなう。
 西神・山手線では平日朝ラッシュ時の本数を少し減らす。朝ラッシュ時のピーク時間帯は、現在は3分間隔だが、これを3分30秒間隔にする。7〜8時台に1、2本程度の減便となる。
 一方、平日深夜は両方向とも若干の増便があるようだ。
 また、ホームドア設置に合わせて各駅の乗車時間を延ばす。全線の所要時間は75秒間増えるという。
 西神・山手線、北神線の現行ダイヤは2006年改正のもので、約16年ぶりのダイヤ改正となる。

https://www.city.kobe.lg.jp/a80062/925206795556.html
https://www.city.kobe.lg.jp/a80062/kurashi/access/kotsukyoku/subway/station/sindaiya/daiyakaisei.html

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2022年04月29日

[東武]アーバンパークラインを6両→5両に減車。「適正な本数維持」のため

 東武鉄道は、東武アーバンパークライン(野田線)の車両数を今後、現行の1編成6両から5両に減らしていく方針を明らかにした。現在の利用状況をふまえた措置で、「使用電力量を削減しながら、適正な列車本数の維持に努める」としている。
 また、同線向けの新型車両を2024年度から導入する。新型車両も5両編成となる。鉄道チャンネルによると、25編成を導入し、そのうち18編成については4両を新造し、従来車両から抜いた1両を足して5両編成にするという。
 ここから私見です。ここ数年、急行運転や終電繰り下げなど、意欲的な攻めの姿勢が続いていた東武アーバンパークライン。今回の減車は後退になるわけですが、利便性の点でいえば、本数が維持されることのメリットは大きいですね。ただ、ラッシュ時も5両で足りるのかという懸念はありますが、そのあたりはさすがに考慮の上での決定なのでしょうね。

(東武鉄道)
https://www.tobu.co.jp/cms-pdf/releases/20220428101948xAjXttvVkCPcsLFY-1sKOQ.pdf
(鉄道チャンネル)
https://tetsudo-ch.com/12372062.html

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2022年04月24日

[近鉄]駅掲示時刻表、近鉄独自の縦書き形式から一般的な横書きに。南大阪線改正の対象駅

 近鉄(近畿日本鉄道)は、2022年4月23日の南大阪線系統のダイヤ改正の対象駅について、各駅の掲示時刻表のデザインを変更した。これまでは、同じ時間帯の列車が縦に並び、1日の時間経過が左から右に進む独自の縦書き形式だったが、この変更で、他社でも一般的な横書き形式(同じ時間帯の列車が横に並ぶ)に変わった。
 従来の形式は、時間が縦割りになっているほか、行き先と種別ごとに行が分かれているのも大きな特徴だった。乗りたい種別と行き先が明確な場合はとてもわかりやすい一方で、次に来る電車を知りたいという場合はすべての行を確認する必要があった。
 改正の対象範囲外の各駅では従来の形式のものが残るが、橿原神宮前の京都線は新形式になっており、今後のダイヤ改正などのタイミングで変わる可能性がある。
 ここから私見。個人的には、近鉄独自の従来型はダイヤのパターンが見渡しやすくて好きでしたが、このあたりは他の方のご意見(実際に近鉄を日常的に利用されている方は特に)も聞いてみたいところです。遠近分離を基本としていて、種別ごとの担当範囲が明白で、種別と行き先の組み合わせに例外が少なかった近鉄ならではの形式だったのかもしれません。ここ最近の特急の減便や、優等種別の区間短縮という中で維持しづらくなってきたのでしょうか。
 あと、近鉄らしいといえば「当駅仕立て」という表現ですが(他社では「当駅始発」)、こちらは新しい時刻表でも残っていました。

▼新しい形式の時刻表(大阪阿部野橋の平日)
新しい形式の時刻表

▼従来の形式の時刻表(大阪阿部野橋の平日)※2021/7/3改正ダイヤ
現在の形式の時刻表

▼2007年の時刻表。今よりも特急は多い
2007年の時刻表


この情報は、ライジングさん、ななさん、南武線利用者さんからいただきました。ありがとうございました。
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2022年03月07日

[多摩モノレール]朝夕と深夜帯に減便。朝ラッシュ時は停車時間削減(2022年3月12日ダイヤ改正・20)

 多摩都市モノレールは2022年3月12日にダイヤ改正を行い、平日朝夕と深夜を減便する。
 はっきり減便となるのは平日夕方で、現行ダイヤでは、平日16〜19時台(時間帯は立川南駅基準)は多摩センター方向が毎時8本だがこれを7本にする。合計で4本が削減される。上北台方向も同様に17〜20時台に合計4本が削減される。
 平日の朝ピーク帯も両方向で1本ずつの減便をおこなう。リリースによると、朝ラッシュ時には、利用減をふまえて停車時間を削減し、全線で80秒の所要時間短縮をはかるという。
 平日・土休日ともに20時以降の運転間隔を広げ、深夜にかけて両方向でそれぞれ1〜3本の減便となる。

https://www.tama-monorail.co.jp/220214_3.12_timetable_revision.pdf

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2022年02月28日

[関鉄]常総線と竜ヶ崎線でダイヤ改正。朝晩に減便、午後には増便も(2022年3月12日ダイヤ改正・19)

 関東鉄道は2022年3月12日に、常総線と竜ヶ崎線でダイヤ改正をおこなう。輸送需要に応じての減便基調だが、常総線では平日午後の通学時間帯に増便もある。
 常総線の平日ダイヤでは、上下全体で9本を減らす。朝上りは、取手−守谷間を2本減らす。平日夜下りは、取手−水海道間と下妻−下館間の下りを1本ずつ減らす。快速は、早朝の下館−下妻間1往復分と、日中の1往復がなくなる。一方で、15〜16時台には取手−水海道間で1往復を増やす。通学需要に応じたものだとしている。
 竜ヶ崎線では、全体として1往復が減便される。JRの接続に応じたものとの説明がある。JR常磐線で新設される平日上り9時台の特快に接続するために時間をずらし、運転間隔を変えることで1本を削除したものと思われる。

https://www.kantetsu.co.jp/img/news/2022/22022201_train/info.pdf
https://www.kantetsu.co.jp/news/dia_train.html

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2022年02月25日

[近鉄]南大阪線系統で2022/4/23ダイヤ改正。急行と準急の一部を短縮し、2両の区間列車に置き換え

 近畿日本鉄道は2022年4月23日に、南大阪線・吉野線・長野線・御所線のダイヤ改正をおこなう。日中を中心に一部の急行・準急の区間を短縮し、区間普通列車に置き換える。
 吉野発着の急行の一部を橿原神宮前発着に短縮する。対象となるのは、平日は下り6本、上り3本で、土休日は下り3本、上り4本。
 また、橿原神宮前発着の準急の一部を古市発着に短縮する。対象となるのは、平日は下り10本、上りは12本で、土休日は下り12本、上り14本。
 橿原神宮前−吉野間と、古市−橿原神宮前間については、代わりに2両編成の普通列車を運転するという。
 また、平日午後の古市発着の普通4本(両方向に2本ずつ)を、藤井寺発着に短縮する。
 近鉄では、2021年7月に全線で日中を中心に減便するダイヤ改正を行い、南大阪線でも日中の急行を区間急行に変更し、古市−橿原神宮前間の普通を削減していた。

https://www.kintetsu.co.jp/all_news/news_info/2022daiyahenkou.pdf

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2022年02月17日

[埼玉新都市交通]日中11〜14時台を15分間隔に。夕方・夜間も減便(2022年3月12日ダイヤ改正・18)

 埼玉新都市交通(ニューシャトル)は、2022年3月12日にダイヤ改正をおこなう。2021年春改正での朝ラッシュ時の減便に続いて、日中と夕夜間の減便をおこなう。
 日中は平日・土休日ともに、11〜14時台を15分間隔とする。埼玉新都市交通は、2007年の鉄道博物館のオープンに合わせたダイヤ改正で土休日日中に増発して10分間隔にして以来、平日も段階的に増発(2010年2013年2014年など)を続け、現在では平日12〜13時台の一部を除いて日中は10分間隔になっている。しかし、コロナの影響による乗客減を受けて転換する形になる。
 平日夕方ラッシュ時は現在、全線で5〜10分間隔だが、改正後は内宿発着の列車を10分間隔として、40分に1回、丸山発着の列車がその間に挟まる形に変更する。
 夜間には15分間隔の時間帯を拡大する。平日は大宮発21:20発から(現行は22:20発から)、土休日は大宮発19:50発(※)から(現行は20:50発から)、それぞれ15分間隔になる。

(※追記 2/18 22:20  当初、大宮発を20:00発と書いていましたが、正しくは19:50発でした。ライジングさん、ご指摘ありがとうございました)

https://www.new-shuttle.jp/topics/21c84724940d8c74bf6860c51f52549ef0001018.pdf

この情報は、ライジングさんからいただきました。ありがとうございました
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2022年02月14日

[神鉄]各線で朝と夕方・夜間に減便。粟生線の急行は消滅。終電繰り上げも(2022年3月12日ダイヤ改正・17)

 神戸電鉄は2022年3月12日にダイヤ改正をおこなう。コロナの影響による利用客減少を受けて、朝晩の減便(区間短縮を含む)や終電の繰り上げをするという。

有馬・三田線■朝晩に減便。朝上り特快速1本が急行に

 有馬・三田線では、平日朝ラッシュ時に上り2本を減便する。6時台の有馬温泉発新開地ゆきを有馬口止まりにし、8時台の岡場発1本を廃止する。また、上り特快速1本を急行に、上り急行2本を普通と準急にそれぞれ変更する。下り列車にも減便がある。
 土休日の朝は、新開地−鈴蘭台間の列車を中心に、上下7本を減便する。
 夕方から深夜にかけての下りは、新開地−鈴蘭台間の列車を中心に、平日は10本、土休日は9本を減便する。一方で、道場南口着の列車が平日・土休日ともに1本増える。平日・土休日ともに、下り急行1本を準急に変更する。上り列車にも減便がある。
 新開地発の三田ゆきの終電が、道場南口止まりに短縮の上、10分繰り上がる。道場南口以遠の終電は27分繰り上がるという。上りも一部区間で繰り上げがある。

粟生線■急行はすべて準急に変更

 粟生線では、平日朝ラッシュ時の上り急行3本がいずれも準急に変更になり、粟生線から急行は消滅する。準急は粟生線内は各駅停車で、2020年のダイヤ改正での快速廃止に続いて、今改正から線内で通過運転する種別がなくなる。平日朝はほかに、6時台に志染発新開地ゆき1本が削減される。下りは新開地発西鈴蘭台ゆき1本が削減される。
 土休日の朝は、西鈴蘭台発新開地ゆき1本が削減される。
 夕方から深夜にかけての下りでは、平日・土休日ともに西鈴蘭台−志染間で1本を減便する。そのほか、新開地始発の列車の一部が鈴蘭台始発に短縮される。
 新開地発三木ゆきの終電が志染止まりに、志染ゆきの終電が鈴蘭台止まりにそれぞれ短縮される。これにより、志染−三木間の終電は24分、鈴蘭台−志染間の終電は20分、それぞれ繰り上がる。

https://www.shintetsu.co.jp/release/2022/220209.pdf
https://www.shintetsu.co.jp/information/img/2202091.pdf

この情報はライジングさん、宝塚人さんからいただきました。ありがとうございました
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2022年02月09日

[相鉄]12〜14時台の横浜発特急が快速に変更。JR直通が特急に(2022年3月12日ダイヤ改正・16)

 相模鉄道は、2022年3月12日にダイヤ改正を行う。
 平日・土休日ともに日中12〜14時台の下りはパターンが変わり、横浜発特急が快速に変更される。この時間帯の横浜発の優等列車は、現行ダイヤでは30分間に特急1本、快速2本だが、これが快速3本になる。一方で、JRから直通する列車(現行では相鉄線内各停)が、特急に変わる。新ダイヤでは、横浜発の特急は11:57(土休日は11:58)の次は15:09になる。
 ただし、上りについては従来通り、特急は横浜ゆきで、JR直通は各停のままだ。横浜発の特急がなくなるため、この時間帯の二俣川での湘南台ゆき各停の待避時間が短くなる。
 平日朝ラッシュ時は、8時台の湘南台発の通勤特急のうち1本が各停に変更になり、代わりに海老名発各停が通勤急行になる。8時台のもう1本の通特はいずみ野で緩急接続が行われるようになる。
 夕方ラッシュ時には、湘南台ゆき各停が二俣川での待避時間を少し伸ばし、急行海老名ゆき2本の接続を受けるようになる(現行ダイヤでは2本目の到着前に二俣川を出発)。
 ホームドア設置に伴い、日中から夜にかけての停車時間を見直す。全線で1〜2分の所要時間増になるという。これを受けて、多くの駅では1〜2分単位で初電が繰り上がる。
 2023年の相鉄・東急直通線の開業を控えて、今改正では8両編成の列車が増えるという。

https://cdn.sotetsu.co.jp/media/2022/pressrelease/pdf/r22-18-fxc.pdf

この情報は、ライジングさん、ななさんからいただきました。ありがとうございました。
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2022年02月07日

[京成][北総]日中の京成本線特急を快速に変更。新鎌ヶ谷−印西牧の原間の区間列車増発。2022/2/26にダイヤ改正

この記事はもともと1月25日に投稿したものですが、より詳細な発表がありましたので冒頭に追記して再投稿し、配信日付を更新しました。

ここから追記 2/7 23:30

 京成電鉄と北総鉄道は、2022年2月26日のダイヤ改正の各駅の時刻をウェブサイト上で発表した。1月に発表したプレスリリースでは言葉足らずで詳細が謎だった部分も含めて、全容がようやく判明した(リリースに明記されていた、深夜の成田空港発の変更、北総線の区間列車増発やライナー関連は、後半にある元記事をご覧ください)。

日中■上野系統の快速は佐倉発着、浅草線系統の快速がすべて成田空港発着に

 日中は40分パターンが維持される。本線の高砂−津田沼間は、40分に快速特急1本、快速3本、普通4本となる。
 現行ダイヤでは成田空港発着の特急から置き換わる快速(40分に1本)は、佐倉発着となる。上野発で快速に置き換わる時間帯は平日の10〜14時台と、土休日の10〜17時台前半。
 一方、浅草線から快速は20分間隔(40分に2本)のままで、すべて成田空港発着になる(現行ダイヤは半数が佐倉発着)。特急の快速化に伴って、うすい発着の普通の半数(40分に1本)が京成津田沼発着に短縮されるが、それ以外の普通の本数には変化がない。特急の快速化で、小岩や東中山で緩急接続がおこなわれるようになる。
 押上線内では、浅草線のエア快の半数が各駅停車化されることに伴って、線内通過運転をする列車が変更になる。横浜方面からの列車(現在は普通で押上でエア快待避)の半数(40分に1本)が快特に変更され、この列車が上野−佐倉間の快速と接続する。

朝夕・夜間■20時以降は大幅に変更。夜間に浅草線からの快速を新設

 平日朝ラッシュ時上りは、本線上野口の普通に減便があるが、京成津田沼断面や押上線方面はほとんど変化がないようだ。
 平日夜間下りの押上線〜本線は、18、19時台の浅草線からの快速特急の半数が特急に変更される。20時以降は大幅な変更が入る。20時台には、浅草線からの本線系統快速2本が新設され、代わりに通特1本がなくなる。23時台にも通特1本が快速に変更される。さらに、22時台には高砂始発(化け?)の下り快速1本が新設されるようだ。
 上野口では、平日18〜19時台の上野発優等のうち、アクセス特急3本と快速(本線系統)2本が廃止される。代わりに高砂止まりの快速が17〜19時台に3本できる。
 北総線では、高砂断面で22時以降の特急2本が減便となるほか、18時台の急行1本が普通に変更される。

 ここから私見ふたたびですが、あまりにも言葉足らずなリリースでさまざまな憶測を呼びましたが、日中の減便はうすい発着の普通が津田沼発着になった程度でしたね。「わかりやすいダイヤ」がどこを指すのかはまだ謎ですが、いろいろな駅の日中ダイヤをみると、普通も快速もきっちりと10分間隔になっている箇所が多いことに気付きます。空港客をスカイライナーやアクセス特急に誘導する一方で、これまでどうしても犠牲になりがちだった沿線の小駅の利便性を追求したのかもしれません。

この情報は、としぞうさん、ライジングさんからいただきました。ありがとうございました。

追記ここまで。この下は1/25に公開した記事本文です)


 京成電鉄、北総鉄道は2022年2月26日、ダイヤ改正を行う。京成電鉄は、利用状況を踏まえて、行き先・種別の変更や、列車本数の見直しをするとしている。日中の本線系統の特急を快速に変更するという点が明らかにされたものの、それ以外の説明はなく、詳細は時刻表の発表を待つことになりそうだ。北総鉄道では、今秋の運賃値下げを見据えて区間列車を増発する「攻め」の改正となる。
京急・都営の記事は別途掲載しました

日中■特急を快速に変更……以外のことは不明

 現行ダイヤでは、京成本線の日中は40分パターンで、スカイライナー以外の優等列車は、特急(上野−成田空港間)、快速特急(上野−成田間)がそれぞれ1本と、浅草線直通の快速が2本(うち1本は成田空港発着、1本は佐倉発着)。以前は20分パターンで特急と快速が1本ずつだったが、2019年秋のダイヤ改正で、空港発着の特急の半数が、成田発着の快速特急に置き換わって、現在のパターンになっていた。さらに浅草線直通優等には、アクセス特急と快速特急(青砥または高砂発着)が40分に1本ずつ加わる。
 新ダイヤの日中について、リリースで変更箇所がはっきり記されているのは、特急が快速に変更になるという点のみ。この快速の運行区間などは不明だが、リリースでは、上野・日暮里−成田空港間の利用者はアクセス特急と快速特急を乗り継ぐことで速達性が確保されるとうたっており、成田空港発着ではない可能性がある。
「わかりやすく利用しやすいダイヤ」という表記も何を指すのかがはっきりしないが、仮に浅草線系統に大きな変更がなければ、40分パターンに快速3本、快速特急1本というダイヤになる。「列車本数の見直し」については不明だが、少なくとも特急の快速化により津田沼以東の普通が削減される可能性がある。
 都営浅草線では、線内を通過運転する「エアポート快特」の半数が各駅停車に変更になる。アクセス特急が残るものと思われ、そうなると青砥(高砂)発着の快速特急が該当する可能性が高いが、もしこれが押上線内通過のまま残れば、本線系統の快速と接続をとるものと思われる。
 なお、千葉日報は今回の改正を報じた記事で、特急が快速に変更されるのは12〜15時ごろで、目的は「特急通過駅の利便性向上」だとしている(=この行は1/26 23:00に追記)。

夜間■成田空港発の上り最終を9分繰り上げ

 平日夜間には、浅草線系統の快速特急の一部を特急に変更する。
 深夜には、成田空港発上り高砂ゆきの終電を9分繰り上げた上で、種別を快速から普通に変更する。現行は23:03発快速だが、22:54発普通になる。現行ではこの快速から接続する普通はなく、普通に変わることで快速通過駅にとってみると終電繰り下げになる。一方で、23:29発の成田空港発宗吾参道ゆきを新設する。

北総線■新鎌ヶ谷−印西牧の原間の区間列車増発、今秋の値下げ見据え

 北総線では、新鎌ヶ谷−印西牧の原(一部印旛日本医大)間の区間列車が増発される。その数は、平日が午前と夕方〜夜間に上り6本、下り5本。土休日は朝に上下各2本。今秋に予定している運賃値下げが目指す「域内移動の促進」に合わせたもので、平日朝9時台の上りと、18〜21時台の下りは、同区間が概ね10分間隔になるとしている。
 最終上りスカイライナーの時刻繰り上げ(詳細は次項)にともなって、浅草線直通の上り最終列車が一部区間で繰り下げられる。

ライナー■青砥停車のライナーは60分おきに

 青砥に停車するスカイライナーは現在は臨時停車扱いで80分に1本だが、改正後は正式な停車駅になり60分に1本に増える。一方で、上野発の時刻が完全な20分間隔から、00、17、40分発に変わる(17分発が青砥停車)。
 成田空港発上り最終のスカイライナーは現在は23:20発だが、20分繰り上がって23:00発になる。
 北総線経由の臨時ライナーは、時刻変更の上で「当面の間」運転するという。

(京成電鉄)
https://www.keisei.co.jp/information/files/info/20220125_140003615851.pdf
(北総鉄道)
https://www.hokuso-railway.co.jp/hokuso-railwaycms/wp-content/uploads/2022/01/20220125_newsrelease.pdf
(東京都交通局)
https://www.kotsu.metro.tokyo.jp/pickup_information/news/pdf/2021/sub_p_2022012510264_h_02.pdf
(千葉日報)
https://www.chibanippo.co.jp/news/economics/889081


この情報は、たけのこの山さん、丸太さん、ライジングさんからいただきました。ありがとうございました。
posted by Uchio at 23:00 | Comment(124) | ニュース はてなブックマーク - [京成][北総]日中の京成本線特急を快速に変更。新鎌ヶ谷−印西牧の原間の区間列車増発。2022/2/26にダイヤ改正 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

[京王]特急が笹塚、千歳烏山停車、「準特急」と同一停車駅に。準特急の名前は消滅(2022年3月12日ダイヤ改正・1)

この記事はもともと2021年12月10日に投稿したものですが、より詳細な発表がありましたので冒頭に追記して再投稿し、配信日付を更新しました。

ここから追記 2022/2/7

 京王電鉄は2022年春のダイヤ改正の詳細を発表した。改正日は2022年3月12日。また、ヤフー路線情報など一部の乗り換え検索サイトで改正後の時刻表が公表され、内容が明らかになってきた。
 リリースによると、朝ラッシュ時に一部区間で1〜3本の減便がある。相模原線の土休日の変更点は、特急(一部急行)が多摩センター以西各駅に停車し、代わりに区間急行が多摩センター止まりになる。動物園線は土休日10〜18時台は12分間隔に増発される。
 また、ヤフー路線情報など、一部の乗り換え検索サイトでは改正後の時刻表が検索可能になっている。それによると、日中の新宿−調布間については、各種別の運行本数はほぼ現行通り(準特急は特急に変更)。高尾線の朝の急行は線内通過運転のまま存続しているようだ。また、平日20〜21時台の特急(京王八王子ゆき)の半数は急行に変更になっている。

(2度目のリリース)
https://www.keio.co.jp/news/update/news_release/news_release2021/nr20220127_daiya.pdf

 コメント欄に情報を寄せていただいた、たけのこの山さん、ライジングさん、ムーンライトながら族さん、うしさん、ありがとうございました。

追記ここまで。この下は2021/12/10に投稿した記事本文です)


 京王電鉄は2022年春にダイヤ改正を行うと発表した。
 特急の停車駅に笹塚と千歳烏山、京王片倉、山田、狭間を追加する。現在の準特急と同じになる。種別としての準特急は廃止され、特急に統合される形だ。リリースでは、日中の運行本数は維持されるとあり、現行の特急3本(=毎時、以下同じ)・準特急6本から、特急(停車駅は現在の準特急)9本になるものと思われる。
 一方で、朝ラッシュ時の上り列車は減便する。リリースでは「運行本数適正化により定時性を向上」と表現している。具体的な中身は不明だが、詳細は1月下旬頃に発表するという。また、相模原線では土休日日中の多摩センター以遠で、種別見直しと本数の削減をおこなう。こちらも1月下旬の詳細発表だが、現行の平日同様、準特急(改正後は特急)が多摩センター以遠は普通となる可能性が高そうだ。また、土休日の動物園線も「便利な等間隔」に変更するという。
 座席指定制の「京王ライナー」については、平日も明大前に停車させる。今年10月30日から土休日は停車していた
 なお、今回の発表では、ダイヤ改正実施日は明らかにならなかった。これも1月下旬に発表するとしている。

 ここから私見です。個人的には、準特急の消滅というより、特急の消滅という印象を受けました。とはいえ、以前にも似たようなことがありましたね。京王の特急の途中停車駅の変遷を振り返ると、2012年までは、明大前、調布、府中、聖蹟桜ヶ丘、高幡不動、めじろ台(※)、高尾でした。とはいえ、当時の特急は1日に数本が残るのみで、主力優等は準特急でした。2012年8月の調布地下化ダイヤ改正でわずかに残っていた特急が消滅したあと、2013年のダイヤ改正で、分倍河原と北野を新たに停車する形で復活。これは当時の準特急と同じ停車駅で、今回と同様、「事実上の準特急化」でした。ただ、その改正では、種別としての準特急は、北野以西各駅停車の列車になることで生き残りました。2015年の改正では、準特急の停車駅にさらに笹塚、千歳烏山が加わった上で、多くの特急が準特急に変更されて、今に至ります。
 京王は長らく、@特急・準特急、A都営線直通の優等、B各駅停車の3層構造ですが、ここ最近の@の停車駅拡大は、@がAの役割も吸収して、利用率がそれほど高くないAをいずれ削減していく流れになるのかなと以前は予想していましたが、意外とそうならないのですね。今回も違う狙いなのでしょうか。

2022年3月ダイヤ改正の速報はこちら

https://www.keio.co.jp/news/update/news_release/news_release2021/nr20211210_daiya.pdf

この情報は、エレクトリックシューズさん、慶応ライナーさん、ななさん、hkkt8300さん、Yさんからいただきました。ありがとうございました。

(※)投稿当初、2012年時点の特急停車駅にめじろ台が抜けていましたので追記しました。ご指摘いただいた多摩センター民さん、ありがとうございました。
posted by Uchio at 21:00 | Comment(69) | ニュース はてなブックマーク - [京王]特急が笹塚、千歳烏山停車、「準特急」と同一停車駅に。準特急の名前は消滅(2022年3月12日ダイヤ改正・1) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年02月05日

[TX]朝ラッシュ時に八潮始発3本を削減。深夜も減便で最終下り快速は22時発に(2022年3月12日ダイヤ改正・15)

 つくばエクスプレス(首都圏新都市鉄道)は、2022年3月12日にダイヤ改正をおこなう。一時的なものを除くと、開業以来はじめての減便改正になる。
 平日朝ラッシュ時には、八潮始発の上り列車3本を減便する。最ピークの1時間の本数(八潮−秋葉原間)は25本から24本になる。ピーク後半には守谷始発を1本増やす。
 平日土休日ともに深夜23時台の下りには、最後の下り快速1本(秋葉原23:00発)を区間快速に変更し、区間快速1本(同23:16発)を削減する。改正後は快速の最後の列車は22:00発になる。さらに0時台の守谷ゆき普通1本を削減する。
 夜の上りでは、平日夜20時台の守谷発普通1本を、つくば始発に延長し区間快速に変更する。一方で平日土休日ともに22〜23時台には守谷発の本数を2本減らす。
 さらに、つくば発北千住ゆきの終電を八潮止まりに短縮する(平日土休日共通)。

https://www.mir.co.jp/assets_rti/pdf/f4e9fbef8b5ea94c0fe63f94d93f5bb9.pdf

この情報は、ライジングさんからいただきました。ありがとうございました。
posted by Uchio at 10:53 | Comment(26) | ニュース はてなブックマーク - [TX]朝ラッシュ時に八潮始発3本を削減。深夜も減便で最終下り快速は22時発に(2022年3月12日ダイヤ改正・15) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年01月29日

[相鉄][東急]新横浜線開業は2023年3月、東武東上線とも直通。西武とは直通せず

 相模鉄道と東急電鉄、鉄道・運輸機構は、羽沢横浜国大と日吉を結ぶ新線「相鉄・東急直通線」(営業上の名称は相鉄新横浜線・東急新横浜線)の開業時期を、2023年3月とすると発表した。トンネルや駅の土木工事はおおむね完了し、設備工事をおこなっているという。
 同線は計画当初は「神奈川東部方面線」と呼ばれ、2006年から事業化を開始。当初は2015年3月までに整備予定だったが、用地取得の遅れや地盤改良のための工事追加などで遅れていた。
 このほか、相鉄・東急に加えて、東急東横線・目黒線と直通している東京メトロ、東京都交通局、東武鉄道、西武鉄道、埼玉高速鉄道の7社局が共同で、開業についてのプレスリリースを発表した。詳しい運行計画は「後日にお知らせ」として明かさなかったが、一つだけ明らかになったのは、この7社局の中で西武鉄道だけは新線との直通運転は行わない。一方で東武東上線は直通するという。
 また、東急目黒線、東京メトロ南北線、都営三田線、埼玉高速鉄道では、開業に備えて8両編成化を進めると各社がそれぞれ発表した。
 ここから私見。建設に至った経緯から東横・目黒の両線に直通するものの、おそらく主体は目黒線になると言われてきました。西武が外れたのは、やはり東横線側の列車は限定的だということなのでしょうね。とはいえ、西武と東武で分かれたのはなぜなのか気になります。相鉄・JR直通線のときに、運行計画が発表されたのは開業3ヶ月前でした。今回はもうちょっと早そうな気がします。

(工事概況と開業時期/鉄道・運輸機構、相鉄、東急)
https://cdn.sotetsu.co.jp/media/2022/pressrelease/pdf/r22-13-i8s.pdf
(開業時期の7社共同リリース)
https://cdn.sotetsu.co.jp/media/2022/pressrelease/pdf/r22-14-hz9.pdf

この情報は、たけのこの山さん、ライジングさんからいただきました。ありがとうございました。
posted by Uchio at 11:08 | Comment(80) | ニュース はてなブックマーク - [相鉄][東急]新横浜線開業は2023年3月、東武東上線とも直通。西武とは直通せず | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

[東京メトロ]有楽町線住吉支線と南北線品川延伸の事業許可を申請。総建設費は4000億円

 東京メトロ(東京地下鉄)は2022年1月28日、有楽町線と南北線の延伸についての鉄道事業許可を国交相に申請したと発表した。
 有楽町線の延伸区間は、豊洲から分岐して、半蔵門線住吉に至る4.8キロ。東陽町(東西線)を含めて途中駅を3箇所新設する。いわゆる東京8号線と呼ばれているもので、総建設費は2690億円。「臨海地域と都区部東部の観光拠点とのアクセス利便性向上」をうたっており、半蔵門線押上までの直通も検討しているものと思われる。東西線の混雑緩和にも寄与するとしている。
 南北線の延伸区間は、白金高輪−品川間の2.5キロ。途中駅はない。総建設費は1310億円。リニアの整備や周辺の再開発をにらみ、JRや京急のターミナルと都心部のアクセス利便性向上に寄与するとしている。
 いずれも、開業目標は2030年代半ばとしている。
 東京メトロは、当初から副都心線を最後の新線建設と位置づけており、これらの計画に消極的な姿勢を示してきた。
 昨年7月にこの件を報じた読売新聞などによると、国と都は補助金によって建設費用負担を大幅に軽減する意向を示したことで、東京メトロが譲歩したという。

(東京メトロ)
https://www.tokyometro.jp/news/images_h/metroNews220128_1.pdf
(読売新聞)
https://www.yomiuri.co.jp/economy/20210716-OYT1T50008/

この情報は、ライジングさん、たかつさん、ポストJRさんほかからいただきました。ありがとうございました
タグ:東京メトロ
posted by Uchio at 10:58 | Comment(63) | ニュース はてなブックマーク - [東京メトロ]有楽町線住吉支線と南北線品川延伸の事業許可を申請。総建設費は4000億円 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年01月27日

[都営]新宿線の急行は大幅減、大江戸線と舎人ライナーは早朝に増発(2022年3月12日ダイヤ改正・14)

 東京都交通局は、都営地下鉄三田線、新宿線、大江戸線と日暮里・舎人ライナーのダイヤ改正を、JRグループほか各社と同日の2022年3月12日におこなうと発表した。
 なお、各線とも2021年1月20日より実施している終電繰り上げのうち、現在も実施が継続している分については、それをそのまま正式ダイヤ化する(一部区間は現状より繰り上げ・繰り下げもある)。
(三田線の改正内容は前回の記事をごらんください。同時に発表された都営浅草線については別記事にしました

都営新宿線■日中の急行は大幅に減少

 新宿線については、昨年末の発表時点で、改正があることと「一部急行の各停への変更」という点を公表していたが、今回はより詳しい内容を明らかにした。
 都営新宿線の急行は現在、日中に毎時3本(20分間隔)運転されている。改正後は、新宿方面は午前中のみで毎時1〜2本、本八幡方面は午後のみで毎時1〜2本と、大幅に削減される。リリースでは「各停に変更」と書かれているものの、各停は現在の毎時9本が10本に増えるのみで、トータルでは減便ということのようだ。

都営大江戸線■平日の早朝と夕方に増発

 大江戸線は、平日の早朝と夕方に増発をする。
 早朝5時台には光が丘発1本と清澄白河発外回り1本を増発し、夕方には16時台に都庁前発外回り1本と、18時台に光が丘発1本をそれぞれ増発する。
 終電については、現状の終電繰り上げダイヤと比較して変更箇所が多い。たとえば、飯田橋から清澄白河ゆき終電は現在、清澄白河0:45着(繰り上げ前は1:00着)だが、8分繰り下がって0:53着になる。一方で、現在繰り上げをしていない六本木から清澄白河ゆき終電は、清澄白河着が10分繰り上がって、0:45着となる。

舎人ライナー■初電を5分繰り上げ

 日暮里・舎人ライナーでは、両方向とも初電を5分繰り上げ、早朝帯の増発もおこなう。
 土休日には、日暮里発の終電を3分繰り下げる(現行は0:00発)。

https://www.kotsu.metro.tokyo.jp/pickup_information/news/pdf/2021/sub_p_2022012510264_h_02.pdf

この情報は、Yさん、ライジングさんからいただきました。ありがとうございました
posted by Uchio at 19:42 | Comment(11) | ニュース はてなブックマーク - [都営]新宿線の急行は大幅減、大江戸線と舎人ライナーは早朝に増発(2022年3月12日ダイヤ改正・14) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年01月26日

[都営][京急]浅草線のエア快の半数が各停化、西馬込口は日中9→6本/時に。2/26にダイヤ改正

 京浜急行電鉄、東京都交通局は2022年2月26日に、京急各線と都営浅草線のダイヤ改正をおこなう。
京成・北総の記事はこちら。浅草線以外の都営各線の記事はこちら

都営浅草線■浅草線のエア快半数が各駅停車に。西馬込口は日中毎時9→6本に

 都営浅草線では、線内を通過運転するエアポート快特(エア快)について、日中帯(現行毎時3本)の半数を、線内は各駅に停車する種別に変更する。日中帯には、エア快が走るタイミングでは通過駅は10分間隔が空いている。エア快は2014年のダイヤ改正で、それまでの40分毎から20分毎に増えたが、今回元に戻るかっこうになる。
 朝夕のエアポート快特の一部も各駅に停車する種別に変更される。
 泉岳寺−西馬込間の日中は現在は毎時9本だが、減便して毎時6本(10分間隔)になる。
 2021年1月20日から始まった終電繰り上げのうち、現在も継続して運休中の泉岳寺発西馬込ゆき最終列車(西馬込0:40着)は正式に廃止となり、改正後の終電は西馬込0:32着となる。

京急本線■久里浜以南の日中20分間隔を正式ダイヤに

 平日日中の久里浜線京急久里浜以南は「20分間隔」が正式ダイヤになる。2021年10月に「コロナ対策」のためのダイヤ変更で、日中11〜15時が10分間隔から20分間隔になっていたが、これを正式化する。
 個々の列車の変更点としては、平日(※)夜間に快特三崎口ゆき1本(品川19:29発)が特急に変更になるほか、土休日(※)21〜22時台のエアポート急行羽田空港ゆき2本が、特急久里浜ゆきに変更になる。
 土曜朝に金沢文庫で空車増結する特急(浅草線直通、7本)は、改正後は増結がなくなる。
 イブニング・ウィング号は、品川発21時台の1本がなくなり、最後は21:05発となる。ほぼ20分ヘッドでの運行となる。

京急空港線■空港ゆき始発が品川始発特急に変更

 平日・土休日ともに早朝5時台の羽田空港ゆきの始発列車が、現行の蒲田発普通が品川発になり、しかも特急に変わる。
 平日には、羽田空港22時台発の特急久里浜ゆき1本がエアポート急行逗子・葉山ゆきに変更になる。
 土休日早朝5〜6時台の品川口の快特1本、エアポート快特1本がエアポート急行に変更になる。朝9〜10時台と22時台には、羽田空港発浅草線直通の快特それぞれ2本ずつ計4本が、エアポート急行に変更になる。

※追記 1/26 22:50  京急本線の「個々の列車の変更点」で、平日・土休日の記載が抜けているところがありましたので、追加しました。ライジングさん、ご指摘ありがとうございました)

(京急)
https://www.keikyu.co.jp/assets/pdf/20220125HP_21128TE.pdf
(東京都交通局)
https://www.kotsu.metro.tokyo.jp/pickup_information/news/pdf/2021/sub_p_2022012510264_h_02.pdf

この情報は、ライジングさん、Yさんからいただきました。ありがとうございました。
posted by Uchio at 21:20 | Comment(12) | ニュース はてなブックマーク - [都営][京急]浅草線のエア快の半数が各停化、西馬込口は日中9→6本/時に。2/26にダイヤ改正 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年01月23日

[京都市営地下鉄]3/19ダイヤ改正で烏丸線・東西線ともに夜間を減便。今秋には日中を減便

 京都市交通局は2022年3月19日、京都市営地下鉄各線のダイヤ改正をおこなう。
 烏丸線・東西線ともに夜間21時以降に、それぞれ4本(2往復)ずつ減便をする。現在は毎時5〜6本(10〜13分間隔)だが、4〜5本(12〜16分30秒間隔)に減るという。
 一方、現在最終列車でおこなっている烏丸御池での「シンデレラクロス」(全方向の列車を同時に停車させて乗り継ぎを可能にする)を、最終列車1本前(23:33発)でも実施するほか、減便対象の時間帯については、烏丸御池発着の時刻を調整し、乗り継ぎ時間をできるだけ短縮するという。
 今年秋頃には再度ダイヤ改正をおこない、日中11〜15時台の減便をおこなうとしている。両線ともに8本(4往復)ずつを減らす。現在毎時8本(7分30秒間隔)だが、これを1本減らして7本とする(8〜9分30秒間隔)。
 京都市の発表資料によると、夜間の減便についても当初は今秋に実施予定だったが、経費削減を進めるため、直通する近鉄・京阪への影響が小さい夜間の減便を前倒しをすることにしたという。

(京都市交通局)
https://www.city.kyoto.lg.jp/kotsu/page/0000293856.html
https://www.city.kyoto.lg.jp/kotsu/cmsfiles/contents/0000293/293856/oshirase.pdf

この情報は、ライジングさん、ななさんからいただきました。ありがとうございました
posted by Uchio at 11:17 | Comment(6) | ニュース はてなブックマーク - [京都市営地下鉄]3/19ダイヤ改正で烏丸線・東西線ともに夜間を減便。今秋には日中を減便 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年01月22日

[JR北海道]学園都市線の夜間を減便。ロイズタウン、名寄高校の2駅を開設(2022年3月12日ダイヤ改正・13)

 JR北海道は、2021年3月12日のJRグループ一斉ダイヤ改正の内容を発表した。
 札幌都市圏では、学園都市線(札沼線)の夜19、20時台を現行の毎時4本から3本に減らす。現行は15分間隔だが、20分間隔になる。また、日中に6両編成で運転される12本を、3両編成に減車する。あいの里公園−石狩太美(改正時に「太美」に改称予定)間に、新駅・ロイズタウンを開業する。75本(上下計)が停車するが、9本は通過する。リリースでは「最大限設定できる本数を停車」と説明している。
 函館線では、小樽−札幌−江別間の普通列車10本を新たに土休日運休とする。
 札幌都市圏以外では、宗谷線の東風連を移設する形で新駅・名寄高校を開設する。快速と普通の全列車にあたる上下計24本を停車させる。
 一方でこの改正に合わせて、全道で7駅を廃止する。JR北海道は、2021年春のダイヤ改正で、利用の少ない駅については18駅を廃止する一方で、18駅については自治体が管理費用を引き受ける「自治体管理駅」に移行した。自治体管理駅18駅のうち、歌内(宗谷線)が早くも今回の改正で廃止される。地元・中川町は、駅周辺の町内会と廃止について合意したとしている。また、廃止される7駅の中には、JR北海道発足後に開設された流山温泉(函館線)も含まれる。

前回の改正はどうだった?2021年春のJR北海道のダイヤ改正記事はこちら

2022年3月12日ダイヤ改正に関する記事の一覧はこちらです

(JR北海道)
https://www.jrhokkaido.co.jp/CM/Info/press/pdf/20211217_KO_kaisei.pdf
(中川町広報)
https://topics.smt.docomo.ne.jp/article/mykoho/region/mykoho-OCJ0147117482176319236

この情報は、ななさんからいただきました。ありがとうございました。
posted by Uchio at 19:51 | Comment(9) | ニュース はてなブックマーク - [JR北海道]学園都市線の夜間を減便。ロイズタウン、名寄高校の2駅を開設(2022年3月12日ダイヤ改正・13) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年12月31日

2021-22年の年越し終夜運転、首都圏では一部の会社のみで限定的に実施

 首都圏の鉄道各社で毎年恒例となっていた大晦日深夜から元日朝にかけての終夜運転。コロナの影響下で2度目の年越しとなる今回(2021-22年)は、一部の会社のみで限定的に実施されることになった。前回(2020-21年)は計画段階では実施する会社と取りやめる会社に分かれたが、直前になって首都圏の各知事らが中止を要請し、実施する予定だったところも最終的に取りやめた経緯がある。

 今回、終夜運転を実施するのは、JR東日本、京成、京王と、東京メトロ、都営地下鉄のそれぞれ一部路線と、多摩モノレール。京成と多摩モノレールはほぼ平年なみだが、それ以外の各社は2年前(2019-20年)と比べて規模を縮小しての実施となる。JR東日本は、2年前には実施した常磐線、京葉線、根岸線などで今回は実施せず、京王も同じく井の頭線では今回実施しない。2年前には全線で終夜運転をおこなった東京メトロと都営地下鉄は今回、銀座線の浅草−上野間と都営浅草線の浅草橋−押上間のみという非常に限定的な実施となる(一部区間は終電繰り下げで対応)。

▼2021-22年の年越しで終夜運転を実施する各社とその区間
(終電繰り下げ、初電繰り上げをおこなう各社および区間もありますが、このリストでは省略します)

JR東日本
山手線 内回り・外回り
京浜東北線 桜木町−大宮間
中央・総武線各駅停車 三鷹−千葉間
中央線快速 三鷹−高尾間
総武本線・成田線 千葉−成田間
埼京線 新宿−大宮間
湘南新宿ライン・横須賀線 逗子・大船−大宮間
青梅線 立川−御嶽間(上下2本ずつ)
高崎線 上野−籠原間(下り2本)
宇都宮線 大宮−小山・宇都宮間(下り2本)
https://www.jreast.co.jp/press/2021/tokyo/20211213_to01.pdf

京成電鉄
上野−成田間、押上−金町間
https://www.keisei.co.jp/information/files/info/20211203_125623667370.pdf

京王電鉄
新宿−高尾山口間、新線新宿−笹塚間
https://www.keio.co.jp/news/update/news_release/news_release2021/nr20211210_syuuya.pdf

東京メトロ
銀座線 浅草−上野間
https://www.tokyometro.jp/news/images_h/metroNews211215_69.pdf

都営地下鉄
浅草線 浅草橋−押上間
https://www.kotsu.metro.tokyo.jp/pickup_information/news/pdf/2021/sub_p_2021121710218_h_01.pdf

多摩モノレール
全線
https://www.tama-monorail.co.jp/211217_press.pdf

この情報は、ライジングさん、ななさんにいただきました。情報をまとめていただきありがとうございました。首都圏以外の情報を教えてくださったtettyanさん、たかつさんもありがとうございました(首都圏以外は手が回りませんでした。すみません)。昨年は直前に中止されたこともあり、このタイミングまで待っての記事化とさせていただきました。
posted by Uchio at 16:43 | Comment(6) | ニュース はてなブックマーク - 2021-22年の年越し終夜運転、首都圏では一部の会社のみで限定的に実施 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする